ウィリアムは、目をとじてかんがえました。 家のそばに、風車をつくったらどうかな? 風がふけば電気がつくれるから、 暗い夜でもあかりがつくよ。
アフリカのもっともまずしい国のひとつマラウィで生まれ育ったウィリアム少年は、図書館で出会った1冊の本を読んで、手づくりの風力発電に挑戦することを決め、実行に移した……真実の物語。
『THE BOY WHO HARNESSED THE WIND』が原題。
日本でも、スーパープレゼンテーションという番組でおなじみの
TED(世界的講演会)に作者自身が登壇していたをたまたま視聴していたので、
ピン!ときました。
そう、アフリカの貧しい少年が、独学で風力発電の風車を作った実話です。
マラウィという国に住むウィリアム少年の家は貧しく、
とうとう学校にも行けなかったのですね。
幸運なことに、近所に図書館があったので、そこで、
英語の辞書片手に科学の本を読破し、風力発電の風車を手作りしたのです。
図書館が救いの手になったということが嬉しいですね。
もちろん、ウィリアム少年のまっすぐな意志の強さもあってのことです。
巻末には、その後のウィリアム少年の姿も掲載されています。
TEDにより資金が集まり、ウィリアム少年も復学し、家の畑も再生し、
地域のためにさらなる学びを続けているそう。
小学生くらいから届けた作品です。 (レイラさん 50代・ママ )
|