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ジュンイチ

パパ・60代・東京都

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ジュンイチさんの声

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自信を持っておすすめしたい 記念すべきひがし ちからさんのデビュー作  投稿日:2011/10/15
えんふねにのって
えんふねにのって 作: ひがし ちから
出版社: ビリケン出版
最近注目のひがし ちからさんの記念すべき第一作目の作品。
題名のえんふねとは、幼稚園の送迎用の舟のこと。
あまりに自然に描かれているので、何処かに存在しているの?と思ったのですが、良く考えてみればあり得ない話。
その設定がひがしさんの魅力であり、既にそれだけでこの絵本の成功は約束されたようなもの。
それだけ、魅力的な設定だと思います。
ひがしさんは、幼稚園の美術教諭をされているとのことなので、モデルには事欠かないのでしょう。

物語は、主人公のまきちゃんが、えんふねの乗り場で待つシーンで始まります。
まるで送迎バスを待つような違和感のないシーンで、もうひがしワールドに誘われてしまっています。

船頭さんと先生と幼稚園の友達と一緒にふねに乗っているシーンは、楽しさ溢れるもの。
空から俯瞰する図式は、ひがしさんならではの手法で、いろんな人の風景は見応え一杯。
途中、橋の上からトマトを篭で貰ったり、舟とすれ違ったりとエピソードも満載で飽きさせることはありません。

そして、途中、丸太が川を塞ぐというアクシデント。
それに対して、クレーンで吊り上げるというこれこそあり得ない対処方で難を逃れるのですが、まるで舟で空を飛んでいるように見せるページは圧巻。
現実と空想の境目を感じさせないひがしさんの力量に、感嘆することしきりといったところでしょうか?

デビュー作にして、すでにひがしワールド全開。
遠近法を駆使した構図、空から俯瞰するシーン、何度見ても新しい発見がある遊び心溢れたサイドストーリーの数々と、その絵の楽しさは、既に孤高の完成度の高いものになっていると思います。

幼稚園のお子さんに読んだら、虜になってしまうこと間違いなしの作品としてオススメです。
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なかなかよいと思う キャラクターを楽しむ作品  投稿日:2011/10/15
ねえシルビーなあに?トルー
ねえシルビーなあに?トルー 作: D・マクフェイル
訳: ふくもとゆみこ

出版社: 冨山房
アメリカの2007年の作品。
主人公は、うさぎのシルビーとへびのトルー。
小さなアパートの3階に住んでいるという設定なのですが、このペアというのが中々想像出来ません。
何故、このペアなのか著書に聞いてみたいところです。

この二人のごくありふれた日常生活を描いた作品なのですが、トルーの存在は異色と言えるもの。
トルーは、寝るのがお風呂、尻尾の先で電話したりフォークで食べたり歯を磨いたりするのです。
キャラクターとしては、双方とも色鮮やかで人格設定もしっかりしていて、結構キュートなので、受け入れ易いかも知れません。

そのキャラクター描写を楽しむという類いの絵本で、読み聞かせし易い作品だと思います。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う ファーストブックにオススメ  投稿日:2011/10/15
がちゃがちゃ どんどん
がちゃがちゃ どんどん 作: 元永 定正
出版社: 福音館書店
元永 定正さんは、10月3日に亡くなられたので、哀悼の意を込めて読みました。
1922年生まれの御年88歳とのこと。
元永さんは、前衛画家として初めて紫綬褒章を受章。
三重県上野市生まれで、忍者の子孫としても知られています。

例によって、ストーリー性はありません。
今回は、絵が音を表現しているもの。
そのマッチングが絶妙。
確かに、この絵は、こんな感じの音なんだろうなと思えるからとても不思議。
きっと、この感性は、赤ちゃんに合い通じるものだと思います。

