人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本
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風に吹かれて大きな木が葉っぱを揺らす音を聞いていると心が落ち着きます。
どうしてこんなに木に惹かれるのか、絵本を集めて読んでみるとよくわかってきます。季節が変わっても、様々な出来事が起こっても年月を経ても、どっしりと根を下ろし「そこに立っている」安心感。この感覚はとても大切なものではないでしょうか。
そして木を見ていると思わずつぶやいてしまいます。『木はいいなあ』。
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こどもとあそぶえほん『木がある生活』 こちら>>>
(「現代と保育 68号」より)
木があると、森が出来て、木陰を作ってくれて、木登り遊びができて・・・。木のある生活の素晴らしさがとても爽やかに描かれていて気持ち良い絵本です。
「ねぇ、おとうさん きになって。」木になったお父さんに一生懸命登るすーくん。登り方が難しくて質問しても、虫が出てきても、おしっこかけられても何も答えません、だって……。こんな父子の関係もいいね。
ねずみのウィリーとウィニーが木のウッディと出会ってからの1年間の交流を描いています。月が変わるごとに様子が変化するウッディの姿から季節の変化を感じ、それとともに育まれていく3人の間の友情を見守りながら読むのは心が温まります。
こんなにじっくり「木」を観察したことありますか?彫刻家佐藤忠良が15年もの間散歩の間などに描き続けた「木のデッサン」。木と対話をしている様だというその絵に言葉が添えられて出来上がったこの絵本。一見の価値あり、なのです。
「おおきなきがあるといいな。」かおるの考えるおおきな木というのは本当に魅力的!はしごを登っていくと素敵な小屋が。そこでは台所もテーブルもあり、季節で移り変わる眺めも楽しめて・・・。子供の頃感じた想像の世界への憧れの気持ちが一気に蘇ってきて興奮してしまいます。
ペカンの木の下で幼稚園のみんなと過ごすのが大好きな体が不自由なりんちゃん。親友のみっちゃんの「ねこざぶとん」の話を聞いて木に登ったみんな。りんちゃんも登ってみたいに違いないと感じたみっちゃんは行動を起こします。最後は先生達も巻き込んでの大騒動。本当に嬉しい気持ちになれます。
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