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はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス(偕成社)

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あさやん

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あさやんさんの声

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自信を持っておすすめしたい こんなおもちゃ屋さんがいれば  投稿日:2006/05/04
おもちゃ屋のクィロー
おもちゃ屋のクィロー 著: ジェームズ・サーバー
絵: 飯野 和好
訳: 上條 由美子

出版社: 福音館書店
作者のジェームズ・サーバーは、作家、画家、劇作家、新聞雑誌の記事執筆、編集、エッセー、小説、脚本、演出、風刺的挿絵、漫画家、と多才だったそうで、「たくさんのお月さま」でも、この「おもちゃ屋のクィロー」でも、いとしいおもちゃのような描写をたくさん、見せてくれます。どちらの作品もまさしく彼の才能の集大成です。
絵本ではなく、おはなしなのですが、飯野和好さんが挿絵をつけており、これがまた、表紙から引きつけられます。
福音館書店にによれば、5才から小学校中級向きだそうですが、上限無く楽しめると思います。

あるところにハンダーという大男がいて、こいつが歩くと、遠くの湖にさざ波がたつくらいのばかでかさ。いろんな町を渡り歩いては、略奪を繰り返していたのですが、そのハンダーが、男が100人女が100人こどもが100人住んでいるだけの小さな町にやってきます。
二週間と七日の間、毎日リンゴ千個分のパイをくれだの、新しい上着を作れだの、とてつもない要求をして、町の議員たちを困らせます。だって、議会ではいつもは、空の星の数を数えたり、透き通ったガラスの素晴らしさについて話し合ったりしてるだけなんですから。
ハンダーの要求には「毎日ひとつ、はなしを語ってもらいたい」というのもあって、これを町一番のちびの、おもちゃ屋のクィローが引き受けて、大男の脅威から町を救います。
クィローは普段は、小さい小さいトランペットで七つの音色を奏でるトランペット奏者を作ったり、降る雪の中で開き始めるバラの花の姿をはめこんだ文鎮などを作ったり、クリスマスにこどもたちに素敵なプレゼントをしてくれたり、町の時計にからくり細工をを作ったりしている、ごきげんなおもちゃ屋さんなんです。

77ページほどのこのおはなし、どんなふうに語ったら魅力的か考え中です。
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自信を持っておすすめしたい ことばあそびコレクション  投稿日:2006/04/21
たあんき ぽおんき たんころりん
たあんき ぽおんき たんころりん 作: 長谷川 摂子
絵: 降矢 なな

出版社: 福音館書店
「めっきらもっきらどおんどん」「きょだいなきょだいな」のお二人の、すてきなことばあそびと絵あそびの「饗宴」です。いち、に、いち、にのリズムで読むも良し、自由にリズムをころがすも良し。
ことばあそびのアイディアが楽しい上に、絵のほうも遊び心満載の仕上がり。登場する動物やら植物やら食物やらなにやらかにやら、みんな生き生きしています。
最後にお月様が出てくるのですが、これがまた、うふふな絵。
借りて済まそうと思ってましたが、買うことにしました。
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自信を持っておすすめしたい 道化師の魅力  投稿日:2006/04/03
たくさんのお月さま
たくさんのお月さま 作: ジェームズ・サーバー
絵: ルイス・スロボドキン
訳: なかがわ ちひろ

出版社: 徳間書店
ぱらっとめくったとき、あ、字が多いかななんて尻込みしてしまったのですが(黙読、とても苦手です)、「レノアひめは、木いちごのタルトをたべすぎて、びょうきになってしまいました」という設定に心を奪われ、音読で制覇。音読が楽しい!お話でした。
ひめのために、なんだってもってきてあげようという父王に、ひめは「お月さまがほしいな」と言います。無理難題のように聞こえるけれど、ひめにはそんなつもりはないのです。(それは、あとでわかります)。ここがほかの「姫の望む物ばなし」とは違う、チャームポイントです。
王様は、自分の無理難題(この数々がまた楽しい)を解決してくれた大臣、魔法使い、数学の大先生になんとかしてもらおうと思うのですが、うまくいきません。
そこで登場するのが、リュートを奏でる道化師。彼の機知で、この物語は、素敵な結末を迎えます。
作者のジェームズ・サーバーは映画「虹を掴む男」の原作者だそうですが、私はまだこの映画を見たことがありません。しかし、昭和ひとけた世代の私の父母がこの映画を好きだという話を聞いたことがあり、むべなるかなと思いを深くしました。
挿絵もお気に入り。中川千尋さんの日本語訳も、素晴らしい。
1949年に翻訳された光吉夏弥さんの訳も、どこかで出会ってみたいと思っています。
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自信を持っておすすめしたい 春のうららのハのハの小天狗  投稿日:2006/03/22
ハのハの小天狗
ハのハの小天狗 作・絵: 飯野 和好
出版社: ほるぷ出版
「ねぎぼうずのあさたろう」などでおなじみの、飯野さんの作品。最近手に入ったのですが、見れば1991年の作品。すでに、浪曲調の語り口ではありませんか!
春の山道をのんびり歩く「ぼく」にふりかかるスペクタクル。ハのハの小天狗の活躍ぶりは、扇子を振りかざして浪曲師のつもりで読めば爽快。
クライマックスからほんわかラストへの脱力も、読み手の工夫のしどころです。
春におすすめの1本です。
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自信を持っておすすめしたい すてきです  投稿日:2006/03/17
12のつきのおくりもの スロバキア民話
12のつきのおくりもの スロバキア民話 再話: 内田 莉莎子
絵: 丸木 俊