ファーストブックにオススメです。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 価値のある絵本  投稿日:2011/10/12
ひとりぼっちのジョージ
ひとりぼっちのジョージ 作・絵: ペンギンパンダ
出版社: ひさかたチャイルド
Lonesome George(ひとりぼっちのジョージ)っていうフレーズを耳にしたかたは多いのではないでしょうか?
イギリスBBCが2006年に制作した番組で、これまで自然の素晴らしさだけが取り上げられてきたガラパゴス島ですが、ピンタ島ゾウガメの生き残りのジョージに迫害の歴史があることや、その保全活動には多くの問題があることを浮き彫りにしています。
それが、NHKでも放映されて、大きな反響を呼んだのは、記憶に新しいところです。
その放送内容は、2006年にイギリスで発刊された「Lonesome George: The Life and Loves of a Conservation Icon」(日本語訳「ひとりぼっちのジョージ 最後のガラパゴスゾウガメからの伝言」ヘンリー・ニコルズ著にも詳しく描かれています。

この作品は、そのジョージの物語を日本の絵本作家 ペンギンパンダさんが描いたもの。
しかも、この絵本の収益金の一部が、現地のチャールズ・ダーウィン財団の活動資金として寄付されるというのですから、とても価値のある作品と言えると思います。

主人公は、ガラパゴスゾウガメ。
それもピンタ島というところに生息するピンタゾウガメという亜種。
現在、確認されているピンタゾウガメは、たった一頭です。
それが、ロンサム・ジョージ(Lonesome George)「孤独なジョージ」という訳です。
乱獲により、奇跡的に発見されたのですが、ジョージは、30年以上前から独りぼっちなのです。

最初は虐待の歴史が綴られているのですが、ジョージ1匹になってから、その視点で物語は進行します。
1人でいることは寂しくないという視点が、実に微笑ましいもの。
ことりのフィンチ、フラミンゴ、ウミイグアナ、アホウドリと言った友達との交流を楽しく描いています。

それからは、人間に保護されてからの物語が続きます。
最後は、チャールズ・ダーウィン研究所のピンタゾウガメを繁殖させたいという夢で終わるのですが、その夢に拍手をおくりたいと誰しもが思うことでしょう。

巻末には、ガラパゴスゾウガメの説明やガラパゴス諸島の生物の写真もあり、大人も楽しめる作品となっています。
「地球全ての生き物の命は、貴重で平等である。
力ある人間が、弱い生き物を、絶滅に追いやることは、あってはならない。
そんな思いやりを持つ人間を、沢山育みたい」
と著者はあとがきに書いていますが、実に崇高な思いであって、共感せずにいられないことだと思います。
環境問題を考える意味でも、貴重な絵本であり、多くの世代の方にオススメします。
参考になりました。 2人

なかなかよいと思う 世界的人気シリ−ズ  投稿日:2011/10/12
コロちゃんののうじょう
コロちゃんののうじょう 作・絵: エリック・ヒル
訳: まつかわ まゆみ

出版社: 評論社
何の気なしに読んだ絵本でしたが、シリーズ化されていました。
刊行されているものだけで35冊あり、調べてみると超人気シリーズとのこと。
絵本の世界は奥が深いです。
この「コロちゃん」の絵本を誕生させたのは、イギリス生まれの人気作家エリック・ヒル。
1980年に、長男クリストファーのために作った子犬の話を元に作られた『Where’s Spot?』(「コロちゃんはどこ?」)がすぐに大評判ととなり、シリーズ化され全世界に広まりました。
「コロちゃん」の絵本は全世界100カ国以上で出版され、現在の売り上げ数は何とおよそ5千万部。
世界中の子どもたちに愛されていることになります。
特にイギリスでは「コロちゃん」のアニメのTV番組もあり、誰もが知っているキャラクターの1つと言ってよいとのこと。

この作品は、1987年のもの。
主人公のコロちゃんとパパと、農場で動物の赤ちゃんを探すというストーリー。
動物たちが、すべてしかけの中に隠れているのが良いのでしょう。
最初は、コロちゃんとパパしかいないのですが、しかけを捲ると動物が登場しますが、前半では子供は見つからないという展開です。
それを、何回か繰り返すと、最後には赤ちゃんを発見してめでたしというもの。
とてもシンプルなのですが、その分、分かり易くてファーストブックとして人気がでるのも頷けます。

