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お姉ちゃんの我慢もねぎらって欲しい
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投稿日:2006/04/15 |
最近レビューで林明子さんの本がよく紹介されているので、興味を持った娘が、図書館で林明子さんの本をごっそり借りてきました。その中の一冊で、私も初めて読みました。
あさえとあやちゃん姉妹の物語です。
あさえは、本当に健気なお姉ちゃん。子どもって鋭くて状況を読むのが上手なので、あさえも、今自分がしなければいけないこと(或いは演じなければいけないこと)というのがわかっていて、心細いのに立派なお姉ちゃんぶりを発揮しました。
ただ、私としては、凄いね、偉いね、立派なお姉ちゃんだね、で終わりにして欲しくはないのです。
我が家は、娘の幼稚園時代に弟が7回も入院し、何回かは私も泊り込んだので、娘は幼稚園を長期間休み、その間他県にある私の実家や夫の実家に預けられました。
文句も言わず、泣き言は時々言いましたが、本当に健気でした。一番我慢していたのは彼女だったのです。
だから弟が元気になったときに、夫や私が一番最初に、ぎゅっと抱きしめてあげなくてはいけないのが娘だったのです。
つい、当時の私の目線で読んでしまうので、欲を言えば、最後に「あさえもよくがんばったね、ありがとう。」ってお父さんやお母さんが、ぎゅっとあさえを抱きしめるシーンが欲しかったな。
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友だちの関係が深くなりました。
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投稿日:2006/04/14 |
我が家にとっての「ますだくん」シリーズ第4弾です。
今回のみほちゃんは随分成長して、庇護されるばかりだったそれまでとは違い、頼られる自分に喜びを感じて奮起します。でも、やっぱり泣きべそになり、ますだくんに助けてもらうのですけれど。
我が家の子ども達は「ますだくん」シリーズが大好きなので、長い話なのですが、飽きずに最後まで聞いています。楽しそうに途中でアレコレ口をはさみながら。
と言っても、この本は漫画なので、私は上手に読むことができず、娘が弟達に読んであげていたのですけれどね。
私は子ども達が布団に転がって読んでいる様子をふすま越しに聞いていたのですが、その洩れ聞こえる声がとても楽しそうだったのです。
怪獣扱いされていたますだくんですが、やっぱり彼はとてもいいヤツです。こんな男の子、身近にいたらいいのにね。
でも、今回はますだくんだけでなく、ようこちゃんや双子の山田兄弟なんかも大活躍です。
ますだくんとようこちゃんの関係も、ただの敵対関係から相手を受け入れたり認めたりする関係へと少し踏み出しました。
みほちゃんとようこちゃんの関係も、ようこちゃんが守り、みほちゃんが守られるという一方向の関係ではなく、双方向の関係になりつつあります。
最初は一人一人バラバラだった一年生も、少しずつ仲間としてまとまってきたんだな、という感じがします。
学校とか幼稚園とか集団生活を始めた子どもと親に、おおいに共感を得そうな作品です。
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私のストレス解消本!
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投稿日:2006/04/13 |
ちょっと嫌なことがあって、鬱々とした気分の夕方。気分転換にお散歩に行こうと言うと、娘は大乗り気なのに、息子は足が痛いから嫌だと言います。チビ二人残して出かけるわけにも行かず、思い通りにいかないことに対して、さらにイライラが募ります。
その時、目に留まったのが、たまたま図書館で借りていたこの本。
早速開いて、子どもは放っておいて、自分のために声を出して読み始めたら・・・。ページをめくっていくうちにどんどんエスカレート。童謡あたりはかわいらしく歌っていたのに、「いい湯だな」では「ははん♪」なんて一人で合いの手も入れてしまいます。
最後の「どうにもとまらない」に至っては、昔の十八番だったせいもあり、パンチを聞かせて熱唱です!子どもにはちょっと聞かせたくない歌詞かも・・・なんて考えたりしないのです。
気がつけば、子どもも横にくっついて、楽しそうに聞いているし、私のイライラも見事に解消されたのでした!