出版社: 福音館書店
この本のレビューを求めてらした燈河さんへのメッセージになります。
燈河さんとは世代が違いますが、私も、このおはなしを小さい頃に見聞きして、心に残っていました。それが、絵本だったのか、映像だったのか、定かではありませんが、おはなしとしての魅力にあふれていました。
12のつきの精のたたずまいや、燃え上がる火のイメージは鮮明です。
燈河さんのレビューで早速購入した福音館のこの絵本がそうかどうかは、これを手にしている私にも実はわかりません。
でも、丸木俊さんの絵はとても魅力的です。
小さい頃の感覚に戻った気がしました。
食物の季節感がなくなった今、子供達が受ける印象は違うようですが、おはなしとしてのおもしろさは普遍だと思います。

おはなしの進み具合と、絵の展開が若干ずれるところがあるので、お話会では、内容に合わせてめくりました。
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なかなかよいと思う ガスパールは確信犯じゃない  投稿日:2005/06/08
ガスパール びょういんへいく
ガスパール びょういんへいく 作: アン・グットマン
絵: ゲオルグ・ハレンスレーベン
訳: 石津 ちひろ

出版社: ブロンズ新社
ほんとは☆5つです。リサとガスパールのシリーズでは、これが1番好きなくらいです。
ところが、あるサイトで、「これは命と医療を軽視している。こどもに読ませたくない!」という怒りのレビューを見てしまいました。
ええ?そんな〜〜〜〜。
筋だけずらずらっと並べてみると、そんなふうな捉え方もあるかも、自分も子どもが小さいときだったら、何かの間違いでそんなふうに思ったかも、と考えさせられてしまいました。
でも、このシリーズの魅力は、キャラクターの表情に媚びたところがなく、すべての「事件」は、リサやガスパールが意図して起こしたんじゃなく、偶発的だからこそおもしろいってことだよなあ、と溜息が出てしまいました。
絵本が、しつけやメッセージのために翻弄されるなんて残念なことです。
この本に出会ったのは、たまたま寄った絵本美術館のようなところでの原画展。フランス語のものでした。フランス語なんてほとんどわからないけど、ガスパールのたたずまいでフランス語が理解できると錯覚するほど全てを悟って(笑?)買い求めた物です。
自信を持っておすすめしたい!と評価して、「何言ってんのあんた!!」と怒られたら辛い!と思って「なかなかよいと思う」という絶妙な表現に頼りました。
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自信を持っておすすめしたい あらら  投稿日:2005/05/25
ごちゃまぜカメレオン
ごちゃまぜカメレオン 作: エリック・カール
訳: やぎた よしこ

出版社: ほるぷ出版
私は、この本は、偕成社から出ているミニエディション(約10×14)で出会いました。クレヨン画ではなく、いつものエリックさんのコラージュです。
エリックさんの手法ならではの楽しい展開。あららあららと言いながらもわくわく。
誰かや何かに染められたり、あれもこれもやってみたり、いろんな時間を持ったからこそわかるシンプルな自分。
やってみなくちゃわからない!

コラージュバージョンの大きな本(約22×30)は洋書なら手にはいります。
クレヨンバージョンは大きな紙芝居もありますね。
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自信を持っておすすめしたい これは、おもしろい。これだけ好き。  投稿日:2005/05/20
あるはれたひに
あるはれたひに 作: きむら ゆういち
絵: あべ 弘士

出版社: 講談社
ずいぶん前、3作目以降は出てない頃(?)出会いました。知り合いに「あらしのよるに」っておもしろいよ、と言われて、探し当てたのがこれ。なぜかタイトルの「あ」だけで、間違って選んだんですね、これが。でも、衝撃的におもしろい!と感じました。1作目を知らなくても、十分楽しめた。そういう勢いのある作品でした。私の当時のテンションとも合っていたんでしょうね。え、どうなるの?とはらはらさせて、落とす。読みがいのある展開です。絵を見せずにやることもあるくらいで、初夏のおはなし会に出向くときのレギュラーレパートリーです。
3作目以降も期待したのですが、名前がついた時点で、私にとっては、全く興味のない世界へ突入していきました。匿名性があって、自由に楽しめる「おはなし」としておもしろかったものが、擬人的「メッセージ」的になってしまい、私が思い描いていたおおかみとやぎのイメージが、見事に崩れてしまったのです。絵だけはずっと魅力的なんですが・・
始めて出会ったのが3作目だったら、また違った印象だったのかもしれないですね。
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自信を持っておすすめしたい 見てください  投稿日:2004/11/11
野あそびずかん
野あそびずかん 作・絵: 松岡 達英
出版社: 福音館書店
中越地震の被災地、川口町の自然が拡がる絵本です。松岡さんは、長岡市出身で川口町にアトリエを構え、絵本をたくさん生み出してきました。そのアトリエも被災し、川口町の自然も人も、様相を変えてしまいました。震災など夢にも思ってなかった頃の、土や空気や人の息吹を感じてください。そして、今、どうしているかと、思いをはせてください。
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