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汐見台3丁目

ママ・50代・神奈川県、男の子20歳

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汐見台3丁目さんの声

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自信を持っておすすめしたい サボテン讃歌  投稿日:2014/06/28
泣けないサボテン
泣けないサボテン 文: なす かつら
絵: KINA

出版社: 扶桑社
またすごい本が世の中に出たなぁが最初の感想です。この感性、すごいです。普通サボテンと言ったら、どちらかというとその棘のせいで、高慢とか意地悪とかの方に例えられると思うのですが、逆の発想と言うか、こんな風に人からの棘を受け止めたという発想に驚きを隠せませんでした。でも、ストーリーを読んでいると、本当、全てつじつまが合い、ぴたっと心に残る話になっていました。そして、その透明さとかやさしさとかを、すてきな色と、本当に言葉にぴったりなイメージの絵で描ききってあるのがとても素晴らしいです。

たくさん傷ついた人への応援歌ですね。本当にここに書かれているように、ちょっと暑くなり始め頃に咲く、月下美人の花が私も大好きです。美しくて本当に癒やされます。とても素敵な絵本でした。口コミで広がりそうな予感がします。
参考になりました。 2人

ふつうだと思う 美しい世界  投稿日:2014/06/28
宮沢賢治の絵本 やまなし
宮沢賢治の絵本 やまなし 作: 宮沢 賢治
絵: 川上 和生

出版社: 三起商行(ミキハウス)
正直なところ、賢治の話は私にとっては難解です。とくに、この『やまなし』ほど、難しいものはありません。すらっと読み終えれてしまうのに、頭の中にはその情景しか思い浮かんでこず、一体何が言いたいのかが、はっきりとつかめないんです。

このミキハウスのシリーズの『やまなし』の絵を見ていると、その淡い色使いの日本画のような絵が、ますます幻想的に話をみせてくれ、美しいなぁと自然と思えてきます。そして、カバーの見返しに書かれていた「小さな谷川の底でくり広げられる、生命の巡り。生と死はつながり、やがて豊かな実りがもたされる。」という言葉を読み、やっと、なるほどそういうことを伝えたかった話だったのねと、心の中にストンと落ちたように納得しました。
参考になりました。 0人

ふつうだと思う 動物愛護  投稿日:2014/06/28
宮沢賢治の絵本 氷河鼠の毛皮
宮沢賢治の絵本 氷河鼠の毛皮 作: 宮沢 賢治
絵: 堀川 理万子

出版社: 三起商行(ミキハウス)
なんだか不思議な話でした。でも一つだけわかるのは、今、世界で運動をしている動物愛護団体が絶賛しそうな話でした。初めて読んだので全く内容を知らず、氷河鼠の首の部分だけの毛皮で作り、その数がものすごいなと思っていたら、そういう展開なのか!と思わされる話でした。そして、それを助ける黄色い帆布の男は、だから毛皮を着ていないのか〜。

きっと賢治も微妙だったんでしょうね。無駄な命を自然界から頂戴することは本当に許さざる行為だけれども、生きて行く上で必要なこともあると。その線引きが本当に、人によって違いすぎるので難しいんでしょうね。シロクマたちが乗り込んできたページが印象的でした。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う つじつまがあっています!  投稿日:2014/06/28
やまなしもぎ
やまなしもぎ 再話: 平野 直
絵: 太田 大八

出版社: 福音館書店
病気の母が食べたいと言ったやまなしを三兄弟がそれぞれ順番に取りに行く昔話です。色々なバージョンがあるみたいで、しかも昔話でつじつまがあうとかあわないとか、そういうレベルで話をするのもどうかとは思いますが、とても「つじつまがあって、しっくりくる」バージョンだから好きです。

なかでも、どのバージョンにも三兄弟にアドバイスをしてくれるおばあさんが登場してくるのですが、そのおばあさんの存在価値が一番ちゃんとあらわれているのがこの話でした。特に、私は帰りに三兄弟が感謝の念を表す為に、おばあさんが座っていた場所にやまなしを置いて帰るところが好きです。

