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ジュンイチ

パパ・60代・東京都

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ジュンイチさんの声

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自信を持っておすすめしたい 友達を思う気持ちを考える絵本  投稿日:2011/10/10
ともだちやもんな、ぼくら
ともだちやもんな、ぼくら 作: くすのき しげのり
絵: 福田 岩緒

出版社: えほんの杜
最初の読後感は、とにかく懐かしいということ。
全体を通じて、昭和をイメージさせるのですが、それは、登場するカミナリじいさんという存在によるのかなと思います。

物語は、ラジオ体操に参加したマナブ、ヒデトシ、ぼくが、帰り道のクヌギにカブトムシを見つけるシーンで始まります。
そのクヌギに登ってカブトムシを取るのですが、そこに登場したのが、カミナリじいさん。
クヌギの木は、じいさんの庭にあったのです。
「こらぁっ!なにを やっとるか!!」
この一声に3人とも逃げ出すのですが、最初に逃げたヒデトシが転んでしまいます。
逃げ切ったぼくとマナブは、ヒデトシのことを思い、心の葛藤が始まります。
出した答えは、ヒデトシを助けに行くと言うこと。
その時の言葉が、題名になっている
「ともだちやもんな、ぼくら」
ちょっと出来すぎとの感もありますが、読み手を完全に惹きつける展開です。
思い切って謝った瞬間のドキドキ感は、一緒になって手に汗握るものでしょう。
その後の展開は、読んでのお楽しみですが、その清清しさは、何とも言えないもの。

間違ったことは素直に受けとめて、謝ること。
友達を思うこと。
勇気をもつこと。
いろんな要素があって、小学生にとって、とても感銘できる作品だと思います。

昨今は、モンスターペアレンツ等の言葉が定着し、人のことを注意出来なかったり、そもそも、近所の関係が希薄になってきているので、こんな存在のじいさんは、希少価値かも知れません。
でも、それは、その子供のことを思ってのことであることを理解したいもの。
自分自身、注意できるじいさんを目指したいと思いました。

小学校低学年のお子さんにオススメします。
参考になりました。 3人

なかなかよいと思う 絵が楽しい作品  投稿日:2011/10/10
くだものぱっくん
くだものぱっくん 作: 真木 文絵
絵: 石倉 ヒロユキ

出版社: 岩崎書店
作/真木文絵、絵/石倉ヒロユキご夫妻による「ママと赤ちゃんのたべもの絵本」シリ−ズの1冊。
全6巻が発刊されていて、その第3弾。
お二人の作品では、何と言っても「ポットくん」シリーズが、我家で大人気です。

多摩美率の石倉ヒロユキさんは、当初絵本作家になる気は、さらさらなかったようです。
真木さんには、いつか絵本を描きたいという思いがあって、1997年イギリス移住の際に持っていった仕事が、「ポットくんのおしり」とのこと。
息子さんが、一緒に絵を描いたのに、製本された作品に自分の名前がなくて、泣いたというエピソードが何とも言えません。
本人には、自分も作品を作っているという想いがあったのでしょう。
この「ポットくんのおしり」が、その後のお二人の活躍の基点となったのですから、不思議なものです。

今回の作品は、くだもの。
登場するくだものは、いちご、バナナ、ぶどう、りんご、みかん。
それを、動物達がぱっくんと食べていくというもの。
石倉ヒロユキさんならではの、くだものの擬人化は、表紙にこそ登場しましたが、本文での登場はなし。
やはり、食すると言う行為ですから、一寸無理ですね。

これだと普通に他でも見られる作品と同様かと思いきや、流石に石倉さんですから、動物とくだもののバランスが抜群です。
リズミカルな真木さんの文章も、子供の心に響くもの。
同じような作品が多いジャンルでありながら、魅力に溢れた作品になっていると思います。

対象年齢0歳〜3歳の食育の絵本としてオススメしたい作品です。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う 犬の生態が良く分かります  投稿日:2011/10/09
ぼくんちのゴリ
ぼくんちのゴリ 作・絵: 笠野 裕一
出版社: 福音館書店
1988年のかがくのともに掲載作品が、2011年絵本として発刊されたもの。
作者の笠野祐一さんの他の作品では、「ふねが きた!」 が印象に残っています。

物語は題名通り、ぼくと犬のゴリが登場してきて、全編ゴリの生態を描いた物。
「ぼくんちには いぬがいる。
なまえは ゴリ。
ぼく、ゴリのことなら なんだって しっているんだ。
としは 5さい、オス。
けの いろは ちゃいろ、くびわは みどり。
ほかにも まだまだ いっぱい しってるよ。
ききたい? じゃ、おしえてあげるね」
という書き出しで始まるのですが、犬の生態が実に詳細に描かれています。
耳の動きや尻尾の動きで、犬の気持ちが分かったりするというのは、良くある話ですが、散歩の際の何気ない動きも、意味があると知ると納得もの。
読み終わると、全部の犬に共通では無いにしろ、犬の生態について詳しくなるのは、間違いありません。

