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たれ耳ウサギ

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たれ耳ウサギさんの声

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自信を持っておすすめしたい まほうが使える≠幸せが得られる  投稿日:2010/12/01
まほうつかいのむすめ
まほうつかいのむすめ 作: アントニア・バーバー
絵: エロール・ル・カイン
訳: 中川 千尋

出版社: ほるぷ出版
世界のてっぺんにある白くつめたい国のお城に住むむすめは、孤独の中をさまよっていた。
広い広いお城にはまほうつかいである父とたった二人。その父でさえ相手をしてくれない。
名前もなく父から「むすめ」と呼ばれる。
淋しさを埋めるために読んだ本の中で「母」の存在、そして全ての人に「名前」がある事を知る。
幼い頃の夢の中では確かに名前で呼ばれていた。
自分は何者なのか、尋ねても魔法の力ではぐらかされたむすめは
知恵を使い勇気をふりしぼりお城を飛び出す。

自分を知りたいと思うむすめの一念と、ある日突然むすめが目の前から消え自分を責める母の想いが相呼応し宇宙を動かしたのでしょう。

「どれほどの宝であろうと自由にかえられるものはなく、
愛よりつよい力はありません」

印象的なむすめの言葉です。


多国籍というべきか無国籍というべきか、オリエンタルではあるけれど
中世ヨーロッパの風情も醸しだし、今まで見たこともないような
見事な挿絵にも感動しました。
さすがル・カインとしか言いようがありません。
むすめの憂いがページいっぱい漂う中、ル・カインの遊び心を垣間見る
挿絵があり、これは一見の価値がありますよ。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい けんかのやり方  投稿日:2010/11/23
けんかのきもち
けんかのきもち 作: 柴田 愛子
絵: 伊藤 秀男

出版社: ポプラ社
なぐられれば自分が痛い。なぐれば相手が痛い。
負けると悔しい。
このままじゃ嫌だけど謝りたくない。
謝って欲しくないのに、相手に謝られちゃった。
どうすればいい?
泣くって疲れておなかがすく。
みんなで作った物っておいしいな。
謝るのって勇気がいるんだ。

けんかって色々な勉強ができますね。

こうたのけんかの終わらせ方が潔くて、惚れ惚れしました。

「なかよし島」のような素敵なコミュニティーがあったら、
安心してけんかをさせてあげられるのに。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 本来はおひとよし  投稿日:2010/11/23
シニガミさん
シニガミさん 作・絵: 宮西 達也
出版社: えほんの杜
宮西さんには親子して何度も泣かされました。

どのように、どっちが助かるの?

いやな事ですが、結末を予想して読んでしまっていたので
正直ちょっと予想外でしたが、ホッとしました。

シニガミさんが運命を決めるのか。
でも、運命を決めさせるのは自分自身なのですね。

取っ掛かりは利己的でもいい。
人の事が考えられるようになれれば、自分の運命だけでなく
周りの人達の運命すら変えることができるのですね。

「情けは人のためならず」
最近、解釈が変わってきてしまっているこの諺の
本来の意味が蘇ってきたような作品でした。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい なんだこりゃ?  投稿日:2010/11/08
こびとづかん
こびとづかん 作: なばたとしたか
出版社: ロクリン社
こんなに人をひきつける図鑑が今までにあったでしょうか!!
子供たちの前にポンと置くと、もう夢中で読んでいます。

勿論こびと達も奇妙だけれど、なりそこない仙人のようなじいじ、
ポマードで固めたような七三分けのぼくも迫力があり、
導入部がセンセーショナルで期待が大きく膨らみます。
唯一この世に存在しそうなペットのガルシアが愛おしいです。

こびとなんているわけないじゃない。
と思いつつ、こんなこびとたちならいてほしい、かなぁ…

5年生に読み聞かせで使ってみました。
でもやっぱりこの本は、手にとってページを行きつ戻りつしながら、
隠れているこびとを見つけてほしい。

「ずかん」でなく「づかん」であることが、こびとたちの様態に
ぴったり収まりますね。
参考になりました。 4人

あまりおすすめしない めでたしめでたし…ですか?  投稿日:2010/11/08
かえるをのんだととさん
かえるをのんだととさん 作: 日野 十成
絵: 斉藤 隆夫

出版社: 福音館書店
評価ランキングベスト2ということなので、気になっていた
作品でした。

ごめんなさい。
私のテイストには合いませんでした。

昔話といえども、あははと笑えませんでした。
きじまでは何とか顔を引きつらせて読みましたが、
りょうしさんに至っては、気の毒で気の毒で…
おにも利用された挙句に豆ぶつけられて追い出されて…

これは、いちいち受け止めずにさらりと読めばよいのでしょうか。
参考になりました。 3人

自信を持っておすすめしたい 「ハロウィーーーン!!」  投稿日:2010/10/26
ほるぷ出版の大きな絵本 おばけパーティ
ほるぷ出版の大きな絵本 おばけパーティ 作・絵: ジャック・デュケノワ
訳: 大澤 晶

出版社: ほるぷ出版
教室に入ったとたん1年生たちが色めきました。
「あっ!おばけの本だよ!。」「このお話知ってる!」
大型絵本ですから、目立ちますよね。
そして私は質問しました。
「さて、なぜ今日はこの本を選んだのでしょうか?」
期待通りの大合唱「ハロウィーーーン!!」