こんなに太い足の犬のキャラクターは見たことがなく、可愛らしさには一寸疑問もあるのですが、そのバランスがかえって人気の秘密なのかも知れません。
記念すべき第1弾の「コロちゃんはどこ?」も読んでみたくなりました。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 図鑑のような絵本  投稿日:2011/10/11
和菓子の絵本
和菓子の絵本 作: 平野 恵理子
出版社: あすなろ書房
表紙の絵からして、実に綺麗。
リアルで素晴らしい発色の絵は、装飾画として通用するくらい美しいものだと思います。

和菓子の種類、材料、作る道具と作業から全国の銘菓、四季の和菓子、歴史に至るまで和菓子の全てを網羅していると言っても過言でない位の内容です。
しかも、代表的な和菓子の作り方まで掲載しているのですから、文句のつけようがありません。

しかも、その説明は正に的を得たもの。
端的に表現しているので、知識として直ぐに活用できるものばかり。
知りたいという知識欲を、充分に満足させてくれるものだと思います。
特に、お祝いのお菓子・節目のお菓子のページは、知識として知っておくと役立つこと受けあいです。
いろいろなシーンで、和菓子を食することは多いのですが、知って食すると一味も二味も違うのではないでしょうか?

これは大人の絵本でしょう。
自宅の装飾用として、実用的な図鑑としても活用できる素敵な絵本だと思います。
お菓子を作る方へのプレゼントにも、オススメします。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 程良いデフォルメが絶品  投稿日:2011/10/11
むしさん どこいくの?
むしさん どこいくの? 作: 得田 之久
出版社: 童心社
得田之久さんと言えば、昆虫絵本の第一人者と知られています。
「こんちゅうの一生シリーズ」全5冊は、2〜3年観察を続けてから、何とか1冊の本にまとめた作品で、その努力が窺い知れる素晴らしいもの。
その精緻な絵、挿入された解説等、科学書としても十二分に通用すると思います。

今回の作品は、精緻な作品ではなく、程よくデフォルメを効かせたもの。
対象年齢を2歳〜においているので、この加減が実に的を得ているのですが、それは、昆虫の生態を熟知している得田さんだからこそのものだと思います。
バランスを考えると、頭と目が大きいのですが、それが認識できないと生物であると思えないはず。
特に、つぶらな瞳がキュートです。

文章も、
〇〇〇さん 〇〇〇どこいくの?
〇〇〇んだね。
と、どれもリズミカルで分かり易いもの。

絵と文章が、絶妙に絡み合って、良質な絵本となっています。
ファーストブックの次あたりにオススメします。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 見る者を圧倒する迫力  投稿日:2011/10/10
続これがほんとの大きさ!古代の生きものたち
続これがほんとの大きさ!古代の生きものたち 作・絵: スティーブ・ジェンキンズ
訳: 佐藤 見果夢

出版社: 評論社
スティーブ・ジェンキンズは、2004年に「こんなしっぽで なにするの」でコールデコット賞オナー賞を受賞しています。
他にも、「これがほんとの大きさ!」「ほねほね絵本」等の科学の絵本で知られており、この作品は「これがほんとのおおきさ!」の続編にあたります。

恐竜はイメージできるものの、最初に驚いたのは、巨大トンボ。
羽根を広げると70cmに達するそうで、正直怖い位の大きさです。
次のヤスデやムカデの祖先も、体長2mあるとのことで、ホラーに近いもの。
一番圧倒されたのは、4ページ見開きで描いた翼竜の頭部。
翼を広げると3mになるとのことで、こんな代物が飛んできたらひとたまりもありません。
他にも、足だけとか、牙だけのページもあって、その巨体を連想し易い作りになっているのは、素晴らしいと思いました。
ただ、一寸強烈過ぎな感があり、恐竜好きなお子さん限定とした方が良いかも知れません。
巻末には、詳細な説明があるのですが、恐竜の全体像を掴むには非常に分かり易く、子供だけでなく大人も十分に楽しめる構成となっています。

