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1枚のじゅうたんが、自分の居場所に変身
たろうがお母さんに自分の部屋がほしいというと、お母さんは1枚の赤いじゅうたんをもってきて、「これを広げたところがたろうのお部屋よ」といいました。たろうが階段の下にじゅうたんを広げると、ネコのみーやは窓のある部屋がいいというので、出窓の下に引っ越しです。次はイヌのちろーも入れるように犬小屋の前へ引っ越し……と仲間をふやしながら次々引っ越して……。


このたろうシリーズは、「たろうのともだち」、「たろうのおでかけ」と読んできましたが、この「たろうのひっこし」が一番気に入りました。
お部屋が欲しいというたろうの希望に、赤いじゅうたんを与えてかなえてあげるお母さん、ナイスアイディアです。
そんなお母さんに文句も言わず、存分に楽しんでしまうたろうくん、なんて素直なんでしょう!
お友達の要望を取り入れながら、最後にはとても素敵な場所で楽しそうなお茶会会場となるたろうのお部屋。
最初から最後まで気持ちよく、楽しいおはなしです。
いつ読んでも楽しいですが、やっぱり桜の季節に読みたいですね。 (オパーサンさん 30代・ママ 女の子4歳、女の子1歳)
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