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大風が吹くと読みたくなる絵本
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投稿日:2016/10/25 |
ロフティング――ドリトル先生のお話を書いた人だけあって、これも動物と人間のおばあさん(100歳!?)の物語です。
ドリトル先生は動物の言葉を話しましたが、こちらは、動物たちがしゃべります。
農場に一人で暮らすおばあさんが、日課のお散歩に出かけるのですが、途中で雲行きが怪しくなり、大風が吹き荒れる! いっしょに暮らす三匹の動物―― 犬のパンク、アヒルのポンク、ブタのピンクは、おばあさんがつまづかないように、気をつかいます。三匹のおしゃべりを通して、それぞれのキャラがきわだっているのが、動物好きのロフティングならでは!
大風で家が壊れてしまい、家に住めなくなったおばあさんを、なんとか助けようと奮闘する三匹。特に、ブタのピンクには脱帽でした!
ロフティングの線描きの絵が、ほほえましいユーモアにあふれています。
年老いた一人暮らしのおばあさんを愛しむ動物の心と行動に、心が癒されます。
文字が多いのですが、小さな本なのと、きれいな日本語なので、平がなが読めるようになった小さな子に、ぜひ読んでほしいと思いました。
大人同士のプレゼントにも可愛いくておすすめ。
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スローでも心やさしい巨人のように・・・
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投稿日:2016/09/07 |
なんて、子ども好きで、お人よしの巨人なんでしょう!
なぞなぞ合戦のときは、思わず考えてしまったほど、子どものトンチはすこぶるすごい。それに比べて、巨人のなんとも情けない時代がかった問題。でも、ほっとして思わずほほがゆるみました。
最後に書いてある、かしこくて意地悪な人よりも、すこしマヌケでもやさしい人のほうが、ずっとすてきです、という言葉は、まさに真理。
みんながそんな生き方をしたら、ケンカも戦争もなくなるのに。
マヌケの巨人の表情を、ページで追うだけでもなごみます。
氷の世界の色が、とってもきれいな絵本です。
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そう、死んでも、いつも、私たちのそばにいるよ。
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投稿日:2016/06/02 |
身近な人が死んだら・・・・と思うと、だれでも胸が苦しくなる。
不安で落ち着かない気持ちになる。
それがお父さんだったら!
子どもにはどうしていいかわかりません。
そんな急な生活の変化の中でも、子どもはけなげに
頑張っていっています。
長谷川義史さんの実体験とのことですが、
その後のおかあさんとの体験を描いたという『おかあちゃんがつくったる』と
合わせて読むと、そんな境遇になった子どもたちに
あたたかく寄り添う、とても心のこもった絵本だと思います。
関西弁で語られるエピソードには、ユーモアを感じほっこりしますが、
車の中から呼びかけるお父ちゃんとの遭遇のエピソードには
思わず鼻がつーんとしました。
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おもいやり・おもてなし・心がふうわり丸くなるおはなし
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投稿日:2016/04/22 |
真っ赤な表紙の可愛らしい女の子に魅かれて、手に取りました。
やまわきゆりこさんの絵でした。
森の絵は、木も花も、葉っぱも実も、みんなステキ! 特に、
ひそやかな静けさの森の中で眠る2人の女の子の夜のシーンの
すばらしさ! 文字の無い2ページには、
白夜の薄明かりに輝く星のまたたき、見守る動物たちの息遣い、
かすかな女の子の寝息・・・そして、森のにおい!
確かに、においを感じることができました。
女の子が助けた小さな虫は、実は王さまなのですが、
偉ぶっておごったり慢心が出ないように、との神様のはからいだなんて!?
えらくなると、勘違いして自分が分からなくなってしまう人っていますよね。
子どもには、そんな大人にはなってほしくありません。
それにしても、迷子になった2人へのおもてなしはサイコー!
ページをめくるたびに、子どもも声を上げてうれしいビックリ気分に。
読んだ後は、とってもやさしい気持ちになります。
友だちを思いやる心を大切に、大きくなってほしいと、つくづく思ったのでした。
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いちごの季節にぴったり!
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投稿日:2016/03/18 |
子育て中に、プレゼントしてもらった1冊でした。
「いっしょに読んでやさしい心に いっしょに作って楽しい時間を」 まさに
そのとおりでした。
おはなしなのですが、いちごのジャムができるレシピ絵本なのです。
いちご畑や材料のいちご、鍋に入ったいちごは、写真なので、色鮮やかな
いちごに、キラキラ目を輝かせて指差してうれしそうでした。
いちごが安くなったときに買ってきて、ジャム作りにも挑戦しましたが、
ページの写真と同じに進められるので、初めてだったのにスムースに
できあがりました!
娘は、絵本どおりに洗ってヘタを取って、写真と見比べては、「おんなじ〜」
煮えてくると「いいにおい〜」「おいしそ〜」と大興奮。
絵本は、ジャムをいとこに送るおはなしでしたが、娘はおばあちゃんに送って
絵本と同じように、電話で話せたことがうれしかったようです。
その後も、毎年のようにいっしょに作り、今は娘1人で作ります。
最後に書いてある応用編のブルーベリージャムも作ってくれます。
絵手紙やフェルトバッグのシリーズも、重宝しました。親向けのヒントが
書かれたぺージに、ずいぶん助けられました。
娘との楽しい時間は、いちごの季節になるといつも思い出され、
あのころが懐かしいです。
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小さい子から大きい子まで楽しめる!
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投稿日:2016/02/22 |
乳児から小学生までいるところで読んだら、年齢それぞれに受けた、と聞き
ある会で読んでみました。
主人公は、黒い四本の足! その四本足が、ページの端を、
どんどんどんどん歩いていく!
ページをめくるたびに、足を追っていくと、本を回すことになり、
最後には、ぐるっと一回りしてしまうという、しかけです。
線路を走る汽車や、海に浮かぶ船、魚が泳ぐ川、摩天楼の街・・・
最後は歩いてきた地球を、宇宙から見下ろしている!
ページいっぱいに描かれた農家の動物、野生の動物の名前を
次々に口にする子ども、キラキラ光る目でじっと見つめる赤ちゃん。
オノマトペの日本語の響きに耳を済ませた後は、
英語で読んで見ると、英語を習っている子どもたちから「知ってる!」
習った言葉が出てきて、うれしそうに自慢してました。
絵だけのページを見ているだけでも飽きないで遊べるし、
日本語でも、英語でも、1人で読むのも楽しめる本のようです。
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なぜ?どうして?不思議の気持ちはおもしろい!
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投稿日:2016/02/04 |
ぞうは長い鼻が当たり前。でも、むかしむかし、ぞうの鼻は短かったんだって!
どうして長くなったのか・・・。
いろいろなことに興味しんしんの子ぞうは、おにいちゃんにもカバにもキリンにもゴリラにも質問攻め。
みんなは、めんどうできちんと答えない。
それで、答えを探しに一人で出かけることにした。
そこで出会ったずるいワニの言うとおりにしたら・・・。
ホントのようなウソのようなほら話がお得意のキプリングの物語ですが、
リズムカルな日本語となり、その文字もくねったり、大小があったりしていて
長新太さんのとぼけた絵とともに、読むのが楽しい。
字を読むのが面白くて、1冊すぐに読めちゃいます。
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