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どうぶつのわかっていること・わかっていないこと

どうぶつのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)

『世界一受けたい授業』で紹介!京大の動物博士監修の「答えのない問いに向き合う力」を育てる新感覚の絵本

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新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

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えっこ

ママ・40代・東京都、男13歳 女10歳 女6歳

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えっこさんの声

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自信を持っておすすめしたい 美しい生き方、逝き方  投稿日:2004/02/07
ぶたばあちゃん
ぶたばあちゃん 作: マーガレット・ワイルド
絵: ロン・ブルックス
訳: 今村 葦子

出版社: あすなろ書房
「ぶたばあちゃん」というタイトルと絵の感じから、コミカルなお話を期待して手に取ったのですが・・・このギャップには圧倒されました。子供に読んであげていると必ず私が泣いてしまう本が何冊かあるのですが、この本はそのトップの座に躍り出ました。

自分の寿命を悟ってしまったばあちゃんが、残された時間の中できれいに自分の生の後始末をしていきます。あたりに借りはないようにして、残される娘に面倒をかけないように。孫娘にはささやまな日常的なアドバイスとばあちゃんと最後に過ごす時間をプレゼントして。なんて、きれいな逝き方でしょうか。人間こうありたいとは思ってもなかなかできないでしょうね。

孫娘が悲しいのをこらえてばあちゃんの死を受け入れ様としている姿にも心を打たれます。二人の間を静かな時間が流れて行きます。一番取り乱しているのは本のこちら側にいる私です。
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自信を持っておすすめしたい 滝平次郎さんの切り絵が魅力的  投稿日:2004/02/07
半日村
半日村 作: 斎藤 隆介
絵: 滝平 二郎

出版社: 岩崎書店
斉藤隆介さんと滝平二郎さんのゴールデンコンビ。リズミカルな文章も切り絵も魅力的な本です。半日村のうら寂しさ、一日村の明るさが伝わってきます。また、考え込んでいる主人公の一平、楽しそうな、心配そうな顔、まんぞく顔、どの人間も生き生きと描かれています。

「なかまはずれになりたくないから、つきあいがわるいようなきがして」山に登り始めたといういきさつはあまりに日本的で好きではないけれど、村人がみんなで何十年もかけて山を半分にしてしまうなんて、なんて壮大な話なのでしょう。その始めの一歩を踏み出したのは一平です。始めの一歩がなかったら、半日村はいつまでたっても一日村にはなれなかったのですね。こんな勇気を出せる人間になりたいものです。
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なかなかよいと思う ノックの音は幸せの音  投稿日:2004/02/05
ノックがとんとん
ノックがとんとん 作・絵: にしかわ おさむ
出版社: PHP研究所
ふるぼけた空き家に第二の人生を送りにおじいさんが引っ越してきました。そして、それまで空き家をすみかにしていた、動物たちやおばけちゃんを追い出してしまったのです。おじいさんはだれにも邪魔されずに、のんびり一人でお茶を飲める暮らしを夢見ていたのでした。その夢はかなって1年たちました。おじいさんは幸せだったでしょうか?1年たって、トントンとノックの音。おじいさんは嬉しくて飛び上がってしまうのです。幸せってなにかわかったおじいさんは、さて、どうしたでしょうか?

一人でだれにも邪魔されない暮らしはよさそうですが、楽しいのはやっぱり、おしゃれをしてみせたり、お茶を一緒に飲んだりする相手がいる暮らしですよね。4、5歳からと書いてある絵本なのですが、このおじいさんの悲哀とその後の喜びが理解するのは、大人でなくては無理なのではないでしょうか?3歳の娘が選んだ本なのですが。
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自信を持っておすすめしたい 正統派の昔話絵本  投稿日:2004/02/04
かちかち山
かちかち山 絵: 尾竹国観
出版社: 講談社
子供が絵本を選ぶようになると、我が家の場合、どうも「クマ」物、「ネズミ」物、かわいらし系、無条件に笑えて楽しい系に偏りがちです。確かにこれらの本は親も読んでいて楽しいのですが、時々、「いや、まてよ。他にもいろいろあるではないか」と思ってしまうのです。
そして、時々は「日本人なのだから、親指姫やシンデレラを知っているのに、桃太郎や竹取物語をしらないのは、おかしい」「こんなに大きくなったのだから、そろそろ、宮沢賢治だ」と思い立ち、正統は日本の昔話、もしくは童話をよんでやろうと思うのです。
そんな時に、てっとり速いのが、「新・講談社の絵本」シリーズです。これは、早い話が昔(昭和10年代)の絵本の復刻版です。絵もレトロで、このかちかち山は尾竹國観という、いまにも物々しい名前の画家によるものです。
かちかち山という、残酷な復讐話ですが、3歳の娘は興味を持ったようでした。ただ、おばあさんが狸に殴られる場面は飛ばしていましたが。
今の子供達が大きくなるころには、国と国の垣根は今よりももっと低くなっていることと思いますが、根っこの部分では、しっかりと日本人としてのアイデンティティを持っていてほしいと願います。そのためにも、最低の日本文化は伝えてあげたいと思います。
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なかなかよいと思う どこの家庭も同じね  投稿日:2004/02/04
くんちゃんのはたけしごと
くんちゃんのはたけしごと 作・絵: ドロシー・マリノ
訳: 間崎 ルリ子

