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ふしぎな はこ

ふしぎな はこ(評論社)

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かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば

かむもかまぬも神だのみ めちゃヘンな早口ことば(小学館集英社プロダクション)

これ、言える? 言えたらヒーロー! みんなで遊べる! 一瞬で噛んじゃうヘンテコ早口ことば!

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こはこはく

ママ・50代・東京都、男の子13歳

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こはこはくさんの声

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自信を持っておすすめしたい 川沿いの町をじっくり眺める。  投稿日:2024/06/26
リバータウン
リバータウン 作: ボニー・ガイサート
絵: アーサー・ガイサート
訳: 久美 沙織

出版社: BL出版
北アメリカの大きな川沿い。
列車と船が交わる、交易の拠点にできた小さな町の一年が、細かな版画で描かれています。

夏に水辺が賑わったり、冬には川が凍りついたり、春の大水に困らされたり…自然と一緒に暮らす人びとの様子をじっくり眺めるのですが、面白いのは、視点が少しずつ変わるところです。同じ川の上流にいってみたり、下流に行ってみたり、少しひいたり、近づいたり、小さく描かれた町の中に入ってみたり、さらにその町のお店の中に入ってみたり。読めば読むほど、発見があって、リバータウンに滞在したような気分になります。

プレーリータウン同様、小さな物語もたっぷり隠されていて、こちらも面白いです。あとがきにある、魔女、が最高でした。

シリーズで揃えたい、1冊です。


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自信を持っておすすめしたい 不思議な味わい。  投稿日:2024/06/24
おはなしのたからばこワイド愛蔵版(19) ポケットに砂と雪
おはなしのたからばこワイド愛蔵版(19) ポケットに砂と雪 作・絵: 和田 誠
出版社: フェリシモ出版
表紙には探検隊らしいおじさんの絵。砂漠に雪が降っている様に見えます。どんなお話か想像しながら本を開くと、そこにはピンクと白で描かれた、なんとも可愛いうさぎの絵。いったい、どんな物語が始まるのだろう…と、ドキドキしました。そして、そのドキドキは物語の終わりまで続きました。

絵も文章も、シンプルなのだけれど、すごく説得力があって、読後の余韻たっぷりな、不思議な味わいの1冊でした。面白かったです。
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なかなかよいと思う 魂のつながり。  投稿日:2024/06/24
ライオンのひみつ
ライオンのひみつ 文: マーガレット・ワイルド
絵: リトバ・ボウティラ
訳: 木坂 涼

出版社: 国土社
原題は、THE STONE LION。
図書館の入り口に座っている、立派なライオンの石像の物語です。

石のライオンは冷たくて、嬉しいとか悲しいという気持ちがわかりません。でも「動いてみたい」という気持ちだけは持っていました…。

静かに、着々とすすむお話に引き込まれ、途中から涙が止まりませんでした。

誰かのために、何かを諦めることとか、誰かを心から思うこととか、互いに思いやる事ができる幸せとか…そういう事を改めて考えさせられた1冊でした。
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自信を持っておすすめしたい 「ナマハゲくん、ほうちょうは おいとこか」  投稿日:2024/06/24
オニのサラリーマン じごくのしんにゅうしゃいん
オニのサラリーマン じごくのしんにゅうしゃいん 作: 富安 陽子
絵: 大島 妙子

出版社: 福音館書店
オニのサラリーマンシリーズ、第五弾。
サラリーマンのオニガワラ・ケンが勤めるじごくカンパニーに新入社員がやってきます。

今回も、期待通りの面白さでした。まず、新しく入ったメンバーがふるってます。鬼ヶ島出身のオニタロー、羅生門出身のオニマロ、男鹿半島出身のナマハゲって…よくぞ集まりました。

新オニ社員たちは様々な地獄の研修を受けるわけですが、どのページも小ネタ満載、まさかのあの人(?)も登場し、声を出して笑ってしまいました。

大いに笑って、元気になれる1冊です。
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なかなかよいと思う 幻想的な絵とお話。  投稿日:2024/06/24
水おとこのいるところ
水おとこのいるところ 作: イーヴォ・ロザーティ
絵: ガブリエル・パチェコ
訳: 田中桂子

出版社: 岩崎書店
開いたままの蛇口から出てくる水が、たまって、はねて、すべって、落ちて…そうしてできた、水おとこ。

人間の姿ですが、人びとから隠れるときには水と混ざり合って、姿を消すことができます。思いやりの心があって、帰る場所を探していて、どう捉えてよいのか…なんとなく宙ぶらりんのまま読み進めました。

