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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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あさやん

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あさやんさんの声

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自信を持っておすすめしたい わかるんだね  投稿日:2007/03/22
いいことってどんなこと
いいことってどんなこと 作: 神沢 利子
絵: 片山 健

出版社: 福音館書店
1年生の女の子に、この絵本の表紙を見せて「いいことってどんなこと」と話し始めたところ、「春になることだよ」と即答。中身も開かないうちのこの答えに驚きました。いつもならその子が自分の背丈以上の積雪の中で過ごす3月彼岸。暖冬の今年、ちょうどこの絵本の風景に共鳴するものがあったのでしょうね。
雪解けのしずく、小鳥のさえずり、氷解した川のとどろき、あかくけむる木々をわたる風、リスのささやき、など、雪国の山間地の子どもでなければわからない、たくさんのときめき。片山健さんの絵で、「町」にも届くでしょうか?
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自信を持っておすすめしたい ふれあう場所  投稿日:2007/03/22
紙しばい屋さん
紙しばい屋さん 作・絵: アレン・セイ
出版社: ほるぷ出版
最近、紙芝居に大きな可能性を感じ、演じることも多くなっていた矢先に、この本に出会いました。表紙からして魅力的。自転車に載った紙芝居箱、引き出しには色とりどりの飴、朴訥そうなおじいさん。昔懐かしい場面です。(と言っても、私は紙芝居屋さんは未体験・・)。注目すべきは、少し前屈みの紙芝居枠の傾き。現在演じる時に使う舞台は机の上で直角に立たせているわけですが、自転車の荷台の箱を見上げて見ている子ども達のために、舞台が少しだけ傾いているのでしょう。紙芝居屋さんと子ども達のふれあいの時間の暖かさを感じます。
その大事な時間と場所は、近代化の波の中にのまれていきます。それでも、確かに残る思い出に人の心がまた集う喜び。
いわゆる読み聞かせに関わる大人の人に出会って欲しい絵本です。
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自信を持っておすすめしたい 裁縫の魅力  投稿日:2007/03/06
あかてぬぐいのおくさんと7にんのなかま
あかてぬぐいのおくさんと7にんのなかま 作・絵: イヨンギョン
訳: 神谷丹路

出版社: 福音館書店
私は、あかてぬぐいのおくさんと違って裁縫が苦手です。好きだけど無器用で、授業での作品の提出はいつも遅れました。でも、小学校の家庭科で初めて裁縫箱を手にしたときの、何とも言えない感動を思い出します。ひとつひとつの道具の存在感、どれもこれも宝物でした。

道具そのものの擬人化で思い出すのは、ディズニーの「美女と野獣」の時計やら蝋燭やら食器達に目鼻手足がついているもの。あれもまたおもしろくて好きなのですが、この本の道具は、形はそのままで丁寧に描かれ、そこに言うならば精霊のような形で「ひとがた」が寄り添っています。この描き方が、私が初めて裁縫箱を開けたときのイメージにつながるのです。(そういえば私は、ピアノの教則本にも「これは王様でこれは女王様で、これは王子様」と勝手にイメージをつけていたことも思い出しました。)
道具達の主張、よくわかりました。あかてぬぐいのおくさんのようには使いこなせないけど、これからもよろしくお願いします、と言いたいです。
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自信を持っておすすめしたい 演奏会の魅力  投稿日:2007/02/27
オーケストラの105人
オーケストラの105人 作: カーラ・カスキン
絵: マーク・サイモント
訳: 岩谷時子

出版社: すえもりブックス
クラシック音楽は、レコードで聴くのはいいけれど、演奏会はつまらないと思っていた小学生の頃、学校で連れて行ってもらった音楽鑑賞教室で、目から鱗が落ちました。
指揮者の方が、楽団員の方達をユニークに紹介してくださったことで、それまで、みんな同じに見えていた演奏者が一人一人浮かび上がり、モノトーンだった演奏会が人間的な色彩を持った音の連なりで迫ってくるようになったのです。
この絵本は、その時の気持ちを思い起こさせてくれるような内容でした。自宅を出る前の着替えの様子で、演奏者の個性を表現するなんて、おもしろいですねえ。これからの演奏会の楽しみが増えました。
身近にオーケストラ関係者がいるので、プレゼントしてみようと思います。
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なかなかよいと思う はるはどこから  投稿日:2007/02/26
はるさんがきた
はるさんがきた 作: 越智のりこ
絵: 出久根 育

出版社: 鈴木出版
積もっている雪が何を思うか、金子みすずさんの詩の中にも出てきますが、この本の雪達も降り積もって身動きできない中、いろいろなことを考えながら、見たことのない「はるさん」を待ちわびています。まだかな、どこかなと。
そしてある日、とうとう可愛い「はるさん」に出会います。
自然の中に潜むささやきを拾う越智さんの発想に、出久根さんのほわほわしたイラストが似合っています。
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自信を持っておすすめしたい こどもの頃の大事な空気  投稿日:2007/02/23
もりのてがみ
もりのてがみ 作: 片山 令子
絵: 片山 健

