おかあさんにもらった新しいくつ。青くてとっても気に入ったけど、ちょっと大きい。でもはきたい!だからはいて出掛けたら・・・。 毎日元気に走り回るのが仕事の子供にとって「くつ」は切っても切れない存在。お気に入りだからちょっと大きいけどはいちゃう!って気持ちもわかるけど、やっぱりぴったりが一番。古くなったくつだってちょっとおかあさんが魔法をかければほら。「くつ」と「ぼく」の関係が丁寧に描かれていて、「もの」に対するこういったやりとりの大事さ感じさせてくれます。 そしてそんなお話が、春の陽だまりを感じさせる雰囲気の絵で包まれていてこの絵本のもうひとつの魅力となっています。読んでいるとほんわかぽかぽかな気持ちになってきます。 最後にうれしそうに外へ走り出す「ぼく」の姿がとっても印象的な、この季節にぴったりな絵本です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
おばあちゃんからもらった新しい靴はぼくにはちょっとぶかぶか。早く大きくなあれと思うけれど、古い靴がちょっぴり悲しそう…。大切な物への愛情を豊かな表現で描きます。
おばあちゃんにくつを買ってもらった男の子の
お話なのですが、かわいらしくて、いじらしい
内容に、心が温まりました。
男の子は、くつがまだ大きかったのに、平気な
ふりをして、出かけてしまうんです。
でも大きいくつは、やっぱり大きく・・・、
買ってもらったばかりなのに、水たまりのなかへ・・・。
よくありそうな内容なのですが、結局どうなるの???
と、最後まで、どきどきわくわくしながら読むことが
できました。
最後は、ハッピーエンドなので、安心して読んでみて
くださいね♪ (スケボウさん 30代・ママ )
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