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あさやん

その他の方・60代・東京都

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あさやんさんの声

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自信を持っておすすめしたい わきあがる思い  投稿日:2007/06/10
ハルばあちゃんの手
ハルばあちゃんの手 作: 山中 恒
絵: 木下 晋

出版社: 福音館書店
出版社からの内容紹介が素敵ですね。大河ドラマのように胸に迫ってくる・・。私もこれを読んでもらって、良質の映画を見ている時のような胸の高鳴りを覚えました。絵本という形をとってますが、それを超越した、この作品からわきあがる強い思いに圧倒されています。
手は人それぞれに本当にいろんな歴史を持っています。ハルさんの人生を見せてもらいながら、すっかり皺の増えた自分の手を眺め、たくさんの人の手のぬくもりや表情を思い出しました。
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なかなかよいと思う そこがちょっとわかりにくいかも  投稿日:2007/06/10
そこがちょっとちがうんだ
そこがちょっとちがうんだ 作: 今江 祥智
絵: 杉浦 範茂

出版社: 文研出版
手にしているのは2003年13刷というものですが、どうやら書かれたのは1976年のようです。このころは、まだカラーテレビ、白黒テレビという対立概念があったように思うのですが、この絵本の魅力がそれが前提のような気がして・・・20代以下の人に伝わりにくいかも、と思いました。

語り手あべたろうくんは、3年生。担任の先生は名簿順をあいうえおの逆さまからにするような、ちょっとおもしろい人。おとうさんおかあさんは、テストの点が悪くても「わるけりゃ、つぎには、よくなるたのしみがあるよ」なんて言ってくれる、ちょっとすてきな人。相棒の「殿下」くんは「まじりっけなし」の雑種犬で、たろうくんと一緒に白黒テレビを見るのが楽しみ。
たろうくんを取り巻くいろいろが「ちょっとちがう」んです。
今江さん独特の、おお、そう来ますかという発想と、杉浦さんならではの楽しすぎるデザインが、美しい価値観を支えます。
大勢の前で開き読みをするよりは、ちがいのわかるもの同士で肩を寄せ合って(笑)、わお、と感嘆しながら見てほしい作品と言えるかもしれません。
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自信を持っておすすめしたい そうかもしれない  投稿日:2007/06/03
かえるのいえさがし
かえるのいえさがし 作: 川野 雅代 石井 桃子
絵: 中谷 千代子

出版社: 福音館書店
おはなしの世界というのは、突拍子もない設定がおもしろい場合もあるけれど、身近に見えているものが、もしかしたらそうかもね、というぐらいの想像力にも大きな魅力を感じます。
このおはなしに登場するかえるもとかげもへびも、大袈裟な表情や仕草などしないのですが、ちゃんと、次どうなるの?というどきどき感を伝えてくれます。
1ページ目で、夏の田んぼで楽しく鳴いていたかえるの親子が、2ページ目では秋の田んぼで途方に暮れているのですから、こっちもあわてなくちゃなりません。一緒に家探ししている気分になりました。
1967年の12月に発行されていますから、冬の想像力として楽しむ手もありますが、盛んに鳴いているカエルの行く末を考える初夏の想像力として楽しむこともできるかな、と思います。
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なかなかよいと思う しあわせなはなこさん  投稿日:2007/05/26
くいしんぼうのはなこさん
くいしんぼうのはなこさん 作: 石井 桃子
絵: 中谷 千代子

出版社: 福音館書店
金のりんごさんのレビューにある「あらら〜、わがまま言ってるから痛い目にあっちゃって。でも、もう懲りたでしょ。はい、めでたし、めでたし」というのが、ほんとにぴったり。

はなこさんみたいに、いろんなことに「くいしんぼう」なタイプの人は古今東西老若男女問わずいるものですが、いやなヤツだねえと眉をひそめ仲間はずれにするのではなく、うまーくつきあっている周りの牛たちが賢いですね。緊急事態から脱したはなこさんに「よかったわねえ」と言ってあげられる仲間。「ありがとう」と言えたはなこさん。
これは私が幼稚園の頃に出たお話ですが、出会ったのはごく最近。あの頃、ちょっとわがままな同級生に手こずっていた時に、この絵本に出会っていたら、私もその子も少し優しくなれたかも、と思いました。
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自信を持っておすすめしたい おはなしをデザインする  投稿日:2007/05/24
ありこのおつかい
ありこのおつかい 作: 石井 桃子
絵: 中川 宗弥

