エルメス家の食卓がお手本! ふたたび招待してもらいたい食いしん坊に捧ぐ— およばれ先で、子どものテーブルマナーの悪さに決まりの悪い思いをしたことはないでしょうか。 そんな方に読んでもらいたいのがこの絵本。 もともとは、エルメスの4代目社長の息子である作者が、 自分の子どもたちにテーブルマナーを教えるために書いたもので、 ナイフやフォークの持ち方から、美しい食べ方、客人との自然な接し方、リラックスした仕草まで、 食事における振る舞いの基本が、イラスト主体で説明されています。 ウィットに富んだ文とユーモアたっぷりイラストを親子で楽しみながら、正しいテーブルマナーを身につけましょう!
どうしてあれで箸が動くのかしら、と思うほど不思議な持ち方をする人を見ることはありませんか。
箸の持ち方なんてどうでもいい、要は食べることができればOK、かもしれませんが、本当にそうでしょうか。
話は飛躍するようですが、幕末にペリー艦隊に招待された侍たちが洋式のマナーをよく知らなくても問題なく晩餐に応じることができたのは身についた日常の作法を手掛かりにできたからと聞きました。
受け継がれるべき生き方としてのマナーが、柔らかな子どもの心にまっすぐに伝わる絵本です。
およばれといえば特別ですが、マナーは実は特別でもなんでもないのです。
毎日のお家の中でのあれこれが、マナーです。
そのことをまずお母さんお父さんが知っておくためにも、役立つかもしれませんね。
(すたすたじじいさん 60代・じいじ・ばあば )
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