TOP500

おるがん

ママ・40代・愛知県

  • Line

おるがんさんの声

1896件中 631 〜 640件目最初のページ 前の10件 62 63 64 65 66 ... 次の10件 最後のページ
自信を持っておすすめしたい 知的なユーモア  投稿日:2008/08/13
いぬとにわとり
いぬとにわとり 作: 石井 桃子
絵: 堀内 誠一

出版社: 福音館書店
淡い色合いのちょっと洋風な絵で描かれています。
おはなしの口調がリズムがあって、繰り返しが楽しいおはなしです。

初めはいぬが強い立場ですが、後から立場が逆転します。
いぬがにわとりにしたことは、いぬにとってはちょっとしたいたずらだったのかもしれません。
でもされたほうは、とてもいやな気持ちになるのですね。

小さい子でも理解のできる内容で、堅苦しくなく、明快に書かれています。
リズムを楽しみながら読めるおはなしです。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 美しい花々  投稿日:2008/07/29
リディアのガーデニング
リディアのガーデニング 作: サラ・スチュワート
絵: デイビッド・スモール
訳: 福本友美子

出版社: アスラン書房
女の子が家族に宛てた手紙だけが文章です。
その手紙に書かれていない部分を想像する楽しさがあります。

まったく文章のないページもあるので、色々なおはなしを自分で感じ取っていけます。

アメリカの不況時代を背景にされていて、主人公のリディアの前向きな性格が周りの人をしあわせにしていく様子が心にしみてきます。
誰にでもあるさまざまな壁をどう乗り越えていくのか、この絵本から元気をもらえます。

高学年以上に良いと思います。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う インドの昔話  投稿日:2008/07/29
にげろ!にげろ?
にげろ!にげろ? 絵: ジャン・ソーンヒル
訳: 青山 南
再話: ジャン・ソーンヒル

出版社: 光村教育図書
とても心配性なウサギの行動が発端となって、たくさんの動物が巻き込まれていきます。

「あまりにも心配しすぎることは、自分を見失って失敗してしまう」
「何でもうわさを信じてはいけない」
この二つが教訓として書かれています。

子どもにとって、ある程度の恐れは必要です。近頃はこれがなさ過ぎるほうが問題のように感じます。
でも、過剰なことは何にしてもよくないことです。

それから、子どもは誰かが言っていたとか、今ではサイトに書き込んであったとか、そんな自分で見たことではないことを
信じてしまいトラブルになります。

いつの時代でも、この二つの教訓はためになると思います。

絵が暖かい国らしく、とても色鮮やかで、小さな子どもさんでも喜んで読めそうです。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う 大人気ないおばあちゃん  投稿日:2008/07/29
ぜったい わけてあげないからね
ぜったい わけてあげないからね 作・絵: かとう まふみ
出版社: 偕成社
くいしんぼうのおばあちゃんは、森に散歩に出かけ、出会った動物たちにはおやつを分けてあげません。
そんなおばあちゃんにあきれた動物たちは、もう近寄っていかなくなりました。
寂しくなったおばあちゃん。
さて、どうしたでしょう?

このおばあさん、なんて大人気ないのでしょう!
作者はなぜ子どもではなく、おばあさんにしたのでしょうね。
大人のほうが、子どもよりずっと大人気ないからでしょうか。

このおばあさんの表情がなんともいえないのです。
おばあさんと言うより、子どものように喜怒哀楽を素直に出しています。
子どもにしてしまったら、教訓の話になってしまうから、おばあさんにして「大人のくせに、だめなおばあさん」
と笑って読めるところがいいのかもしれません。

とっても分かりやすいストーリーと絵です。小さい子どもさんにもおすすめです。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい ひげがほしくなります♪  投稿日:2008/07/29
ネコのラジオ局
ネコのラジオ局 作: 南部 和也
絵: とりごえ まり

出版社: 教育画劇
とりごえまりさんの絵は色もタッチの大好きです。
ねこたちのファッションもすてき。日傘もかわいらしい!
こんなねこたちがいる世界をのぞいてみたいです。

海での冒険もありますが、全体的にゆったりとした時間が流れているようで、安心して読める絵本です。
気持ちを沿わせて読んでいける絵本です。自分もねこたちの仲間になっているような気持ちになります。

海のさわやかさが暑さを忘れさせてくれますよ。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 心にしみることばがたくさんあります  投稿日:2008/07/29
さいはての島へ ゲド戦記V
作: ル・グウィン
出版社: (不明)
親子ほども年齢差のあるゲドとアレン王子の旅のなかで、ゲドがアレンに話すことは、
本当に心にしみることばかりです。

