草はらに“どん”と足を踏み入れる音。これがこの本のタイトルそのものです。 力強く足をふみおろすと足元からたくさんの生き物たちが慌てて飛び出してきます。 草はらの生き物たちとの出会いに胸を高鳴らせる子どもたちの息づかいが聞こえてくるような絵本です。
なんとも奇妙な題名です。
草原やあぜ道など、生き物のたくさんいるところを、
男の子と女の子が歩いていく時の踏みしめた音が「どん」。
もちろん、生き物たちは驚いて飛んでいったり移動したり。
その動きが絶妙ですね。
『ぴょーん』の進化形でしょうか。
全ての生き物について名前が記されていますから、一種の図鑑のようにも使えますね。
生き物たちの正確な描写が嬉しいですし、なるほど、このアングルはいいですね。
いちいち観察しなくても、このような場所を通る時、
生き物たちの気配を感じ取るだけでも、素敵だと思います。
やはり手にとってじっくりと眺めたい作品ですね。
小さい子でも、動きを追えば楽しめると思います。 (レイラさん 40代・ママ 男の子17歳、男の子14歳)
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