出版社: 福音館書店
私の手元にあるのは、1997年3月にこどものとも年中向きとして出されたペーパーバック版で、このたび出されたハードカバーとは表紙が違います。ハードカバーの表紙の絵は、物語中盤で登場しますが、この横長絵本を見開きにしたときにぴったりの素敵な画面です。表紙で登場するのはもったいない気もします。
さて、ここの紹介欄にある手紙作成場面ですが、切手を作るために散髪用すきばさみを使ってますよね。ひろこさんの前髪は、おうちの誰かがそれで切りそろえてくれるんでしょう。
この絵本の中に、おうちの人は登場しないのですが、ひろこさんが温かい家庭に守られていることは、1ページ目のひろこさんの部屋の様子から始まって、随所に描かれています。

ひとりの時間、森、手紙、動物、春の息吹、これらは、私が小さい頃、日常とは違う空気感を味わうための大事な要素でした。それが全て、丁寧に丁寧に描き込まれているこの絵本に出会えたことを幸せに思います。
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なかなかよいと思う 出会っちゃった  投稿日:2006/10/10
さんぽひものはつこい
さんぽひものはつこい 作: 二宮 由紀子
絵: 高畠純

出版社: 文研出版
ある「さんぽひも」のおはなしです。決して犬のさんぽに連れて行かれる「さんぽひも」ではありません。ついてこなくてもいいのに犬がついてきてしまうことにちょっと不満な「さんぽひも」のさんぽでのおはなしです。
でも、その余計なお供の犬のおかげで、思いがけない出会いが巡ってきました。今までにない心の動き、親友の「つなぎひも」とのやりとり、この描き方がステキです。
絵で展開するかたわらの犬の行動、これがまたかわいくて楽しい。
小学1年生以上となってますが、大人の童話としてもいけそうです。
もちろん、子どもは子どもなりに、心にリンクするところがあると思います。
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自信を持っておすすめしたい 持ってます  投稿日:2006/10/09
たからものくらべ
たからものくらべ 作: 杉山 亮
絵: 中西 恵子

出版社: 福音館書店
ここに出てくるたからもの、きっと全部持ってます(笑)。
何しろ捨てられない。捨ててもいいと思う物は手に入れないぐらいです。
姉弟の関わりも絶妙に描かれてますね。
おかしくていとしくて、笑いに涙が混じりました。

杉山さんとの出会いはもう12,3年前でしょうか、「用寛さん」のおはなし迷路でのことです。迷い道にはまりこむたびに、わくわく。
「用寛さん本伝」のシリーズも笑い出すのをこらえながら音読するのが大変でした。
単行本「子どものことを子どもにきく」もその視点が素晴らしい。すべてを通じて、杉山さんのユーモアの懐の深さ、柔らかさを感じています。
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自信を持っておすすめしたい ウィルコンさんの絵  投稿日:2006/10/05
いやといったピエロ
いやといったピエロ 作: ミーシャ・ダムジャン
絵: ヨゼフ・ウィルコン
訳: いずみ ちほこ

出版社: らんか社
この☆はウィルコンさんの絵に送るものです。
たまたま3冊続けて(<くろねこのかぞく>、<月がくれたきんか>)、ウィルコンさんの絵本に出会いました。どれも登場者すべてに(悪と思われるものに対しても)思いやりを感じる暖かい絵で、お気に入りの作家となりました。

この話は、言われるままに使われる状況に別れを告げ、「自分の得意なことを生かす」場を求めて旅に出たピエロと動物たちの話です。今の世の中、こういう人が増えてきたよなあ、という印象。この選択のもたらす結果の善し悪しは様々な要素が絡み合って、出会いがあって、決められることだと思います。

それはさておき、ピエロと行動をともにする動物たちの愛らしいことも魅力。
この絵があってこそ、この話を穏やかに見守ることができました。
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自信を持っておすすめしたい いこうよ  投稿日:2006/09/17
へんてこもりのはなし1 へんてこもりにいこうよ
へんてこもりのはなし1 へんてこもりにいこうよ 作・絵: たかどの ほうこ
出版社: 偕成社
そらいろようちえんのうらには、へんてこでステキな「へんてこもり」があります。ある日、アキオとケケコとブンタとノンコは、いつもの入口じゃないところから入って、とてもおもしろい体験をします。それは、4人で始めたどうぶつしりとりをきっかけに展開するんですが、この一連の発想が、ほんとに楽しい。
絵もこの話にぴったりの、すっとぼけぶりです。
こんな森の側に住んでいたらどんなに楽しいことか!いや、みんな小さい頃は、こんな森の側に住んでいるんだと思います。
「いこうよ」と誘われたら、今すぐ飛んでいきたいあの頃です。
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