人気2大作家共演! 感動の名作を絵本化
【教科書にも載っている実話を絵本化!】 このお話は・・・ 脚本家、エッセイスト、直木賞作家である 故・向田邦子の作品の中でもとりわけ愛され続ける 名作「字のない葉書」(『眠る盃』所収、1979年講談社)が原作。
戦争中の、向田さん一家のちいさな妹と、 いつも怖いお父さんのエピソードを綴った感動の実話です。 向田邦子さんのちいさな妹・和子さんが主人公。 ぜひお子さまと語り合って欲しい作品です。
【あらすじ】 戦争時代、ちいさな妹が疎開するとき、 お父さんはちいさな妹に、 「元気なときは大きな○を書くように」と、 たくさんのはがきを渡しました。 しかし、大きな○がついたはがきは、 すぐに小さな○になり、やがて×になり・・・。
【直木賞作家2人の夢の共演!】 当代人気作家の角田光代と西加奈子の最強コンビで 美しい絵本によみがえりました。
大の向田ファンで知られる角田光代の渾身の描写と 西加奈子の大胆な構図と色彩をぜひ堪能してください。
【編集担当からのおすすめ情報】 子供たちに伝え継ぎたい、感動の絵本になりました。
絵を担当した西加奈子さんの 作家ならではの構図、伏線をもった構成に 目を奪われてしまいます。
装丁のかわいらしいタンポポは、 この絵本の主人公・ちいさな妹をあらわしているそう。
文を担当した角田光代さんは、 文章を書きながら、 絵を見ながら、 校正をしながら、 そのたびに涙が止まらなかったそうです。
この絵本は 2019年5月27日に発行され
直木賞作家の 向日邦子原作・ 角田光代 文・西加奈子 絵
戦争で 疎開した 妹 まだ小さくて 字も書けない妹
お母さんは肌着をたくさん縫って もたせ
お父さんは たくさんのハガキに 宛名(お父さんの名前書いて)を書いて持たせました
何にも分からないんで 遠足気分ででかけましたが・・・・
元気なら ハガキに○を書いてきなさいと言う おとうさんの言葉通りはじめは 大きな○は 書かれていたのに・・・・・・ だんだんと 小さな○に・・・・・ そして とうとう ×が書かれて
お母さんが 迎えに行きますと ひどい風邪をひいて ねていたんです
兄弟の私たちは 嬉しくて 笑わせたい一心で かぼちゃをいっぱい並べて・・・・
小さな妹が和えってきたとき 怖いおとうさんが おおん おおんと声あげて泣いていたんです
思わずもらい泣きしました
この本は みんなに読んであげたい絵本です
大人にも 子どもにも! (にぎりすしさん 60代・その他の方 )
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