でも、一つだけ不満があります。
大好きな「神田川」、途中が省略されているのです。せめてワンコーラスくらい気持ちよく歌わせて〜!
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みほちゃんの成長物語
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投稿日:2006/04/13 |
自分の気持ちをきちんと言うことが出来ずに、いつもオドオドウジウジしているみほちゃん。みほちゃんの本心を理解しているけれど、言動が乱暴なますだくん。みほちゃんを助けているつもりで実は、窮地に追い込んでいるようこちゃん。三人三様の1年生が出てきます。
三人とも、こんな1年生いるいる!と思うようなキャラクターです。だからこそ、子どもが読んでいて面白いのでしょう。
我が家では、夜、娘が弟達に読んでいましたが、『ますだくんと まいごのみほちゃん』と2冊続けて読んでも、飽きることなく、三人で何やら口を挟みながら楽しんでいました。
「ますだくん」シリーズは、子ども達にすっかり定着し、末っ子の次男も「ますだくん、読んで」と、どの「ますだくん」も喜んで持ってきます。
ただ、この本は、絵本というより漫画なので、読み聞かせするにはちょっと難しいかもしれません。
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優しくて美しい絵本
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投稿日:2006/04/13 |
『長くつしたのピッピ』で有名なリンドグレーンは、荒唐無稽な話や、スウェーデンの子ども達の日常を丁寧に描いた話が有名ですが、ファンタジー作家としても卓越しています。
リンドグレーンの描くファンタジーは、弱いものに対する視線がとても優しくて、悲しい結末だったとしても必ず読者が納得できるだけの救いがあるのです。そしてなんといってもお話自体がとても美しいのです。
このお話も、現実の世界ではもう一生歩けない少年が、夕あかりの国では何でもできて、それが「あたりまえのこと」なのです。
少年は「一生歩けない」という現実から逃れることは出来ませんが、夕あかりの国というもう一つの世界を持つことによって「なんでもできる」という開放感と自由を得ることができたのです。
苦しい現実から空想の世界に逃げるのではなく、しっかり地に足をつけたファンタジーです。現実をきちんと踏まえているからこそ、ファンタジーとしての輝きがある絵本です。
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ポップなかずえほん
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投稿日:2006/04/12 |
1から10までの数絵本です。前に紹介した『1から100までのえほん』と同じで、最初に登場した1個のりんごから10個の蜂の巣まで、お話が続いていきます。
いとうひろしさんの独特で愉快な動物たちが出てきます。かめやクマ、猟師の表情など、どのページでも変化があって面白いですし、さかななどは、「これ、さかなかいな」と思うほど個性的です。
数を数えるのと同時に絵の面白さもじっくりと堪能できる楽しい数絵本です。
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異国情緒漂う絵本
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投稿日:2006/04/12 |
アンデルセン童話の1編が絵本になりました。挿絵はスズキコージですが、いつものおどろおどろしさは半減していて、異国情緒の漂う素敵な絵になっています。主人公の男とお姫様も、凛々しく、美しく描かれています。
お話は面白く、ワクワクするものでしたが、男がお姫様の両親の求めに応じてお話をする作中話のシーンが長いので、子ども達はそこで飽きてしまい、別のページをめくってみたりしていました。
その話の内容も今の子ども達には今ひとつピンと来ないものでした。もう少しここがメリハリが利いていたら、もっと楽しめたのにとちょっと残念でした。
それにしても、最後まで主人公は行き当たりばったりのいい加減男。子どもたちも「もぅ〜、仕方のないヤツ!」という感想でした。そこがこのお話のツボなのかもしれませんけれどね。
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親の愛が前面に出てるけどいいかな