物語に出てくる、コルティチェッラは実在の町なので、もしかすると小便小僧のいる泉もあるのかもしれません。

☆×3、と思いましたが、水おとこの青と、そのフォルムが美しいので☆×4にしました。
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自信を持っておすすめしたい 重なるイメージ、何層にも広がる「おばけもも」の世界  投稿日:2024/06/23
ジャイアントピーチ ダールのおばけ桃の冒険
ジャイアントピーチ ダールのおばけ桃の冒険 作: ケアリー・カークパトリック
絵: レイン・スミス
訳: 小川 仁央

出版社: 評論社
背表紙をみて「ん?映画の焼き直しかな?」と、あまり期待をせずに手に取りました。表紙をめくると、びっしりと虫が描かれて、まるで図鑑のよう。「これは…?」とパラパラとページをめくってみると、見応えのある絵が連なっていました。キャラクターデザインは、映画と同じです。腰を据えて読んでみて「いい本に出会えたなぁ」と思いました。

ロアルド・ダールさんの原作、実写とストップモーション・アニメがミックスされた映画、本作のイメージが立体的に重なって、ジェームズくんの物語に、より深く触れた気がしました。

「絵本ナビ」の解説を読んで、レイン・スミスさんが、映画のアニメパート担当されていたと知り、納得。

この本を含め、『おばけ桃の冒険』、名作です。
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自信を持っておすすめしたい アーサー・ガイサートさんのルーツ  投稿日:2024/06/23
銅版画家の仕事場
銅版画家の仕事場 作・絵: アーサー・ガイサート
訳: 久美 沙織

出版社: BL出版
ガイサートさんが子どもの頃、銅版画家のおじいさんをお手伝いしていた様子を通して、銅版画が生まれるまでが描かれています。

本全体に、ガイサートさんの銅版画や家族への愛が詰まっていて、読んでいて、あたたかくて幸せな気持ちになりました。
仕事場の様子(シンクやプレス機、ストーブの形、薬品のボトルや小道具など)は、興味深くもあり、美しくもあり、見ていて飽きません。

あとがきも読みごたえがあります。

大切な1冊、だと思います。
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なかなかよいと思う お誕生日!  投稿日:2024/06/23
おたんじょうび くろくま
おたんじょうび くろくま 作・絵: たかい よしかず
出版社: くもん出版
明日がお誕生日のくろくまくん。お友達みんなに「あした なんのひか しってる?」とたずねて回ります。でも「くろくまくんのお誕生日」と答えてくれる人は誰もいません。みんなが誕生日を忘れちゃったのでしょうか?

お誕生日を楽しみにしているくろくまくんの、ドキドキやワクワクや、あれれ?や、色んな気持ちが伝わってきます。

エンディングも、とても幸せな気持ちになりました。
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なかなかよいと思う くろくまくん、お菓子作りデビュー。  投稿日:2024/06/23
クッキー くろくま
クッキー くろくま 作・絵: たかい よしかず
出版社: くもん出版
くろくまくんが歩いていると、とってもいい匂いがしてきます。ぴんくまちゃんがお菓子を作っているのです。ぴんくまちゃんに誘われて、くろくまくんも、一緒にクッキーを焼くことになりました…。

2匹のお菓子作りの様子が、大人と子どものお菓子作りの様子によく似ていて、微笑ましい気持ちになりました。子ども達をお菓子作りに誘うキッカケになりそうな、1冊でした。

そうそう。出来上がったクッキーを森の仲間たちが選ぶ場面、誰がどのクッキーを選んだのか推理できるのですが、「…」の台詞の主にフフフと笑いがこぼれました。細かい演出が楽しいですね。
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なかなかよいと思う 二色刷の青が効いています。  投稿日:2024/06/23
あおぞらくろくま
あおぞらくろくま 作: たかい よしかず
出版社: くもん出版
とてもいいお天気の日。くろくまくんは外で遊ぶことにします。池の水が青いのはなんでかな?と考えるくまくん。青色つながりで、空を眺めると、雲がいろいろな形に見えてきました…。

使われているのは青と黒の二色なのですが、その青がとても印象的で、自然に、くろくまくんの想像の世界に楽しく引き込まれました。俯瞰で町(?)の様子をみる場面もワクワクします。

子どもと一緒に読むのはもちろん、大人が読むと、頭と気持ちをリフレッシュできる1冊だと思いました。
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【連載】絵本ナビ編集長イソザキの「あたらしい絵本大賞ってなに?」

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