出版社: ペンギン社
家の中の仕事で忙しいおかあさんが、おとうさんのお手伝いでもしたらと、くんちゃんを外に出します。あらっ、まるで我が家のよう。

おとうさんのところでくんちゃんは、お手伝いをしようと一生懸命です。でも、勘違いから失敗ばかり。このあたり、お父さんがぷんぷんしているのが、ちょっといやです。でも、我が家でもありがちな、一こまです。くんちゃん怒られてもおとうさんのすることをじっと見ていて、最後には立派にお手伝いができるのです。ぷんぷんお父さんはいやですが、お手伝いができたくんちゃんを一言ほめてあげるところは、さわやかで名誉挽回といったところでしょうか。
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なかなかよいと思う 自然の中での遊びが魅力的  投稿日:2004/02/04
くんちゃんはおおいそがし
くんちゃんはおおいそがし 作・絵: ドロシー・マリノ
訳: 間崎 ルリ子

出版社: ペンギン社
くんちゃんシリーズはどのお話も、読むたびにのほのぼのとあったかくなってきます。

この作品は、家の中で退屈していてなにをしたらいいかわからないとぼやいていたくんちゃんが、外に出て、次々と遊びを発展させていくお話です。木切れで船を作り、船を浮かべた川で石を見つけ、その石で家を作る、という様に遊びがどんどん広がって行きます。川があり木があるところで暮らしているくんちゃんがうらやましくなります。テレビもゲームも友達すらいなくても、自分一人で楽しく遊ぶことができるのですもの。
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なかなかよいと思う タイトルページの意味は・・・  投稿日:2004/02/03
リサ ジャングルへいく
リサ ジャングルへいく 作: アン・グットマン
絵: ゲオルグ・ハレンスレーベン
訳: 石津 ちひろ

出版社: ブロンズ新社
このガスパールとリサのシリーズは末娘のお気に入り。確かに、ガスパールとリサはかわいいし、はじめに友達になったお話はまあ、可もなく不可もない普通の絵本と思っていました。でも、中には、私にはなかなか理解できない(どこが面白いのかわからない、そもそも、面白い話なのか、教訓めいた話なのかもわからない)話が多く、これがフランス人のエスプリなのかしら、わからない!!と思っておりました。

が、このリサのジャングル話は、リサのこれでもかこれでもかというホラ話をイラストと一緒に楽しむことができました。(これで私もフランス文化通!!)慣れとは恐ろしいものです。

それにしても、この本。表紙はジャングルの絵でしたが、表紙をめくったタイトルページはなぜかプールからあがったばかりのリサの絵です。ジャングルにプールがあるの。いえいえ、それは最後の一歩前のお楽しみ。そして、裏表紙をめくったところにも、お楽しみの絵があります。
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自信を持っておすすめしたい ポップな絵柄とは裏腹に、せつなくなります  投稿日:2004/02/03
クレリア えだのうえでおきたできごと
クレリア えだのうえでおきたできごと 作・絵: マイケル・グレイニエツ
訳: ほその あやこ

出版社: らんか社
眠いのを我慢して、みんなのために寝場所を空けてくれるクレリア。そして、最後には・・・
え。この本これで終わり。というのが、一読した後の正直な気持ちです。

この究極の自己犠牲はなんでしょう。クレリアは今どうしているのかしら。寝場所を譲ってもらった虫達でなくとも、気になってしまいます。

クレリアのことももちろん気になりますが、残された虫達が気の毒でなりません。かれらは生涯、クレリアをさがし続けることになるでしょうから。クレリアちゃん、ちゃんとさよならしてってほしかったなあ。あなたのようなステキな虫に出会えて幸せだけど、突然いなくなちゃったら、悲しいんだよ。(究極の、お別れですけどね、ずっと心に残る。)
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なかなかよいと思う なんだか気になる絵本です  投稿日:2004/02/03
てぶくろ
てぶくろ 作: (ウクライナ民話)
絵: エウゲーニー・M・ラチョフ
訳: 内田 莉莎子

出版社: 福音館書店
もうすぐ末娘も4歳。かなり長い絵本も聞けるようになってきました。もうこの「てぶくろ」は卒業かなと思っていたのですが、まだまだ楽しめるので、意外でした。

彼女は、登場する動物達が男なのか女なのかが大変気になる様子。かえるが女の子なのや、ウサギが男の子なのが最初納得できないようでした。なんとなく、私も、カエルだったら男でウサギは女という紋切り型のイメージを持っていたので、いけないいけないと反省しました。内田さんの訳はリズムが良いのも好きなのですが、男女の訳し分けもきちんとなされていて、読んでいて安心できます。

もう一つ、彼女が気にしていることがあります。それは、いったいどんなおじいさんがこの手袋を落としたのだろうということ。私は、きっとロシアの農村の正統派の厚いオーバーを着込んで、毛皮の帽子をかぶった太ったおじいさんよ、と思っています。娘は「田舎のおじいちゃんみたいな人かな」と思っているようです。

それにしても、クマが入って来てすごいなあ、中はどんなにきついだろう、と思っている時に、なんとあっけらなんとした結末でしょう。方の力が一気に抜けてしまいます。
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なかなかよいと思う おばあちゃんっていいね  投稿日:2004/02/02
サナのあかいセーター
サナのあかいセーター 作・絵: なりたまさこ
出版社: ポプラ社
おばあちゃんが編んでくれたステキな赤いセーターをどうしても着たいと思うサナの気持ちが伝わってきます。のばしたり、洗ったり、お友達も手伝ってくれて、みんな一生懸命。そうだよね、着たいよね、と私も思うのですが、おばあちゃんが心を込めて編んでくれたセーターをこんなにしちゃっていいのかしら、と、ドキドキしてしまいました。

でもね。おばあちゃんっていいね。おこりもせずに、もっともっとステキな、お花までついたセーターにしてくれたのですもの。まるで、家のおばあちゃんみたいに、やさしい、あたたかいおばあちゃんです。
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