太陽がしずみ、あたりがまっくらになるまでのひととき、空の青色はだんだんと深まっていきます。水色から濃紺へうつりゆく空のしたでは、アオカケスやコバルトガエル、ナガスクジラなど、さまざまな青い生き物たちが夜をむかえる準備中です。ながめていると心がしんとおだやかになる、とくべつな「時」を味わう美しい絵本。
「あお」の美しさに心が震えました。なんて美しいのでしょうか。そして、この世に光があり、色があることの幸いを思わずにいられませんでした。日暮れとともに刻一刻と「あお」が変化していくことにも改めて注目しました。
学校の先生方には、美術(図画・工作)の時間に、ぜひ子どもたちにこの絵本を読んであげてほしいと思いました。心がしんとなり、美しいものへの感受性が高まる絵本だと思います。 (なみ@えほんさん 50代・その他の方 )
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