蛇に卵を盗られたり巣を焼かれたり……。何度もかなしみがおとずれようと、絶望せずにすずめは前をむいて、ただ見まもるしかないわたしをおどろかせる。ひなを必死にまもる、母親のすずめの、強くやさしいすがたをえがいた話。
編集者コメント 蛇に卵を盗られようと巣が煙にまかれようと、決して絶望せずに前をむく母親雀の姿。昭和16年に書かれたこの作品は、戦争という死を賛美さえする世にあっても動物に託すことで屈っさずに、椋鳩十が「命の重み」をこどもたちに伝えたくて書いた作品です。そのため「生きること」への切実な想いがどこにもにじんでいます。本質を描いた椋作品を低学年からも味わってほしいと、気鋭の画家が全力で絵を描き絵本化したシリーズの第3弾。
椋氏の作品に
画家さんが絵を担当しているシリーズの中の1冊のようです
大島さんの絵が
イメージに合っているように思います
蛇に巣を荒らされた後の様子が
なんともいじらしく
それでもくじけない
母親の強さを感じます
がんばれ!と、思わず応援したくなります
菜の花の黄色が素敵で
心がホッとします (しいら☆さん 50代・その他の方 )
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