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なかよしのふたりの突っ張りあいが、思わぬ危機を呼んでしまう、 手に汗握る展開に、 最後までハラハラ、ドキドキの連続。 幼稚園や小学校の読み語りでも、大人気です。 スクラッチの技法を生かして、表情豊かに描かれている、楽しい絵本です。
ざわついている子どもたちに、鋭い声で「うごいちゃだめ!」と叫ぶと、みんなピタッととまって、こちらをうかがいます。
そこでこの本を取り出し、「と、いう本を読みます」と言ってはじめてます。
アヒルとガチョウの意地の張り合いがくすくす笑い、「うごいたらまけ」競争がはじまって、カラスやウサギにたかられるアヒルたちに爆笑。
きつねにつかまってハラハラ。結末にホッとして終わります。
低学年では、必ず、読み終わった後も、固まって、つつかれるまで動かない子が何人かいます。 (桂はなさん 30代・せんせい )
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