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はるとの優しさが光る。
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投稿日:2022/06/21 |
とても面白い定例会議の様子がうかがえる本。
靴にも「社会」があるのだね…。
あーだこーだ出席者たちは言いたいことは言うけど、結論らしい結論が出ず、問題を先送りする様子が日本人を象徴している。誰か一人に責任を負わそうとするところも。
靴に関するクレームであれば、靴同士で話し合えば?だって、あなたたち自分で歩いて移動したり手足があるじゃないの、と思ってしまったのは、私が頭が堅い大人だからかしら。
そんなふうに思うこともなく、クレーム対策を命じられてしまった「はると」がとても素直で優しい。
くつと「お父さんを慮る気持ち」で板挟みになっている様子にうちの子供も「かわいそうだな…」と思ったみたい。
同調圧力に負けないはるとは、頼もしい男だ。
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何かを手作りしたくなる。
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投稿日:2022/06/21 |
うちの子供が好きな「チリとチリリ」シリーズ。
今回は「手しごと欲」が刺激されるお話です。
ステキなネーミングと色の糸が出てきたり、それで作ったマフラーが出てきたり。
ページをめくるたびに、ほんわかしたカラフルな世界が現われます。
後半に出てくる「ポタージュ」も、子供と一緒に「おいしそうだね〜」と盛り上がりました。
かわいいものが好きな女子も、美しいものが好きな男子も、手仕事の魅力を知っている人も、この本が好きになるんじゃないかな。
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ためいきを味方につける。
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投稿日:2022/06/05 |
大人的視点では読みようによってはイマジナリーフレンドの話とも取れる。でも、この作品は現実逃避ではなく、現実と対峙する勇敢な小学生の話。「ためいき」を味方につけて、問題を乗り越えていく展開は、とても頼もしい。
しかも、「味方に付ける」と言っても、具体的に何かをしてくれるわけではなく、主人公たちの「話の聞き役」をすることで彼らの思考を後押ししている、というのがステキ。
それにしても、登場する小学生の思考力や語彙力の高さに驚かされる。小学校中学年以降ともなると、こんなに物事を多角的に捉えて精神的に大人なのだろうか。(もちろん、悪い意味でも)。
アタマが良すぎるんでは、とも思った。
一方で、「子供は親を選べない」苦痛もしっかり子供視点で描かれていて、子育て中の親としては複雑だ。
それも含めていい作品だと思う。
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イラスト眺める分には、すてき。
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投稿日:2022/06/02 |
あいはら氏の文章の部分は、私には合わなかったかな。というか、子育て論についての内容ですが、既に自分で実践していることなので、参考になりませんでした。
あいはら氏は、「世のお母さんはもっと子供に意識を向けるべき」というお考えなようで、そこも全然私の生活と相いれない感じ。
こんなにやっているのに、まだそんなこと言うの?という。
そして、一切、養育者としてのお父さんやそれ以外の家族に言及していないのがまた、不自然。
でも、くまのがっこうのイラストや制作秘話などは、ファンにとっては見ごたえがあると思います。
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「逃げ」の記録
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投稿日:2022/06/02 |
震災について、様々な絵本作家が寄稿した作品。震災の本、というと、そのことに向き合うイメージが強かったが、この本は全くの逆だった。
震源地にいた被災者ではないのに、(むしろ逃げようと思えば逃げられる環境にいたからこそ?)多くの作家が、心理的、物理的に震災から逃げた、と発言している。
震災について寄り添うイメージで読むと裏切られるが、これはこれで災害が人にもたらす真実なのだと実感する。
子供にもなじみのある多くの作家が参加しているので、子供が震災について理解するようになったら、読ませたい。
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大ピンチ!が人生を豊かにする。
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投稿日:2022/05/26 |
次々に現れる「大ピンチ」に子供と一緒にわくわくしました。
次のピンチのレベルは?
いよいよのクライマックス、レベル100の大ピンチは…確かにね〜!!と納得。
みんな、ピンチを乗り越えて大人になっている。
しかも、世界が広がるごとにピンチは次々にやってくる。
そういう話なのに、なんて笑えて前向きな絵本なんだろう。
大ピンチが人生を豊かにする。
そんなふうに心底思えたなら、大人の私ももっと良い時間を過ごせるかもしれない、そう思わせてくれる、そんな素敵な作品です。
表紙裏の金色のページが、良い味を出していてこれは手元に取って置きたくなる。
ちなみにゲーム機の充電ができていなかった時の、ぼうやの表情が秀逸です。うちの子も、まさにこんな顔する。
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楽しく、冬を学べる。
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投稿日:2022/05/26 |
過去の作品の新装版だと気づかず、手に取りました。
改定したシーンがどこなのかもあとがきにありましたが、こちらのほうがなるほど、初めて手に取るものにとっては親切に感じます。
真っ白い雪景色の森。
何もないようでいて、冬の学びと魅力がたくさん詰まっている作品です。まるで、理科の教科書です。
「かんじき」を履いていないお友達が、上手に雪原を歩く姿が不思議でしたが、素敵なオチに納得。
そういうことかー。
本文は大した文章量ではないのですが、吹き出しのセリフが多くてそれを全部読むのは子供には大変そう。
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ヤギさん、えらいぞ。
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投稿日:2022/05/26 |
まず、イラストに味があってとてもストーリーに合っています。
オオカミの話と言うと、ミロマチコさんの絵も思い出すので、彼女の絵でも見てみたいとは思いますが。
うちの子供も、お手紙を書いたりもらったりするのが大好きです。
このオオカミさんの気持ち、すごくわかったのじゃないかな。
ヤギさん、勇気を出して本当のことをオオカミに伝えることができてえらいぞ!とも思いました。
おてがみが、どんなに大事なものかよくわかっているからこそのこの展開。
でも、封筒をあまり鼻に近づけないほうがいいと思うよ。
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クレープ作ってみたいな
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投稿日:2022/05/23 |
色々なお話の中にわかったさんが紛れ込むような設定が面白かったです。それに何より、クレープがおいしそう!子供も、「このクレープ作ってみたい」と巻末のレシピをじっくり読んでいました。分かったさんが、自分の世界に戻ってこられて、良かった!
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分量的に、小学校3年生以降向け。
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投稿日:2022/05/19 |
友だち付き合いで起こりうるトラブルやもやもやを具体的な事例と共に解決策を提示しているのが、分かりやすい。
でも、7歳の子供にはその事例が多岐にわたりすぎ、文章も多くて、集中できない様子。
ちびまる子の本だけあって、分量的に小3以降でないと一人で読破できないかもしれない。
うちの子は前半の章を読んで「どこのクラスにも苦手なキャラっているもんなんだな〜」とつぶやいていた。
全ての人と仲良くしなくてはいけない、というわけではないことが分ればまずはそれでいいかな。
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