ある冬の晩、ダイアナの家に突然入ってきた風邪引きの大きなサイ。おびえる父母を尻目に、ダイアナは手厚く看病をし、警官の銃から守ってやります。それからサイは庭で暮らしはじめます。静かで温かな愛の物語。
次女がおすすめの本のコーナーから借りてきましたが、少し大きい子(小学生くらい)向けの絵本でした。結局喜んで聞いていたのは、長女の方でした。
ダイアナという少女の家に、ある日突然大きなサイがやってきます。お父さんは真っ青になって隠れ、お母さんは気絶してしまいますが、ダイアナは、ひどい風邪をひいたサイのために、薬を飲ませ、バターつきトーストを食べさせます。
連絡を受けた男達が、サイを射殺しにきますが・・・?
少女が大人になり、やがておばあさんになるまで、サイとの静かな暮らしは続きます。
しみじみとしたラストシーンが、印象に残ります。
カラーページと白黒ページの繰り返しも効果的です。
楽しい絵本もいいけれど、たまには、こういった落ち着いた絵本もいいですよ! (ぼのさん 30代・ママ 男の子10歳、女の子7歳、女の子3歳)
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