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投稿日:2006/04/12 |
とうとう感想を書くことにしました。
『幸福の絵本』での まりん♪さんの感想「あ〜私のバカバカバカ!すごくいい絵本でしたよ!!本当に。」という感想に一目ぼれして期待大で読んだのですが、余りに期待しすぎたせいか、今ひとつ乗れなかったのです。親の気持ちが前面に出過ぎていて、子どもの読み物としてはどうかなぁというのが率直な感想でした。子どもの反応もそれほどありませんでした。
でも、皆さんの感想が余りに熱いので、乗れない自分の感想を載せるには勇気が要りましたし、また感想自体書けませんでした。
「おとうさんはウルトラマン」シリーズを読み、『おれはティラノサウルスだ』を読んで、段々と、親が前面に出ているけれど、児童文学としてもいいかもしれないというふうに思えるようになってきました。
そんな時に、次男が図書館でこの本を見つけ、「あ、ウマゾウだ。これ、借りようよ」と書架から出したので、再びチャレンジ。彼は、ウマソウというインパクトのある名前と、恐竜達が登場するという点で、この本を覚えていたようです。
そして、前回よりずっと喜んで見ていました。内容云々よりも、小さいウマソウの動作を追うのが面白いようでした。特にティラノの体当たりや鳴き方や尻尾の使い方をウマソウが真似している箇所が気に入ったらしく、いちいち指差しては面白がっていました。
我が家では感動モノというより、小さい恐竜の子の動作がかわいいお話、という認識の本かもしれません。
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細かいところにもワザあり!
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投稿日:2006/04/11 |
とてもいい物件を見つけて引越しした はらだ家。ところが、やって来た引越しトラックからして何やら妖しげな感じです。おまけにあるべき場所にお家がない!
実はやって来たのは、おばけの町なのに、はらだ一家は「なんだかちょっとへんてこな町だなぁ」くらいにしか思っていません。そののんきさがなんとも可笑しく、楽しいのです。
出てくるのも、姿は妖しいモノばかりですが、内面は良さそうなので、読んでいる方も「楽しそうな町にやって来て良かったね」なんてつい思ってしまいます。
絵がとても明るくて、つちだのぶこさんや宮島千夏さん(『パンやのクルトンさん』)に似ています。そして、随所に、舌を出した花やメドゥーサのへびや目がいっぱいついた花(書き出してみると怖い!)などの妖しげなモノがちょこちょこと描かれていて、それを見つけるのもとても楽しいです。
ちょうど「バムとケロ」シリーズの遊びに似ています。
次男は、この妖しげなモノを見つけるのが楽しくて、ページをめくるのに時間がかかりました。
ちょっと不気味で怖いですが、全体に流れる雰囲気が明るいので、楽しく読めると思います。
ただ、私だったらこの町に引越しするのは躊躇しますけれどね。
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分身の術?が楽しい
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投稿日:2006/04/11 |
前から読みたかったこの本、やっと借りてきました。
なぜって、我が家の子ども達は、全員マトリョーシカ人形が大好きなんですもの。
我が家にあるのは、母からのお土産で、紺色ベースで花柄のお洋服を着て、水色のスカーフをしているマトリョーシカ。マトリューシュカだと思い込んでいて、言いにくいので略してマトちゃんと呼んでいます。
なんと我が家のマトちゃんは、中に12人もいるのです。娘が小さい頃持って歩いて、5番目くらいに小さいのをなくしたので、小さいのは隠してあります。
娘も長男も次男も中からどんどん出てくるのが楽しいのか、随分と遊びました。
というわけで、期待大で読みました。
かこさとしさんの素朴な絵がとてもぴったりで、ロシア風の雰囲気がよく出ています。
マトリョーシカは、パカッと割れて、中から同じお人形が出てくるのがポイントなので、いつ出てくるのかワクワクしながらページをめくりました。
よく知っているマトちゃんのお話なので、それなりには面白いのですが、残念ながら、我が家の子ども達は、13人バージョンに親しんできたので、4人というのは物足りなく感じてしまいました。最後のダンスのページも、もっといたら楽しいのになぁなんて思ってしまいました。
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