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ジュンイチ

パパ・60代・東京都

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ジュンイチさんの声

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なかなかよいと思う 夢のあるストーリー  投稿日:2011/09/25
くまのオットーとえほんのおうち
くまのオットーとえほんのおうち 作・絵: ケイティ・クレミンソン
訳: 横山 和江

出版社: 岩崎書店
2011年のイギリスの作品。
ケイティ・クレミンソンは、本作が3作目で、イギリス本国の他、フランス、イタリア、ドイツなど欧州でも人気を集める注目の絵本作家とありましたが、頷ける作品だと思いました。

主人公のくまのオットーのおうちは、絵本の中。
誰も見ていない時に、絵本から出て家の中を探検したり、本を読んだり、日記を書いたりするのが大好きという設定です。
この手の作品は幾つかありますが、家の持ち主が引っ越してしまい、オットーが外の世界に飛び出すというのが、目新しいストーリー展開です。
絵本の中から飛び出したのですから、その存在は本当に小さいもの。
街が住みにくいというのは、まさにそうなのでしょう。
最後に辿り着いた大きな家が、何と図書館。
そこには、沢山の本と仲間がいたというのが結末ですが、本は読まれてこそ価値があるということを諭してくれます。

絵本から主人公が飛び出すという夢のあるストーリーは、とてもワクワクするものですが、冒険にしては平坦すぎる気がします。
もっと、大胆な冒険談が加わると、ストーリーが活きたと思います。
その分を差引いて、4ッ星の評価になりました。
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自信を持っておすすめしたい 感謝の気持ちを持ち続けたいもの  投稿日:2011/09/25
うまれてきてくれてありがとう
うまれてきてくれてありがとう 作: にしもとよう
絵: 黒井 健

出版社: 童心社
2011年発刊の、にしもとようさんのデビュー作。
難産だった息子の経験を元に生まれた作品とのことで、やはり、事実に勝るものはないと思える気がします。

物語は、
「ぼく ママを さがしているの。
かみさまがね「うまれて いいよ」って。
だから、ママを さがしているの。
という書き出しで始まり、天使のような赤ちゃんが登場します。

それから、ぼくのママを探す旅が始まります。
くまくん、ごりらくん、ぶたくん、ふくろうくんと、ぼくのママについて尋ねるのですが、みんな知りません。
みんな、自らのママを紹介してくれるのですが、ママ達は一様に、「うまれてきてくれて ありがとう」と言うのです。

最後、ぼくは、明るい光に導かれて誕生するのですが、
この一文は涙なしに読めません。

ぼく、ママの こどもで うまれるよ。
「あの ことばを いってもらいたくて…」
「うまれてきてくれて ありがとう」

どうです?
子供が生まれ出でた時の感動は、時間の経過とともに少しずつ色褪せていくもの。
でも、あの時の想いを一番大切なものとして、何かあれば真っ先に思い起こすようにしたいものです。
そんな気持ちにさせられる絵本で、パパとしては、同時にママに「うんでくれてありがとう」という気持ちを絶えず持ち続けていきたいと、今更ながら思いました。

読み聞かせも良いですが、果たして世のママの涙腺を保って最後まで読めるか、少々疑問な絵本です。
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なかなかよいと思う とぼけた感じの絵が良い  投稿日:2011/09/25
かいじゅうのこんだて
かいじゅうのこんだて 作: 中川 ひろたか
絵: 村上 康成

出版社: PHP研究所
「わははは!ことばあそびブック 」シリーズの一冊。
かいじゅうが1時間ごとに食べるものを駄洒落としたもの。
1時 いちじく 1個
2時 にんじん 2本
3時 さんま  3匹
こんな風に12時まで続きます。
中川 ひろたかさんと言えば「だじゃれ」シリーズが有名ですが、それより低年齢層向きと言えそうです。
絵が村上 康成さんと言うのが良いです。
このとぼけた感じが、かいじゅうにピッタリとマッチしています。

あっという間の一発芸的なのりですが、結構笑えると思います。
これなら楽しく言葉遊びも喜んでやるはず。
シリーズの他の作品も読んでみたくなりました。
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なかなかよいと思う 早い時期に読んでみたい作品  投稿日:2011/09/24
せかいはなにでできてるの?こたい、えきたい、きたいのはなし
せかいはなにでできてるの?こたい、えきたい、きたいのはなし 作: キャスリーン ウェドナー ゾイフェルド
絵: ポール・マイゼル
訳: ながのたかのり

出版社: 福音館書店
「ふしぎだな?知らないこといっぱい」シリーズの1冊。
シリーズでは、「シロナガスクジラより大きいものっているの」が印象に残っています。
1998年のアメリカの作品で、原題は、What is the world made of?