作者の暖かい視線が感じられるゴリの表情が実に良いです。
正にその瞬間を捉えた描写は、犬が好きだからこそのものと言えそうです。
犬好きだけでなくとも、興味を持って読み聞かせ出来る作品として、オススメします。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 贅沢なファーストブック  投稿日:2011/10/09
こんにちはあかちゃん
こんにちはあかちゃん 作: メム・フォックス
絵: スティーブ・ジェンキンス
訳: 角野 栄子

出版社: 福音館書店
スティーブ・ジェンキンズは、2004年に「こんなしっぽで なにするの」でコールデコット賞オナー賞を受賞しています。
他にも、「これがほんとの大きさ!」「ほねほね絵本」「どうぶつ、いちばん だあれ?」等の科学の絵本で知られています。

この絵本も、1級の科学の絵本かと思って読んだのですが、さにあらず。
物語は、
「こんにちは あかちゃん!
ちいさな おてての あなたは だれかな?」
という書き出しで始まります。
その一文の下には、あかちゃんの手があって、次頁には、何かの尻尾が見えています。
次の頁には尻尾の持ち主のお猿さんが登場。
そして、
「あかちゃん、あなたは
おさるさんかな?
あんよが じょうずに うごくものね」
と続きます。

そう、これは、あかちゃんに呼び掛ける絵本なのです。
絵本の主人公は、あかちゃん。
絵本を読み聞かせるというよりも、絵本と通じてあかちゃんと対話すると言った方が相応しい作品と言えるかも知れません。

いつもながらの、スティーブ ジェンキンスのコラージュの絵が、冴え渡ります。
それも、一面に動物の表情が大きく描かれているものだから、あかちゃんも釘付けになること間違いありません。

最初、読んだ時、いつもの科学絵本を期待していただけに、一寸がっかりしたのですが、対象をあかちゃんと置いた作り手の意図を鑑みると、最高水準の絵本だと認識を新たにしました。

贅沢すぎるファーストブックの登場と言えそうです。
参考になりました。 1人

なかなかよいと思う 発想が面白い  投稿日:2011/10/09
あるひ こねこね
あるひ こねこね 作: 高畠 那生
出版社: 好学社
高畠邦生さんと言えば、ナンセンス絵本。
あまり我家では好まれないジャンルなのですが、「でっこりぼっこり」が印象に残っています。

物語は、宇宙人がある星にやってくるシーンから始まります。
みんなで座って、こねこねこねこねこね。
すると出来上がるのは、ねこ。
次は、ぬいぬいぬいぬいぬい。
すると出来上がるのは、いぬ。
単なる言葉遊びかと思いきや、さにあらず。
次から次へと、動物から植物に至るまで創造していくのです。
要は、宇宙人は、創造主という設定なのです。

その発想自体が〇。
なかなか思いつかないものではないでしょうか?
あり得ない話ではありますが、その面白さに脱帽という感じです。

子供心をくすぐる作品としてオススメします。
参考になりました。 0人

ふつうだと思う 読後感が一寸寂しい  投稿日:2011/10/09
南の島で
南の島で 作: 石津 ちひろ
絵: 原 マスミ

出版社: 偕成社
「リサとガスパール」シリーズの訳や、言葉遊びの絵本作家としてつとに知られる石津ちひろさんの作品。

物語は、
「ぼくがまだ、こどもだったころのこと。
夏休みの何日かを、とうさんの妹、
ももさんのいた南の島ですごしたことがある。
空港まで、とうさんにみおくりにきてもらって、
はじめてひとりで飛行機にのったんだ」
という書き出しで始まります。

ぼくの回顧録という形式をとった絵本です。
ぼくが南の島で過ごした時間は、何処か切ない気持ちにさせられるもの。
誰にもある、淡い思い出を綴ったものと言えそうです。

でも、読後感にある寂しさのようなものは、何なのでしょうか?
まるで、ももさんがもうこの世に存在していないような気持ちに駆り立てられてしまいました。

淡々と進行する物語だけでなく、絵も暗いシーンが多く、南の島の飛び切りの明るさが感じられず、どう読んで良いのか、評価の難しい作品だと思います。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 水準の高い質問の絵本  投稿日:2011/10/09
やさいのせなか
やさいのせなか 作・絵: きうち かつ
出版社: 福音館書店
「やさいのせなか」、「くだものなんだ」とあるシリーズの1冊。