環境問題、差別や戦争など、現代に通じることが書いてあって驚きます。
アレンは17才と書かれてあり、今の中学生、高校生に読んでもらいたいと思います。
今は、まだ難しくてゲドのことばがすべては理解できないかもしれませんが、
きっと心のどこかに残っていって、いつかこれかと分かるときが来ると思います。

映画のゲド戦記はこの巻が主になっているようです。本にはまだまだたくさんの素敵なフレーズが載っているのでぜひ読んでもらいたいです。
(映画とはかなり内容が違います)
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 自立とは  投稿日:2008/07/21
こわれた腕環 ゲド戦記U
作: ル・グウィン
出版社: (不明)
ゲド戦記の二巻目です。
この本では、ゲドよりも大巫女のアルハの人生が描かれています。
幼くして大巫女の生まれかわりとして神殿での暮らしをしてきたアルハ。
そこに現れた魔法使いゲドによって、アルハは自分を見つめることになります。

神殿での生活は、今の時代では想像のできない独特なもので、それの独自の雰囲気が伝わってきて不思議な世界に入っていきました。
つつましく、厳格な生活の中に、地下の迷宮のようなその闇の世界に恐れを感じ、決して退屈しません。

思春期の子どもたちは、親から自立する準備段階に入ってきます。
自由を求めるようになります。
アルハが自由を求める気持ちと、自立への不安な気持ちとで激しく葛藤します。
子どもたちに「道しるべ」になる本だと思います。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う 夏にぴったり  投稿日:2008/07/18
ざっそう
ざっそう 作・絵: 甲斐 信枝
出版社: 福音館書店
子どもたちの学校では、夏休みに愛好作業があり、子どもも保護者も先生も地域の方も、
その日は学校の草取りをします。

この絵本をみると、雑草のたくましさを感じます。
抜いても抜いてもすぐに生えて来ます。
雑草にだってちゃんと名前があります(当たり前)名前を覚えて、家の周りや公園で見つけるのも楽しそうです。

夏の暑さにも負けない元気な雑草に元気をもらえそうです。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 自分との戦い  投稿日:2008/07/16
ゲド戦記1 影との戦い
ゲド戦記1 影との戦い 作: U.K.ル=グウィン
訳: 清水 真砂子

出版社: 岩波書店
架空の世界での物語ですが、いろいろな島の様子やそこに暮らす人々が本当にいるような気持ちになります。

魔法使いの話ですが、子どもたちに通じるものがあって、思春期のいろいろな葛藤のある子どもたちは、
自分の姿を重ねて読んでいくことができると思います。

影とは、いったい何なのか、読み終わってなにかを感じることができると思います。

今、子どもたちは自分を好きになれず、そのために自分や周りの人を傷つけることで心のバランスをとっているようです。
それが本当のバランスと言えるでしょうか。
この本を読んで、本当の心の均衡を感じ取ってもらいたいです。

ゲドの葛藤や恐れや責任感が心理描写が少なく淡々と描かれています。
だからこそ、自分に重ねやすいのではないでしょうか。
難しい言葉遣いで、始めは読みにくいかも知れません。
でも、読み続けていると、だんだんとおもしろくなります。
中学の息子もそういって最後まで詠みました。
「戦記」となっていますが、戦いの場面はとても少ないです。
女の子にも楽しめる内容です。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい まさに心の栄養  投稿日:2008/07/04
石井桃子集 2 山のトムさん ふしぎなたいこ
石井桃子集 2  山のトムさん ふしぎなたいこ 出版社: 岩波書店
どのおはなしも、ほのぼのとしてユーモアがあって、知的な満足感もあります。

特に感動したのが「山のトムさん」です。
石井さんご自身が体験された開拓地での生活を書かれています。
言葉にできないほどの辛い生活だったと思うのですが、ねこのトムさんを中心に、日々の楽しいエピソードが書かれています。
最後の、クリスマスのプレゼントを交換するところでは、高価なプレゼントではなくても、
お互いを思いやる気持ちがあふれていて、本当にじーんとしました。

息子にも読ませましたが、おもしろいと言って、一気に読んでいました。
苦労を苦労とおもわず、いつも前向きな文章に元気をもらえます。

出会った活字には、その人の人格を作ることに関係する力があると思います。
たくさんの良質な本に出会えると、豊かな人格に育つと思います。
ぜひ、たくさんの子どもたちに出会ってほしい本です。
参考になりました。 0人

1896件中 631 〜 640件目最初のページ 前の10件 62 63 64 65 66 ... 次の10件 最後のページ

いくつのえほん掲載絵本児童書一覧

出版社おすすめ


全ページためしよみ
年齢別絵本セット