世界は何で出来ているの?という問いを聞くと、原子とかそんな難解な話になるのかと思いきや、さにあらず。
物質は、固体、液体、気体の3つの種類があるということを、分りやすく説明する作品です。
冗長な感もありますが、概念を理解するには、これ位の文章量が必要なのかも知れません。

小学校中学年以上の理科において習う事項ですが、その時の副読本というよりも、興味関心を抱かせると言う点で、もっと早く接して欲しい作品です。
文章は長いですが、具体例をふんだんに使用しているので、年長あたりへの読み聞かせも可能だと思います。
物質ごとに子供と一緒に、確認しながら読み進めると良いでしょう。
特に、最後に「物質について もっと 調べてみよう」というコーナーもあり、実際にやってみることをオススメします。
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なかなかよいと思う カラフルな絵が魅力的  投稿日:2011/09/24
わたしのにわ
わたしのにわ 作: ケビン・ヘンクス
訳: いしい むつみ

出版社: BL出版
ケビン・ヘンクスは、2005年に「まんまるおつきさまを おいかけて」でコールデコット賞、1994年に「いつもいっしょ」でコールデコット賞オナー賞を受賞しています。
最近の「とってもいいひ」「はるまちくまさん」といった作品と同じ絵のテイストとなっています。


物語は、わたしが、ママのにわの世話をしているシーンから始まります。
そこで、「でも、もしも わたしに にわがあれば…」と空想に入ることから、大きく物語りが展開します。
わたしのにわでは、花は枯れないし、思った通りに色を変えるし、花は摘んでも直ぐにまた生えてきます。
それどころか、花を食むうさぎはチョコレートだったり、貝殻の花やジェリービーンズの木が生えたりと、どんどん空想はエスカレート。

その発想にとても夢があって、誰しもが夢に思うことで、みんな共感しきりだと思います。
何と言っても、そのカラフルな絵が、物語と実に良くマッチしていて、魅力的なもの。
最後は、私があるものを土の中に埋めることで終わるのですが、とても良い感じのエンディングだと思います。

単純にストーリーと絵を楽しむ作品で、特に、女の子向けの作品と言えそうです。
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自信を持っておすすめしたい 卒園の頃の必読書  投稿日:2011/09/24
みんなともだち
みんなともだち 作: 中川 ひろたか
絵: 村上 康成

出版社: 童心社
どこにも記載がないので知らずに読んだのですが、あの有名なピーマン村の絵本シリーズの一冊でした。
卒園式によく歌われる「みんなともだち」をモチーフにした作品で、最終ページに楽譜も掲載されていました。
中川 ひろたかさんの作詞、作曲による歌は、その歌詞が秀逸であって、それをそのまま絵本にしたのですから、文句なしの作品になっています。

お子さんが、卒園の頃に読んであげるべき作品としてオススメです。
読み聞かせるお母さんが、涙ぐんで読み聞かせ出来なくなるかも知れないことが心配な位、心に響いてくる作品だと思います。

最後の
「みんなともだち ずっとずっとともだち
おとなになっても ずっとともだち」
という文章は、心の琴線に触れるフレーズではないでしょうか? 
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自信を持っておすすめしたい きたむらさとしさんのセカンドブック向けの絵本  投稿日:2011/09/24
ポットさん
ポットさん 作: きたむら さとし
出版社: BL出版
きたむらさとしさんの新作だったので、読んでみました。
読み聞かせを始めたごく初期に、当時イギリス在住だったきたむらさとしさんのエキゾチックな絵のテイストに、夢中になったものです。
そんなきたむらさんの久々の新作なのですが、神奈川県川崎市にお住まいとなっており、一寸びっくりしました。

今までの作品は、一寸年齢が上のものでしたが、この作品は、ファーストブックを卒業した位のお子さんが対象です。
ストーリーは、テーブル上のティーポットを中心とした小物の狭い世界を描いたものです。
それぞれのストーリーは短く、「ティーカップがやってくる」「なぞのえんばん」「そらとぶおぼん」「ソルトちゃん」の4話が収録されています。
何と言っても、ティーポットを初めとした、その擬人化したキャラクターが魅力的。
それもテーブルの上という身近な物を擬人化しているので、お子さんにとっても馴染み易い事、間違いありません。
また、ストーリーも短いながら、見所のある展開となっていて、充分楽しめる内容だと思います。

対象年齢は3才位からで、きたむらさんの新境地と言える作品として、オススメします。
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なかなかよいと思う 目的地が意外  投稿日:2011/09/24
りんごくんがね・・
りんごくんがね・・ 作: とよた かずひこ
出版社: 童心社
「おいしいともだち」シリーズの一冊。
とよた かずひこさんと言えば、我家では「ワニのバルボン」シリーズが人気があります。
「おにぎり」と「すいか」とこの「りんご」が君で、「なっとう」「とうふ」「たまご」がさんという棲み分けになっています。