あとは、ページをめくるたび、大きな笑い声。

でも、あるページで女の子が一言。
「チーズ食べるとなんで穴があくの?」
ごもっともなご意見で…まだまだ穴のあいているチーズは日本では
定着してませんものね。

そして私にも分からない食べると消えてしまう特別メニュー。
突っ込まれたらどうしよう…と思いながら読んでいましたが、
子供たちには透明になってしまうという事が大うけで難なく
くぐり抜けられました。

大型絵本は子供たちにうけた上に、老眼の始まった私の目にも
やさしかった!!
参考になりました。 2人

自信を持っておすすめしたい 大砲を貸してもらえませか?だめです!  投稿日:2010/10/19
大砲のなかのアヒル
大砲のなかのアヒル 文: ジョイ・カウリー
絵: ロビン・ベルトン

出版社: 平和のアトリエ
何日もかかって大砲を一台だけもって、とある町の攻撃のために
やって来た将軍と兵隊たちに困ったことが起りました。
大砲の中にアヒルが巣を作って卵を産んでしまったのです。

どうやっても出てこないアヒルに業を煮やした兵隊が、
アヒルごと撃ってしまおうといいますが、将軍はべつの大砲を
借りてこようと提案し、敵である市長さんに大砲を借りに行きます。

挿絵を見ると強面の将軍ですが、何とも心根の優しいお方です。
大砲を借りに行く?敵に武器を借りに行く?
何回か読み直してしまったくらいです。

市長さんの提案も気が利いていて、
大砲は貸せないので、卵がかえるまで休戦しましょう、
となりました。

結局、暇な兵隊さんたちは町のために働いて、戦意喪失し
戦争はおしまいになりました。

この物語を読んで思うのは、軍隊を牛耳るトップの人達は戦争が
大好き。色々な名目をつけ、戦争を正当化するのです。
でも命じられて戦地に赴く人たちに好き好んで戦う人はいないのです。
命をかけるより、ペンキを塗ったり、ゆっくり新聞を読んだり
する方が、いいに決まっています。

でも、戦争をして得をする人達がいる限り、この世から戦争はなくならないでしょう。

戦争を指導している全ての人がこの将軍と市長の精神を少しでも理解
できれば、世の中ちょっとは変わるかな。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい むかしむかしあるところに…   投稿日:2010/10/16
たのきゅう
たのきゅう 作: 小沢正
絵: 太田 大八

出版社: 教育画劇
時々、無性に昔話が読みたくなる時があります。
そのタイミングで最初に見つけたのがこの本でした。
私は生来、へび系は大の苦手ではあったのですが、表紙の人間たちが
とても楽しそうだったので、手にしてみました。

表紙の人間たちと書きましたが、これはたのきゅうという旅回りの
役者が山中うわばみにすごまれて、しかたなく演じた役どころでした。

楽しませてくれたし俺様を怖がらないのも感心、と自分の弱点を
言ってしまう、うわばみの脇の甘さが昔話のいい所ですね。

「こわいといったらおかねでしょうか。」というたのきゅうの天然な
返答もつぼですね。
けっして「まんじゅうこわい」的な発想ではなく、あくまでも
本音だったのでしょう。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい 一回よりみちはパパのため  投稿日:2010/10/10
ダニエルのふしぎな絵
ダニエルのふしぎな絵 作・絵: バーバラ・マクリントック
訳: 福本友美子

出版社: ほるぷ出版
ダニエルは絵を描くのが大好きな女の子。その絵は空想の世界。
洋服を着て踊る動物や空飛ぶカエル等など。
でも、写真家のおとうさんは彼女の絵をちっとも認めてくれません。
「目に見えるとおりにかけないなら、写真にしたほうがいい。」

ダニエルがおとうさんに反発せず、おとうさんの求めるとおりの
絵を描こうとするのが、いたいけないです。

絵が素敵でした。古きよき時代のパリ(だと思う)の街角や生活が
ふんだんにちりばめられています。
なので、表紙を見ての第一印象とお話の内容がまるで違ったので、
父娘が二人で手を携えあって必死で生きている様がよけいに
胸に迫ってきました。

親と子の価値観の違いといいますか、ベクトルの方向が違った場合、
折り合いのつけ方が難しい…
ダニエルはブトンさんのような才能ある方にめぐり合えて
本当によかったです。
現実に立ち返り、娘たちの行く先をどこまで口を挟まず見守って
いればいいのか…
彼女たちもそれぞれのブトンさんに出会ってほしい、と願う
ばかりです。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 何か面白い事をお探しの方へ  投稿日:2010/10/09
でっこりぼっこり
でっこりぼっこり 作: 高畠 那生
出版社: 絵本館
絵本ナビの内容紹介で「徹頭徹尾役に立たない本」とのコメントを
見て、絶対借りなきゃって思いました。

世の中、でっこりすれば、ぼっこりする。

でっこりでプールはまだなるほどって思えるけど、公衆トイレや
ニワトリの飼育って、どう考えてもおかしいでしょ!
そして地球の裏側でぼっこり!!!

律儀に踏んで元に戻す。大きなお世話がまた可笑しい。

巨人がめっちゃ普通の人で、案内役があやしい悪魔風ってまたこれ
ひねられた展開ですね。

3年生の読み聞かせで紹介しましたが、是非手にとって笑って
欲しいです。
参考になりました。 1人

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