何日も日照りが続き、草も木もどじょうじいさんも元気がありません。何かいい方法はないかと、10ぴきのかえるが考えていると、“としよりがえる”がざんざんやまに伝わる、雨乞いの記録を持ってきました。それを見たかえるたちは、早速ざんざんやまへ出発しました。
ざんざんやまへ向かう途中、先頭を歩いていた“かんがえる”がすなじごくに落ちてしまいました。他のみんなも助けようとするのですが、一緒にすなじごくに引き込まれてしまいました。さすがの10ぴきも、もうだめかと思った瞬間、そこに一本の枯れ枝を発見。つかまってよじ登ってみると、それは枯れ枝ではなく、へびのしっぽでした! でも、今日のへびは日照りのせいで元気がなく、襲ってきません。
やっとのことでざんざんやまに到着したかえるたち。巻物を広げ、雨乞いの歌を歌うと……?
明るく元気いっぱいの10ぴきのかえるたちが大活躍します!
「10ぴきのかえる」シリーズです。いつも楽しいはずの彼らの生活。ところが今回は何日も雨が降らずに、彼らの住む辺りではみんながひからびそうになっています。
10匹のかえるたちは、みんなのために昔から伝わる「あまごい」をしに、ざんざん山へ登っていきます。
途中で砂地獄に落ちそうになったりと、事件も起きますが、10ぴきのかえるたちのあまごいのおかげで、見事雨が降り出します。
「みずはいのちのもと」かえるたちのこのセリフ、大切に受け止めたいものですね。 (てんぐざるさん 30代・ママ 8歳、3歳)
|