物語は、表紙を捲った瞬間から始まっています。
りんごの木の上で、1個のりんごに仲間のりんごが忍者衣装を着せて、刀を渡しているシーンがあります。
次のページから、本当のお話の始まりなので、見過ごしてしまいそうです。

要は、このりんごは何か特命をおびているという設定なのでしょう。
途中、うさぎに追い駆けられたり、カラスに捕まったりと、幾つかの危機を乗り越えて、最終目的地に何とか到着します。
最終目的地が、お弁当箱というのが、実に洒落ています。
それも、懐かしいうさぎりんごというのもGood。

キャラクターは今一歩の感がありましたが、物語はそれなりに良かったと思います。
文章が少ない分、2歳前後位から読み聞かせが出来る絵本です。
うさぎりんごを実際に作ってみると、良いのではないでしょうか。
これなら食育にも役立つことでしょう。
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なかなかよいと思う 妹のいる姉にオススメ  投稿日:2011/09/24
ぺろぺろキャンディー
ぺろぺろキャンディー 作: ルクサナ・カーン
絵: ソフィー・ブラッコール
訳: もりうちすみこ

出版社: さ・え・ら書房
2010年のアメリカの作品。
作のルクサク・カーンは、パキスタン生まれで3歳のときカナダに移住した経歴があり、この話は幼い頃の経験が元になっているとのこと。

主人公のルビーナが、学校から喜び勇んで帰ってくるシーンから始まります。
お誕生会に呼ばれたからなのですが、ママは何故そんなことをするのか理解出来ません。
衣装を見ればお国柄ということが一目瞭然。
ママの国では、そんな風習はなかったということなのでしょう。
そんな時、ルビーナの妹のサナが、
「あたしも いくー!」と言ってききません。
サナは呼ばれていないから連れて行けないというルビーナに対して、ママはそれはおかしいと言い、結局、お誕生会にサナを連れて行くことになってしまいます。
サナは、お誕生会で大暴れしたので、ルビーナはその後、友達のお誕生会に呼ばれなくなるのです。
ここまでの展開で、ママがあまりにも妹のサナの側に立つことが多く、一寸理不尽な感じもしますが、姉妹の躾ということで明確な指針を持っているからなのかも知れません。

次の展開は、その妹のサナがお誕生会に誘われるシーン。
今度は、ママが、サナに妹のマリヤムを連れて行くならお誕生会に行って良いと言ってききません。
その時に助け舟を出すのが、姉のルビーナなのです。

最後のページに
「そのときから、わたしとサナは だいのなかよしです。」
とあって終わるのですが、なんとも良い感じの終わり方です。
姉妹喧嘩も、こんな収め方があるのだと、新しい気付きとなるお子さんもいることでしょう。
読む対象は、小学校低学年以上の女の子。
それも妹がいると、きっと感じるものがある、そんな絵本だと思います。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 飛行機との一体感が堪能できます  投稿日:2011/09/24
ぼくひこうき
ぼくひこうき 作・絵: ひがし ちから
出版社: ゴブリン書房
ひがしちからさんは、「ぼくのかえりみち」がとても良かったので、他の作品を読もうと思っていたところ、新刊を見つけたので読んでみました。

題の「ぼくひこうき」?って、日本語として違和感があったのですが、途中でその意味がわかります。
それにしても、表紙のインパクトは絶大。
主人公のせいくんの、紙飛行機を飛ばそうとする瞬間の真剣な眼差しに圧倒されます。

物語は、幼稚園が舞台。
主人公のせいくんがお部屋で遊んでいると、
みちこせんせいが「おりがみ 欲しい人ー」と聞くシーンで始まります。
みんな大喜びでおりがみを貰いますが、せいくんは飛行機を作ります。
そして、みんなで飛行機の飛ばしっこ競争の開始です。

せいくんの飛行機は、どの飛行機よりも速く飛んでいくのですが、いつの間にか、飛行機の目線はせいくんのそれとなり、一体化しているのです。
トンネルを潜り、太鼓橋の下を飛び、ジャングルジム等を抜けて、滑り台を駆け上り、大空へ飛び出します。
園を俯瞰したり、海を見渡すのは、正にせいくんの目線。

みちこせんせいの声に呼び戻されて、園に帰るのですが、しっかりとせいくんを受けとめてくれるシーンが良いです。
この絵本を読み聞かせると、おそらく、自分も飛行機になった感覚で聞き入ることになると思います。
ひがしちからさんの作品は、その目線の変化の妙にあって、いつの間にか自分も絵本の世界にいるかのような錯覚に陥るところにあると思います。

この絵本も、文句なしに面白く、オススメします。
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