それから、三つ又になっているところで笹の声をきく、この話の中で一番の重要なページで、ちゃんと3つの道のそれぞれの所に笹が描かれている点が、見ている子ども達にもとても分かり易いのがとてもポイントが高かったです。読み聞かせをしている時に、そこまで読んだら、「ってことは、どの道に進むのかしら?」と聞いて、指さしてもらう参加型の読み聞かせが出来る絵本でした。

ちょっと言い回しが難しい方言のところが数カ所ありますが、全体的には絵に関しても、おばあさんの不気味さとかがなかなか味があり、逆に沼の主の方が案外可愛かったりとユーモアもあり、よい出来上がりの絵本だなと思いました。この話の読み聞かせには、この本をお勧めします。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい ものすごくおもしろいです!  投稿日:2014/06/25
なんでもただ会社
なんでもただ会社 作: ニコラ・ド・イルシング
絵: 三原紫野
訳: 末松 氷海子

出版社: 日本標準
図書館に新しく入った本として置かれているのを見つけて、題名がなんだかとてもおもしろそうだったので、息子の為に借りてきました。先に私の方が読んだのですが、すごく面白かったです。

この話の中では、男の子が主人公で、男の子が毎日、電話を掛けて自分の好きなものをどんどん無料で手に入れていきます。でも、一つだけルールがあり、最後に「ん」がつく品物をオーダーしてしまったら、大変なことになるのです。そして、相手は、最後に「ん」をつくものを言わせようとやっけになります。

男の子がどんどんこのタダでもらえる品物にはまっていくところが、ある意味、今の社会でよく起きている話で、見事に現代社会の犯罪の怖さを揶揄しているなぁと感心してしまいました。そういう意味で、子ども達も楽しみながら学習できる話です。

あとがきに、原本では本当は「ん」で終わる品物ではなく、フランス語の言葉遊びみたいになっていたそうです。でも、日本人の私達にはそれは伝わらないからと、訳者の末松氷海子さんが考え付いたのが、日本の子ども達が遊ぶ「しりとり」だったそうです。そのアイディアに感服です。そして、もし私がフランス語が出来たのなら、原本ではどういうふうになっているのか味わってみたかったなぁ。

とてもとてもお勧めの1冊です。小学校中学年の子でも1時間もかからずに読めると思います。
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ふつうだと思う 春のうたたね  投稿日:2014/06/23
宮沢賢治の絵本 山男の四月
宮沢賢治の絵本 山男の四月 作: 宮沢 賢治
絵: 飯野 和好

出版社: 三起商行(ミキハウス)
薬を飲んで物に変わってしまうと言う話を以前どこかで目にしたか耳にしたことがあるのですが、賢治の話だと知って改めて驚きました。

全てがうたたねの中で見た夢の中の話ですが、前後の脈絡が全くないところがとても不思議で、逆にその意外性が面白かったです。

一体、賢治の頭の中ってどんなだったのでしょうね。この山男が感じたように頭が軽くなる感じで、空想の世界にすぐにふっと飛べてしまえたのでしょうか。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う まどっておくれ。  投稿日:2014/06/22
宮沢賢治の絵本 ツェねずみ
宮沢賢治の絵本 ツェねずみ 作: 宮沢 賢治
絵: 石井 聖岳

出版社: 三起商行(ミキハウス)
恥ずかしながら、今まで宮沢賢治の作品をあまり読んだことがありませんでした。それは、言葉が今と同じ口語ではないし、大概の場合、登場人物の名前が不思議なカタカナ名で覚えられないからです。ところが、そんなイメージの賢治の作品の中で、この話は言葉もとても分かり易くて、子どもにも十分に分かってもらえると思いました。

