バーティーは「あお」が大好きな男の子。セーターもあお、くつもあお、あおい犬のくびわだって持っている。 でも一番欲しいのは「あおいいぬ」。だからバーティーは自分が「あおいいぬ」になりきって遊んでいます。すると・・・「あん!」 本物の犬がやってきた!うれしくてとびあがるバーティー。でも・・・あおくない。バーティーは悩みます。そして一生懸命考えた解決策は。 ロンドンでイラストレーターとして活躍中の作者のポリー。このお話は「青い靴箱に住んでいる小さなダルメシアンのぬいぐるみを見たときに浮かんだ。」そうです。そして「持ち主の二ールも青い服、青い目で青が大好きな男の子だったの。」。そう言う通り、この絵本の魅力はなんと言っても青いセーターを着た主人公の男の子。遊んでる時、考えている時、喜んでいる時。全身を使って感情を表現しています。その軽快な動き、姿かっこう、しぐさがたまらなく可愛いのです。絵本にはこの男の子と犬以外にはほとんど何も出てきません。それでも引き込まれてしまうのは我が子を見ているだけで時間がどんどん過ぎてしまうのと同じ感覚? そしてもう一つの魅力はシンプルで素朴な絵なのにとってもお洒落な雰囲気の色彩と装丁。おまけに文字もキュートです。前作「ケイティー」も、女の子の気まぐれで繊細な気分を、ポップな色と絵で表していてとってもおすすめ。どちらも、持っていてとてもhappyになれる本。女性へのプレゼントにも最適だと思います。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
バーティーは青い色が大好き。セーターも靴もみんな青。バーティーは犬も大好き。青い犬がほしくてたまらない。青い犬はいるか?
娘の小さい頃に、青色が好きでよく服も青色、七五三の着物まで青色を着せたので娘は今は明るい色、暖色系を好むようです。バーティーのようにはこだわっていなかったと思うのですが、青色の好きなバーティーは好きなだけあってよく似合っていると思いました。犬まで青と思っているバーティーですが、前向きに考えて愛犬の名前を、「あお!」とはよく考えたなあって思いました。淡い感じの青にバックの青にもセンスに溢れていて素敵な絵だと思いました。 (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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