いつものコラージュの画風は、恐竜の質感を表現するのに相応しく、とても臨場感を持って見ることができると思います。

恐竜好きにオススメの絵本です。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 味わい深い作品  投稿日:2011/10/10
じゃがいも畑
じゃがいも畑 作: カレン・ヘス
絵: ウェンディ・ワトソン
訳: 石井 睦美

出版社: 光村教育図書
2008年のアメリカの作品。
登場するのは、母、メイベル、ぼく、エデイという4人家族。
食べるにはひどくことかいていた一家。
立派な母さんのために、長女のメイベルが考えたことは、
「ケニーさんとこの畑からあたしたちがとらなかったとしたらさ、じゃがいもはきっとくさっちゃうんだから。それって、すごくっもったいないことだわ。」
「ものは良いよう」とは良く言ったもので、単なるじゃがいも泥棒をするということ。

母さんが夜勤の日に3人は決行します。
貧しさからくる悲壮感はなく、子供達は、夜の冒険にワクワクしながら泥棒をしているようです。
その成果と言えば、ほとんどが石ころで、じゃがいもは少ししかありません。
あたり一面が畑で、月明かりしかないのですから、じゃがいも掘りが上手くいくはずもないのは、自明の理。
がっかりしているところに、帰ってきた母さんが全く喜ばないことが、追い討ちをかけるのです。

母さんのその泥棒行為に対する裁き、また、農場主の対応を見ると、お手本のようなものです。
何でも叱るだけでは、物事は解決しないのだと、改めて思い知らされたような気がします。
こういう失敗の経験を通して、子供は成長を重ねていくのでしょう。

貧乏を売りにしたTV番組が数多く放映されています。
最初は面白がって見ていた自分がいるのですが、何か違うと思い始め見なくなりました。
そんな自分が求めていたものは、この絵本の中にあるような親子の関係ではないのか?
心の琴線に触れた思いがしています。

文章は、ぼくが、ことの顛末を、少し離れた位置から冷静に、ユーモラスに、口語体で語りかけてくるもの。
ぼくに感情移入してしまうお子さんは、多いのではないでしょうか?
ノスタルジックな雰囲気を醸し出す絵も、このストーリーにマッチしたもので、完成度の高い作品となっていると思います。

読めば読むほど、味わいの深さが感じられる良質な絵本としてオススメします。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい リズミカルな文章が良い  投稿日:2011/10/10
おやさいとんとん
おやさいとんとん 作: 真木 文絵
絵: 石倉 ヒロユキ

出版社: 岩崎書店
作/真木文絵、絵/石倉ヒロユキご夫妻による「ママと赤ちゃんのたべもの絵本」シリ−ズの1冊。
全6巻が発刊されていて、その第2弾。
お二人の作品では、何と言っても「ポットくん」シリーズが、我家で大人気です。

多摩美率の石倉ヒロユキさんは、当初絵本作家になる気は、さらさらなかったようです。
真木さんには、いつか絵本を描きたいという思いがあって、1997年イギリス移住の際に持っていった仕事が、「ポットくんのおしり」とのこと。
息子さんが、一緒に絵を描いたのに、製本された作品に自分の名前がなくて、泣いたというエピソードが何とも言えません。
本人には、自分も作品を作っているという想いがあったのでしょう。
この「ポットくんのおしり」が、その後のお二人の活躍の基点となったのですから、不思議なものです。

今回の作品は、お野菜。
登場するのは、にんじん、玉ねぎ、じゃがいも、ブロッコリー。
みんなそろって、おみずにちゃぽん。
最初はにんじんが、まな板の上で調理されます。
「にんじん にんじん とんとんとん
きれいに ならんだ とんとんとん」
とリズミカルな文章で、同じように他の野菜も調理されていきます。
最後は、お鍋に入って、みんなが良く知る料理となって出来上がり。

石黒ヒロユキさんの擬人化した絵は、やっぱり可愛く聞き手の心を離さないはず。
添えられたリズミカルな文章と相まって、魅力的な作品となっていると思います。

対象年齢0歳〜3歳の食育の絵本としてもオススメしたい作品です。
参考になりました。 0人

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