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いい話です
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投稿日:2019/02/17 |
落語の絵本は、無条件に「わははー」となるものと
人情味があふれるものがありますね。
この本は、人情話の方です。
ぐうたらの主人が、酔って大金を拾ってきたものを
ネコばばせず、届け出
主人には「夢だったのよ」という女将さん。
月日がたって、酒をやめ真人間になった主人に
酒をすすめながら「あれは夢じゃなかった」と言ったとき
主人は「また夢になっちゃいけない」と酒を断ります。
この流れがもう・・私は泣けて泣けて・・・。
(その時の絵が、幼い息子なんですよね・・)
シリーズ本の「しにがみさん」もそうだけど
人間の心を深く探ってくる
とても染み入る一冊です。
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焼きそばパンってそんなに・・?
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投稿日:2019/02/17 |
哀愁漂う絵のタッチが気になって手に取りました。
それにタイトルが「売れない焼きそばパン」
読んでみると
焼きそばパンは、今は人気がなく、生きる化石みたいな扱いでした。
それって本当?
ちょっと衝撃でした。
スーパーの袋入りのパンでも、まだ焼きそばパンは普通に売ってるし
手に取っている人もいましたよ。
なんだかその設定が気になって
お話があんまり心にも頭にも入ってきませんでした。
もっと遠い未来の話なのかしら・・。
それとも私の頭が古すぎるママなのか・・・。
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油と塩
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投稿日:2019/02/04 |
ポテトチップスという食べ物が
1人のコックと横暴なお客のやり取りの中で偶然に生まれたものだという、お話です。
こんなにも世界で愛され続けているポテトチップス。
でも、狙って作ったわけでなく、
また作り方もいたってシンプル。
長く続くものって、案外こういうものなのかもしれませんね。
薄くスライスしたジャガイモを、たっぷりの油で揚げ、塩を多めに振りかける。
ここに至るまでの紆余曲折が、とてもドラマチックなのですが
ひぇー、塩と油・・すげえ・・と思ってしまい
全くポテトチップスを食べたいとは思わなかったのは
もう年なんでしょうか・・。
子どもも大好きなポテトチップス。
おぉーと思って聞いてくれるのではないでしょうか(#^^#)
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表紙がよい
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投稿日:2019/02/04 |
何の本なんだろうと思わせるタイトルです。
でも読み終えると
「あぁ、だからこの表紙なんだー」といろいろ納得するようになっています。
椅子を作る本です。
それもコンテストがあり、中学生ふたりが力をあわせて、それに挑んでいくんです。
二人の中学生が男女なのに、色恋の匂いがなく
ただ「椅子を作る」ことに特化して物語は進行。
ところどころに勉強との両立という設定も盛り込まれますが
こういう清々しい展開。好きです。
物語は、今後の余韻を持たせて着地します。
なんとなく、続きがあるような・・あるなら読んでみたいような・・。
椅子の専門家である著者の「椅子愛」も感じる
素敵に一冊です。
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戦争の悲劇と、種を超えた愛情
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投稿日:2019/02/01 |
戦争中に部隊に帯同していた野生の豹「ハチ」の数奇な運命の物語。
児童書の物は読んだのですが
今回は絵本を読んでみました。
これは実際にあったお話なので
資料の写真が残されています。
絵本の絵が、その写真をとてもよく再現していて
涙が出そうでした。
かわいそうなぞうが、非常事態を理由に殺されてしまったのと同じように
この「ハチ」も殺されてしまうのですが
このお話の良いところは「かわいそうなお話」だけで終わらないところだと思います。
ハチを愛していた人たちが
ハチのことを語り継ぎ、その姿もはく製として残され
戦争の悲惨さを今なお伝え続けている・・。
死んでもなお生き続ける思い出と愛情。
温かい心になる一冊です。
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もうひとつの「かわいそうなぞう」
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投稿日:2019/01/11 |
戦争中に、豹が部隊で飼われていたなんて
なんの冗談だろうと思って読んだら
本当にあったお話でした。
赤ちゃんの時から人間に育てられた豹の「ハチ」は
人間が大好き。
それも、軍服姿の人には、無条件に警戒を解いていたようです。
その様子はまるでネコ。
連戦の部隊では連れて歩くことが難しくなり
上野動物園に送られて飼育されることになったハチ。
でも、そこには、戦時中の悲劇が待っていました・・。
これはもうひとつの「かわいそうなぞう」だと思います。
ただ、語り継がれたかわいそうなぞうと違い
このお話には後日談というべきお話が続いていました。
ハチを一番にかわいがっていた高知出身の兵隊さんが
ハチのことをいろんな人に語って聞かせ
剥製になったハチは、修理されて、今なお、戦争の悲劇を伝えているようです。
動物と人間の心の交流
戦争の悲惨さ
たとえ命は尽きても、その人の心では行き続ける思い出
いろんなことを伝えてくれる
大人にも薦めたい一冊です。
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クニマスふたたび
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投稿日:2018/12/26 |
クニマスという魚はよく知りませんでした・・が、
何年か前、さかなクンがかかわって、絶滅したはずの魚が実は生きていたというニュースがあったことは、記憶している人も多いかも・・。
もともとは田沢湖にいた固有種「クニマス」
ダム建設にあたり、酸性の強い「毒水」を田沢湖に引き込んだことにより、クニマスは絶滅します。
でもクニマスは生きていました!!
クニマスとともに生き、クニマスへの深い愛情を持った人たちによる、
何世代にもわたるクニマス再生のドラマは
本当に感動します。
発見の過程というより
この世代を超えたドラマ部分にスポットを当てたものが本書なのでしょう。
クニマス再発見の過程に興味のある方は
別の本をあたられることをお勧めします。
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追い求める夢
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投稿日:2018/12/24 |
和算・・
この言葉を、私はこの本で初めて知りました。
また、この日本独自の数学「和算」が
江戸時代に、実は、世界の最先端を走っていたことも初めて知りました。
主人公の関孝和は
数学を極めるため、数学だけに没頭するのではなく
まず家族を大事にし、日々の生活を大切にしていたことにも
強く心を打たれました。
円周率の解を追い求める本筋もしっかりしたストーリーなんですが
ちょっとしたロマンスめいた展開もあり
最初から最後まで飽きさせない一冊です。
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全部温かい
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投稿日:2018/12/24 |
読後、雪景色の表紙が、温かく見えてくるお話です。
顔よし腕よし正確よしの歯医者さんが、
ひょんなことから、リスの前歯を直してあげることに・・。
実はこの完全無欠の歯医者さんにも弱点が・・。
その弱点とは・・。
お話のカギを握るポストと歯医者さんと動物たち。
うまく絡み合った糸が、温かさを紡ぐような一冊です。
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傷跡と友情
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投稿日:2018/12/21 |
戦争によって引き裂かれた友情と
でもかわらない思いを
直接的な戦闘シーンなしに描いた作品です。
大連に住んでいた日本人一家が
敗戦により引き上げてくるまでの
市井の人たちの日常が舞台です。
日本人と中国人がいろいろありながらも
仲良く暮らしていたことがうかがわれます。
この本のタイトルが、まさに、お話のクライマックスをとらえています。
不思議と温かい読後感のある
戦争の本だと感じました。
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