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不要な情報が多すぎて大切なことが伝わってこない
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投稿日:2018/02/22 |
字の読めない子に読み聞かせをするとき、子は絵をよく観察しています。
大人の語りに耳を済ませ、そのページの情報と整合性を図りながら絵を読んでいるようです。字を読んでいるわけではありません。
ですが、この作者の絵本の多くには、本文ではないところに、手書きの文字がたくさん書かれており、読み聞かせに必要のない情報が多すぎます。
『うちのウッチョパス』に関して、とりわけ驚いたのが、「のぶみにおてがみを」、「アニメのウッチョパスはもうみたかな?どうだった?」との書き込み。
雑誌の連載漫画に添えられている編集者のコメントのようなものだと感じました。ですが、そのノリを絵本に持ち込む意図が分かりません。
また、「あんたイケメンさんね」というセリフが出てきますが、数年後、アニメが終わって、イケメンという言葉も死語になってからこれらの部分を読んだ人は一体どんな気持ちになるんでしょうね。
出版から何十年経っても面白い質の絵本というのは、長い時間をかけて一つ一つの言葉を推敲し、何度も絵を描き直し、編集者や出版社と議論を重ねて作られるものでしょうけれど、この作者は驚くほど短い期間に絵本を量産されているのも引っかかるところです。
他にも、過去の作品の登場キャラクター(しんかんくん、おばけになっちゃったママなど)があちこちに描かれています。
「この本にはいろんなものが隠されているよ」とご丁寧に、別の楽しみ方もできるということを提示されているのですが、『もりのかくれんぼう』のように、物語に関係のかる隠し絵ではなく、ウッチョパスの世界とは全く関係のないものなので、それらがチラチラ視界に入るたびに気になって、物語を100%楽しもうという気力を削がれてしまいます。
言葉づかいも気になります。
例えば「このひとぜったい嘘ついてるんだろうな」、「オエ〜、チッキショーこのやろう」など。
自分の子であっても他人の子であっても、このような物の言い方を覚えないでほしいな、と願います。
また、納豆のことを「食べ物じゃない、くさい、まずい」と書かれているのですが、納豆に関わるお仕事をされている方の顔を思い浮かべるととても悲しい気持ちになります。
恐らくこの絵本を通じて作者が最も伝えたかったことは、「アンたんとにぃにには、悪いとこ一つもないでちゅか!悪いところがあるからって!すぐにさよならしていたら!!みんなみーんないなくなっちゃいまちゅよ!!!」の部分でしょう。
ですが、読み進めてきた各ページに散らばる煩雑な情報に加えて、この妙な幼児語です。余計なものが多すぎて、全く心に刺さりません。
キャラクターの表情、刺激的な言葉遣い、みんな大好きなウンコなどで単純な笑いを誘うことはできているかもしれませんが、本当に伝えたいことをまっすぐに伝えることができていません。
盲目的に「のぶみさんの本だから全部好き、面白い」と思っている方は、一度立ち止まって考えてみてください。
大人も子供も、絵本を読んで優しい気持ちを育ててほしいです。
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シリーズもパクリ、中身もパクリ。とても酷い。
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投稿日:2018/02/22 |
この『まるごとひゃっか』シリーズを初めて見た時、『こどもずかん』シリーズとそっくりだな、と思いました。リニューアルしたのかな?とさえ思ったほど。でも出版社も違いますし、明らかな模倣だと感じました。
中身はもっと衝撃的でした。
故・安西水丸氏の名作『がたんごとん がたんごとん』に酷似しているページがあるのです。
にわかに信じられない方は、是非検索をかけて調べてみてください。
ちなみに『0さいまるごとひゃっか』の方では、敬愛する林明子氏の『くつくつあるけ』のパクリ疑惑も浮上しています。
絵本に関わる仕事をされている方が、この名作を知らないはずはないのです。
例え作者や編集担当者が知らなかったとしても、社内に知っている方がいたはずです。
それほど有名な絵本を堂々と模倣する作者がいて、それを許可する編集者がいて、出版する会社が日本にあるということが恐ろしく感じます。
漫画家のパクリ疑惑には厳しい批判の目があるようですが、絵本界にも必要な世の中になったのですかね…
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あかねこは私…アダルトチルドレンにとっての癒し
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投稿日:2018/02/21 |
私は機能不全家庭で育ったアダルトチルドレンです。
個性や意見の相違を認められなくて、母となってからは自然と親兄弟と距離を置くようになりました。
あかねこに自分を重ね、家族に白や黒を押し付けられていた過去を思い出してしながら読みました。
物語の終盤、あかねこは家を出て、あおねこと出会って、個性豊かな七色の子猫を産みますが、親兄弟との和解の描写がないことに違和感を感じる方もおられるようです。
ですが、私にとっては、親兄弟と和解しなくてもよい、私は私のままでよい、私の人生は私が決めればよい…そう後押ししてくれる初めての絵本でした。
ちなみに、作中であかねこが自己主張や反論をしている場面はないのですが、白か黒かだけに染めようとする環境のなかでは、そんなことしようとも思わなかったのかもしれません
親や兄弟を大切に、助け合って生きる姿を描いた絵本はたくさんあります。
ですが、どんなコミュニティにおいても「みんなと仲良くする」ことができないのと同様に、親や兄弟と仲良くできない人がいます。
先行き不透明な現代では、家族の呪縛から逃れられず、悲しい結末を迎えるニュースも後を絶ちません。
最も身近な家族という枠組みで苦しんでいる子どもが、この絵本に出会って、家族から逃げ出す選択を得てくれたらいいなと思いました。
アダルトチルドレンにとっての癒しや手引きになることが作者の意図するところではないかもしれませんが、少なくとも私はこの絵本に会えて救われたし、同じような痛みを抱えている人には同様に救いになるはずです。
今はまだ心づもりができていませんが、いつか子どもたちと一緒に読んで、「このあかねこ、お母さんみたいなの」と、昔話をしてみたいです。
この作品に出会えてよかったです。
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この本に出会えて、私もほんとにしあわせ!
