ママは、いっつも忙しそう。あーあ、ママが10人いたらいいのになぁ。そしたら、ひとり目のママはぼくと遊んでくれて、ふたり目のママは面白い本を読んでくれて、3人目のママは歌を歌ってくれて、4人目のママは……。って、どんどんママが増えちゃった!?
主人公のぼくは、赤ちゃんの世話をしているママに話しかけます。
「ねえ ママ、 きょう おべんとうのじかんにね」
「いま いそがしいから あとで ゆっくりね」
しばらくたって、キッチンに立つママに話しかけます。
「あのね ゆうくんが ぼくのね」
「ちょっと まってて。 いま てが はなせないから」
いつも忙しいママは、ぼくの相手をしてくれません。
怒ったぼくは、ママが10人いたらとスケッチブックに色々なママを描きます。
そしたら……。
スケッチブックから、ママが10人出てきたではないですか!!
ぼくは大喜び。
ママにしてもらいたかったことを、それぞれにしてもらいます。
この絵本は、ママがさらに増える雰囲気で終わります。
最後には1人に戻るだろうと予想していたので、意外でした。
ぼくは、本当のママがいいとは思わなかったのですね。
私にも子どもがいます。
だから、
後回しにすることは、なるべくしないようにしよう!
と決心しました。 (めむたんさん 40代・ママ 男の子18歳)
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