ツェねずみみたいな性格の人って、実際いますよね。全てが自分中心で、すぐに被害者面する人... そんな人を揶揄した話なのでしょうか。「まどっておくれ」という言葉は初めて耳にしましたが、こんなことを言えてしまう性格がすごすぎます。そりゃみんな避けますよね。賢治が実際体験した話なのでしょうか。

すっと心の中に入って来るので、賢治の作品を子供に触れさせるための読み聞かせにお勧めの1冊です。
参考になりました。 0人

ふつうだと思う 幻想的な世界  投稿日:2014/06/22
宮沢賢治の絵本 月夜のでんしんばしら
宮沢賢治の絵本 月夜のでんしんばしら 作: 宮沢 賢治
絵: 竹内 通雅

出版社: 三起商行(ミキハウス)
なんだか本当に不思議な世界の話だと思いました。これは電気という文明の利器のことを、宮沢賢治が称賛しているということなのでしょうか? 

夜に、男の子が一人で線路わきを歩いているという設定自体が不可思議で、その後に繰り広げられる展開も不思議でたまりません。でも、随分、当時としてはインテリというかハイカラな言葉を使っているのではないでしょうか? 正直、私が読んでも100%は分かりませんでした。
私の解釈では送電のことを擬人化しているのかなと思いましたが、どうなのでしょう。

言葉が小学生には難しいような気がします。でも、電信柱が行進しているという発想は楽しいなと思いました。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 保育園や幼稚園の日常が描かれています!  投稿日:2014/06/17
どんぐりむらのどんぐりえん
どんぐりむらのどんぐりえん 作: なかや みわ
出版社: Gakken
第1作目の『どんぐりむらのぼうしやさん』が出版された翌春、息子は小学校に入学し、幼稚園で大の仲良しだったお友達と別れました。その時、いつもいつも仲良くおみせやさんごっこをしていた思い出にと本を送りました。

あれから4年経ち、新たに第4作目『どんぐりむらのどんぐりえん』が店頭に並んでいるのを見て懐かしくなり、思わず手にとって読んでしまいました。そこには、本当に生き生きとした幼稚園・保育園生活が描かれており素晴らしいなぁと思いました。どの遊びも、確かに息子もやっており、思わずほほえましかったです。

また、散歩に行くからとちゃんと帽子をかぶるところや、その帽子は首筋が日焼けしないようになっている今風であるところもさすがにチェックされているなぁと思いました。

どのページをとっても、本当に日常が描かれており、ストーリーに無理がなく、そこがとてもよかったです。また本当に、このどんぐりえんの先生のように、保育園や幼稚園の先生ってそっと見守っていてくれ、もしものことを考えて本当によく動いてくれていますよね。ありがたい限りです。

これから入園するのに不安をいただいている子や、卒園をする時に友達へのプレゼントとして是非活用するのがお勧めな本でした。

見返しのどのつぶのお迎えのあみだくじもとても面白かったです!
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ふつうだと思う ちょっと重たいテーマです。  投稿日:2014/06/17
宮沢賢治の絵本 黄いろのトマト
宮沢賢治の絵本 黄いろのトマト 作: 宮沢 賢治
絵: 降矢 なな

出版社: 三起商行(ミキハウス)
宮沢賢治ですから文体が今風でないので、慣れていないからか読みづらいと言ったら読みづらいですが、心をえぐられるような悲しさがある話でした。

もう40も半ばなのですが、恥ずかしながら初めてこの本を今回読んだので、ストーリーを知りませんでした。どうやら話の一部の原稿が紛失したそうで、実際、この絵本の中では話がとんでいたのですが、題名の黄色いトマトが描かれたページがとても印象的でした。

自給自足で二人で住んでいたら、ずっと小さな幸せを手にしていられたのに、ある日、歓楽の誘惑?にかられて追ってしまったら、お金と言うものを初めて知って傷ついた二人。きっと賢治のことですから、何かを比喩しているのでしょうね。なんだか重たいテーマの話で、小学生高学年くらいにならないと、なかなか読めないかもしれません。拝金主義を批判した話なのでしょうか。
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