みつあみおさげに、黒のとんがり帽子とマント。大きな鍋を片手に、魔女がねこどんを乗せてほうきで飛んで行く。そこに突風が吹き、帽子が下に飛んでいった。魔女とねこどん、帽子を探すけれど見つからない。そこにワンちゃんが帽子をくわえてやって来た。「ほうきの上に、ぼくの場所があるかしら?」。魔女は「もちろん!」と承知して、ねこどん、ワンちゃんと一緒にほうきに乗り込んだ。すると、今度はリボンを落としてしまい、みどりの鳥さんがくわえてきた。「ほうきの上に、わたしの場所はあるかしら?」。魔女は「もちろん!」と答え、鳥さんも仲間に加わった。
ほうきからいろいろな物を落としてしまい、そのたびに仲間が増えていく楽しいお話。ねこ、いぬ、とり、かえる……とほうきの上がにぎやかになった矢先、ポキンッ!と事件が起きるのでした。 何しろ楽しいのがリズム感あふれる言葉のおもしろさ。まるで歌を唱えているかのようにお話が進みます。登場人物たちの表情も親しみやすく、小さな読者にとっては魅力たっぷりでしょう。さてさて、その事件とは? 後半は予想もつかない展開となります。乞うご期待! 魔女と仲間たちのお話は、ハローウィンあたりに読むと盛り上がりますね。 ――(ブラウンあすか)
まじょとねこどん、ほうきでゆくよ。二人はとってもごきげんだ。ところが、その時とっぷうが…さいしょにぼうし、おつぎはリボン、それから、つえもとばされた!でも、ごあんしん。いっつもだれかがひろってくれて、ほうきのなかまにくわわった。そんなにのって、だいじょうぶ?その時おこっただいじけん!はたしてまじょはドラゴンのましゅをのがれられるのか?このユーモラスでちょっぴりなかせるおはなしは、声を出してよむのにぴったり。ことばのリズムとゆかいなイラストをたのしんでね。 (スカイソフトより)
ハロウィーンが近くなってきたので、魔女の絵本を選びました。この絵本を選んで大正解。本当に面白い。魔女とねこどんがほうきに乗っていると、魔女が順番に帽子やリボンを落としてしまい、拾ってくれたお礼にその動物達をほうきに乗せてあげます。でも、重みに耐え切れずほうきが折れてしまいます。魔女はそのままドラゴンのいるとこに行ってしまい・・・。ハラハラドキドキのお話です。娘と一緒にとても楽しませてもらいました。是非読んでみてください。 (きーちゃんママさん 30代・ママ 女の子4歳、女の子2歳)
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