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投稿日:2007/11/17 |
以前から持っていたのだけれど、出番のなかったこの絵本。「待ってました」とばかりに二人目を妊娠してから読み聞かせました。弟が産まれてお姉ちゃんになる女の子のお話なのですが、この本を読んでから娘はお腹の赤ちゃんをとても慈しむようになってくれました。それに自分が姉になるという自覚が芽生え、絵本の中にある場面から学んだことをよく言うようになりました。「赤ちゃんにご飯食べさせてあげる!」「赤ちゃんに絵本読んであげる!」等など…。今では1日に何度も何度も読まされるくらいのお気に入りに。拗ねているシーン(特に赤いテンテン…)にはいつも笑ってしまいます。親子でとても幸せな気分になれる1冊です。このタイミングで娘に出会わせてあげることができて本当に良かった〜。
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ジェットコースター気分を味わえます。
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投稿日:2007/11/17 |
私が子どもの時も読んで、とても面白かった記憶があったので図書館で借りてきました。はだかで街中を駆け回る少年とおばさんがこけるシーンは何十年経っても忘れられなかったのです。『はけたよはけたよ』と同じく、お尻が出てくる話は強烈だったのでしょう(笑)
久しぶりに読んでみての感想は・・・せっけんがあっちへ行ったり、こっちへ行ったりまるでジェットコースターのような速さで移動していきます。「次はどんな面白いことが起こるんだろう?」とワクワクさせてくれる1冊です。
我が娘はというと、おじいちゃんと男の子が手ぬぐいを頭に載せてお風呂に使ってるラストシーンに一番ウケてました。頭にてぬぐい…今時しないもんなぁ(笑)
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絵本に出てくる親の姿にも注目
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投稿日:2007/11/17 |
サムの部屋から台所まで、いろんなものを並べて長い行列ができちゃった!子どもの工夫と、遊びに夢中になっている姿がうまく描かれていると思います。「早く早く」って急かしていても、行列の完成を一緒に喜び、お互いに「大好き」だって伝え合ってるサムの母親がとっても素敵。私もこんな風に子どもに接したいな。この本以外にも、絵本に出てくる親の姿から子育てのヒントをもらうことはよくあります。だから絵本って大好き☆
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字のない絵本の決定版!
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投稿日:2007/10/15 |
先月バザーで見つけてから、昼寝前と夜寝る前の毎日2回読まされている大のお気に入り。文字がないので、正真正銘の『絵』本なのですが、うちの子はまだ文字が読めないので、文字があってもなくても受ける印象は同じなんだと思います。漫画のように1ページに何コマも絵が描かれているので、1コマずつ指差して、勝手にお話を作って読んであげています。当然毎回若干違うストーリーになるわけで、色んな部分を端折って読む時もあれば、絵の細部までじっくり見ながら読むこともあります。この本を読み聞かせすることで、私自身も「絵を読む」楽しさというか、ファンタジーが芽生える感覚を覚えました。(安野光雅氏の旅の絵本もそうですね。)シュタイナー教育において、文字を覚えるのはできるだけ遅いほうがいいと言われるのも納得です。もちろんストーリーも秀逸!ラストは少し悲しいけれど、何度も何度も読みたくなる楽しさがあります。
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極上のコミュニケーションツール
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投稿日:2007/10/15 |
私達が幼い頃から歌い継がれている童謡の歌詞&楽譜が載っている本。シリーズ3冊出ています。寝る前に歌ってあげたり、親子で一緒に合唱したり、楽譜を見てピアノを弾いてあげたり…と、この1冊だけでものすご〜くコミュニケーションがとれるという優れもの。イラストもそれぞれの曲に合ったもので、とっても可愛い!うちの子はイラストを見るだけで何の曲かが分かり、一人でほとんどの曲を歌えるまでになりました。0歳児から幼児まで(小学生でもいけるかも)長く楽しめると確信しています。歌の絵本といえば、最近はボタンを押したら自動で電子音が鳴る絵本が主流だけれど、どんなにヘタクソでも子どもの近くで親の肉声で歌ってあげた歌が子どもにとっては一番心地良いんじゃないかなぁと思います。
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3歳児の世界を見事に表現
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投稿日:2007/10/15 |
ちいちゃんの絵本は何冊か出ていますが、どれも娘には大ヒット!その中でも、ごっこ遊びが大好きな娘の一番のお気に入りが、この「ちいちゃんのはいしゃさん」です。
ちいちゃんシリーズは全ての文が会話文で構成されているのですが、そこが画期的でもあり、とても親しみやすくもあるのです。2歳になりたての頃に読んであげた時、少し長めかな?と思っていたのですが、最後まで真剣に喰らい付いていました。
ちいちゃん達はよく色んな歌を歌っていますが、適当に童謡の曲(もしもしかめよ等)に合わせて歌うことができます。遊びの幅が広がるアイデアを発見できたりもします。
ひょうきんなころちゃんとみいちゃんの行動もすごく面白くて、表情や発言に親子でケラケラ笑ってしまいます。何度も何度も読まされて、娘も私も本文を暗記してしまいました(笑)
余談ですが、「キャンデーはちりょうだい」という一文のちりょうだい=治療台だと長い間勘違いしていました。治療代のことだったんですね。絵本を読んでいると、たまにひらがなマジックにやられます(笑)
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