雨が轟々と叩きつける嵐の夜、白いヤギはやっとの思いで丘を滑り降り、壊れかけた小さな小屋にもぐりこんだ。 小屋の中は真っ暗で何も見えない。 ガタン!と音がして、脚をケガしたオオカミが小屋に入ってくる。 風邪で鼻も利かず、お互いの姿も見えない中、 ヤギは相手をヤギと、オオカミは相手をオオカミだと思い込む。 勘違いしたまま二匹は話を続け、やがて不思議な友情が芽生えて・・・。
内容紹介 ふしぎな友情物語が、いまはじまる。 あの『あらしのよるに』が大きくなった! 多くの賞を受賞し、舞台化されたり、学校の図書館でも大人気の『あらしのよるに』。教科書への掲載を機に、迫力の大判が登場です。 著者紹介 ■きむらゆういち(きむらゆういち) 東京都生まれ。造形教室、幼児番組のアイデアブレーンなどを経て絵本・童話作家に。脚本やコミックの原作なども手がける。作品に『かいじゅうでんとう』『ごあいさつあそび』『にんげんごっこ』『オオカミのごちそう』『あめあがり』など。 画家紹介 ■あべ弘士(あべひろし) 1948年北海道生まれ。旭川市旭山動物園の飼育係のかたわら、絵本画家として活躍。1996年、退職して絵に専念。『ゴリラにっき』で小学館児童出版文化賞受賞。他の作品に『旭山動物園日記』『おっとせいおんど』『バナナをかぶって』など。
あまりにも話題沸騰だったから,本屋さんでちょっと立ち読みしたらもうダメ...
これは家でじっくり読みたいと,その場で財布をひっくり返してセットを購入しました。
その夜,8歳の息子と10歳の娘に,「今夜から一冊づつ読むね。」と言って読みはじめたものの,私も続きが読みたいし,子どもも聞きたくてたまらないせつない顔をしてて...やめられなーい。
なんと,2時間かかって最後まで読んでしまいました。
最後は読み手も聞き手も涙涙で大変!
まるで感動巨編の映画を一本観終わったような気分になりました。そして次の日...「今日も読んで〜」と言う息子に『カンベンしてえ〜』と言いつつもまた2時間。
みなさんも是非是非ご一読を!友達を大切にしたくなりますよ。 (エリザベスAさん 40代・ママ 女の子12歳、女の子10歳、男の子8歳)
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