最初のページに
「やさいの うえに かみを のせて
クレヨンで こすると
やさいの せなかが
うつります」
とあります。
これはとても懐かしい作業ですよね。

せなかが〇〇〇
なんのやさいかな?
との質問の右ページに、クレヨンでこすって写したモノクロの野菜の背中があります。
モノクロなので、これは超難問。
そして、次の見開きには、左ページにカラーでその野菜の背中があり、右ページに全体図があるというシンプルな構成となっています。

この質問の構成が絶妙です。
モノクロだと全く分からないものばかりなのですが、カラーになって、何とかあたりがついて、というのが、クイズとしては上質なもの。
ただ、その問題は結構難しくて、大人でも答に窮するものもあります。
にがうりや、カリフラワー、アボガドなんて、答えを見ないと分からないものだと思います。

でも、それが良いのではないでしょうか?
簡単に分からないから、どの世代の人でも楽しめるし、このクイズ形式なら2歳くらいから十分親子一緒に、遊べる絵本だと思います。
クレヨンでこすって写すというのは、野菜というのは一寸どうかな?という感はあるのですが、他のもので親子でやってみたい遊びです。
食育にも、豊かな発想にも繋がるオススメの絵本です。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 共感できる作品  投稿日:2011/10/09
おたんじょうびまで あとなんにち?
おたんじょうびまで あとなんにち? 作: アンバー・スチュアート
絵: レイン・マーロウ
訳: ささやまゆうこ

出版社: 徳間書店
2011年のイギリスの作品。
原題は、How Many Sleeps?
作/アンバー・スチュアート、絵/レイン・マーロウというコンビによる作品は、他に「ようちえんにいきたいな」「ぼく およげないの」等あり、とても感銘を受けた記憶があります。

主人公のこねずみのチュウくんが、秋の朝、早く目覚めるシーンから始まります。
何か良いことが起こりそうな気がするのは、秋にお誕生日がやってくるのを知っているから。
それから、チュウくんとパパとママと、お誕生日に向けての準備が始まるのですが、その課程が何とも言えません。
手作りのお誕生会なので、招待状、ケーキからお土産に至るまで、全部3人で準備したのです。
何よりも良かったのは、パパのくれたプレゼント。
パパの手作りなのですが、材料探しは、物語の最初から登場しているのは見逃せないところ。

主人公のチュウくんに、我身を置き換えて読み聞くお子さんも多いことだと思います。
共感することしきり、といったところではないでしょうか?
また、色鮮やかで優しい絵は、何度見ても心暖まるもの。
絵、文章、構成とも高い水準にある作品として、オススメします。
参考になりました。 1人

なかなかよいと思う 影絵とのコラボが良い  投稿日:2011/10/09
わんわん なにかな?
わんわん なにかな? 作: 正高信男
絵: あきやま ただし

出版社: 鈴木出版
この本は表題に「語りかけ 擬音・擬態語絵本」とあるように、あかちゃんにことばへの関心を高めるための絵本です。
今回は、影絵遊びを基本にして、何かな?という問いに、次頁に答えがあるという形式の作品になっています。
作者の正高 信男さんは、京都大学霊長類研究所教授。

同シリーズの「ぴょんぴょん なにかな?」は両手の影絵遊びでしたが、今回は片手の影絵。
犬、猫、狐、アヒルと4つの影絵が登場するのですが、知っていたのは狐だけでした。
実際にやってみると、犬は、難しく形すら出来ません。
猫も、一寸分かり難いかなという感じがしました。

とは言え、影絵と絵本とのコラボレーションで、あかちゃんに語りかけるというのは、とても良い刺激になると思います。
あきやまさんの絵が絶妙です。

このシリーズは6冊出ていて、ファーストブックにオススメします。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい ひがしワールド全開  投稿日:2011/10/09
ひみつのばしょ
ひみつのばしょ 作・絵: ひがし ちから
出版社: PHP研究所
ひがしちからさんは、「ぼくのかえりみち」「ぼくのひこうき」がとても良かったので、読んでみました。

物語は、主人公のさやちゃんが、公園で不思議な茂みを見つけるシーンから始まります。
茂みの中は、人が隠れる位のスペースがあって、これって、正に子供の憧れる秘密基地そのもの。
小鳥が羽根休みにやってきたり、猫が飛び込んできたりするまでは、現実世界なのですが、いつの間にか空想の世界に突入します。
その変わり目が自然なのが、ひがしさんの凄いところで、ここからひがしワールドが全開です。

茂みの外から聞こえる声の主は、どうやらクマのよう。
小さなスペースの中では、四季が展開。
クマとは、今度パーティするときに誘う約束までするのです。

現実と空想が入り乱れた物語で、そんなことを微塵も感じさせない展開は、子供達の心を掴んで離さないはず。
子供目線の描写は、共感すること間違いなしで、他の作品とあわせてオススメします。
参考になりました。 0人

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