出版社: 福音館書店
おはなしだけでも十分楽しいのに、中川宗弥さんの素敵な絵が展開していきます。小さいものが大きいものに飲み込まれていく過程を、こんなふうにデザインするとは!哲学的ですらあります。
誰にも媚びを売らず、おはなしと、きっちり、しかも自由に向き合っている気概を感じました。
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自信を持っておすすめしたい 存在感  投稿日:2007/05/20
ほうすけのひよこ
ほうすけのひよこ 作: 谷川 俊太郎
絵: 梶山 俊夫

出版社: 解放出版社
1980年に出たものが1999年に復刊されたもののようです。あらすじは他の方のレビューにおまかせします。
切ない話です。この切なさの感じ方は、人によって随分違うと思います。生まれた場所育った場所に、この、ほうすけのいた村のような社会があったかどうか、1980年以前に生まれたか以後に生まれたかでも違うでしょう。
谷川さんの吟味された言葉の数々と、梶山さん独特の暖かい筆さばきで、淡々と物語は進んでいきますが、深く深く胸に迫ってきます。
人は皆、血縁じゃなくても知り合いじゃなくても友達じゃなくても、ありとあらゆる存在の中で生かされています。その中の何かが欠けることの重大さを改めて噛みしめました。
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自信を持っておすすめしたい ことばを組み立てる  投稿日:2007/05/20
ことばのこばこ
ことばのこばこ 作: 和田 誠
出版社: 瑞雲舎
言葉遊びってほんとに楽しいですね。適当にぐちゃぐちゃに組み立てたり壊したりしているうちに、思いがけない世界ができあがる。
「あおい
 いろの
 うちゅうじん
 えんばんから
 おっこちた」
なんてあいうえおで遊んだだけで、壮大な宇宙の物語が描けそうだし。
「かかしにかさかしたらかかしかささかさにさした」
なんて、早口で言えたらアナウンサーになれそうな一文で、ナンセンス小説が書けそうだし。
和田誠さんの画風そのままの言葉遊び。自分で文を考えて、自分で絵を描けるなんて、うらやましい〜〜限りです!
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自信を持っておすすめしたい きりきりかぜ  投稿日:2007/05/19
みんなでかぜになりました
みんなでかぜになりました 作: 山下 明生
絵: 梶山 俊夫

出版社: ポプラ社
「いたちはね、きつねや たぬきみたいに つまらないものには ばけないの」いたちのおかあさんのセリフです。素敵なプライドじゃありませんか!
きつねのマネをしてちょっとヘンテコだった、いたちの子どもたちは、おかあさんに習って、いい感じに変身。初夏にふさわしく、爽快です。
ページの展開にも工夫があり、楽しく読めました。
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自信を持っておすすめしたい つみきの気持ち  投稿日:2007/05/16
つみき
つみき 文: 中川 ひろたか
絵: 平田 利之

出版社: 金の星社
縦開きの本。つみきを積む感じにぴったりです。いろんな手が積んで、最後は・・・・・
表紙を開いてすぐから最後の最後のページまで、丁寧に開きましょう。積む気持ち、積まれるつみきの気持ち、積み木遊びの醍醐味が美しくデザインされています。
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なかなかよいと思う 昭和43年5月発行  投稿日:2007/04/09
きょうのおはなしなあに 春
きょうのおはなしなあに 春 作: 小川 未明
絵: 鈴木 義治

出版社: ひかりのくに
私が持っているのは1968年のものです。いわゆる「差別的な言葉」などが改訂されて1977年に新たに発行されたのだと思います。
選ばれているお話の数々はそんなに変わっていないはず・・
高城義太郎さんが作者になっていますが、この方は編集委員です。装丁、アートディレクター、39人の作者、13人の画家の一覧を書こうかと思いましたが、見づらくなりそうなのでやめました。すごい面々です。誰それさんなど、と抜き書きするのももったいないので、いずれ、この紹介欄に全員の名前が公式に載ることを望みます。
さて、この本には3月から5月まで毎日の日付にひとつずつのお話が挿絵付きで見開きで載っています。いろいろな昔話、創作童話の抜粋など、限られたページの中で、関わった方皆さんが皆、どんな春を語ろうか、どんな春を描こうか、どんな春を編もうかと心を砕いて下さったかと思うと胸が熱くなります。
さらに、夏、秋、冬の巻もありますから、365種類のお話の味見ができるというわけです。

蛇足ですが、この本は私の「読み聞かせ」の原点でもあります。小3のとき、6歳年下の弟相手に無理矢理(笑)読み聞かせていました。弟はどうだったか知りませんが、私は幸せでした。
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