新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

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汐見台3丁目

ママ・50代・神奈川県、男の子20歳

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汐見台3丁目さんの声

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なかなかよいと思う ちょっと違うんだけれど...  投稿日:2011/12/21
When the Wind Stops
When the Wind Stops 作: シャーロット・ゾロトウ
絵: ステファーノ・ヴィタール

出版社:
偕成社からでているシャーロット・ゾロトウ作、絵:ハワード・ノッツの青緑色の
表紙の絵本『かぜはどこへいくの』は、私の“バイブル”というか絶対なる安堵感
をもたらせてくれる大切な本なので、いつか原書を読んでみたいと思っていました。

そして、図書館に英語版があるようだったので予約して、長いこと待って、ようやく
今日、取りに行ったら、他に何冊かも取り寄せていたので、「あれ? 青緑の本が
ないぞ?」と、慌ててもう一度、本のチェックしてみたら、全然違う表紙の『WHEN
THE WIND STOPS』という本が入っていて、「え〜!! これは同じ題名の違う本
なんじゃない?」と、これまた慌てて中身を見てみたら、ちゃんと作者がゾロトウに
なっていたので、軽くショックを受けながら持って帰ってきました。

でも、読んでみると、やっぱりゾロトウが書いていることが私の心にはとても響きます。

Nothing ends. It begins in another place or in a different way.

どうやら、英語版は1995年に板絵で有名なこのステファーノ・ヴィタール(Stefano
Vitale)さんの絵のバージョンの絵本が出たようです。
従来のハワード・ノッツさんの白黒画とは正反対の色鮮やかなバージョンに本当に
当惑し、なんか神秘性がなくなった感じがしますが、でも逆に暗い感じがなくなった
ので、これはこれで魅力があるのかもしれません。特に、板目がとても有効的に使わ
れているのが目を見張ります。

ただ、オリジナルで私が好きだった、

みちは、ずっといって、みえなくなったら、どこへいくの?
おふねはどんどんいって、みえなくなってからどこへいくの?
きしゃはトンネルにはいってから、どうなるの?

が割愛されているのも、とても残念でした。
でも、ゾロトウの原文は本当に素敵でした。
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なかなかよいと思う 下り列車にも会えるのかな?  投稿日:2011/12/20
さいしゅうれっしゃのあとで
さいしゅうれっしゃのあとで 作: 市川 宣子
絵: 柿本 幸造

出版社: ひさかたチャイルド
去年、父が息子に買ってくれた本でした。
こんな風に擬人的に冬の到来を描いてくれると、そっか、冬を最初に意
識するのって、たしかに天気予報で「今日、こがらし1号が吹きました」
言う時かもと妙に納得してしまいました。

きっと、この駅長さんは春になったら、今度は里からくる下り列車にも
最終列車の後で会えるのかな? それも素敵ですね。

超蛇足ですが、柿本幸造さんが描いた駅長さんが、とても俳優の渡辺哲
さんに似ていて、釘付けになりました。

冬が始まるころに読みたくなる1冊です。
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なかなかよいと思う ユニバーサル絵本?  投稿日:2011/12/14
なあに?WHAT?
なあに?WHAT? 作・絵: レオ・レオニ
出版社: ほるぷ出版
図書館の検索機からたどりついたレオニの赤ちゃん用ボードブックで、
『どこに?』『いつ?』と組になった1冊です。

これも全く本文には文字がなくて、題名だけ日本語の「なあに?」と
「WHAT」が併記されているので、日本の赤ちゃんにも英語を母国語と
する赤ちゃんにも、またハーフの赤ちゃんにも楽しむことが出来るのが、
本当にすごいと思います。まさにユニバーサルな絵本です。

本文をめくると、2匹のねずみが色々な物といっしょにいて、その物の
名前を導き出して、会話につなげるという楽しみ方も出来そうです。
なので、赤ちゃんとのコミュニケーションツールとしてお薦めです。

でも、今の子供には、昔の黒電話やマッチはみたことがないかもしれ
ませんね。ちょっと時代を感じます。
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自信を持っておすすめしたい よく出来た本だと思います。  投稿日:2011/12/13
どこに? WHERE?
どこに? WHERE? 作・絵: レオ・レオニ
出版社: ほるぷ出版
レオ・レオニの本を図書館で検索していたら、『いつ?』『なあに?』
『どこに?』というこれまた随分短い題の本が3冊存在することを知り、
一体どんな本なんだろうと取り寄せてみました。

そして目の前にして、唖然としました。それは、予想をはるかに超え
た、ボードブックで、しかも開いてみて更にビックリ、全く字がなかっ
たのです!

でも、すごいんです。題名には、この『どこに?』の場合は、ちゃんと
WHERE?と併記されていて、日本語しか話せない赤ちゃんにも、
英語しか話せない赤ちゃんにも対応が出来てしまのです!

レオニのいつの、ねずみが2匹で頑張ってくれています。
表の絵から、2匹は何かを探している感じが伝わってきます。
そして、本を開くと、1匹が木の上にいる絵があります。
ページをめくると、今度は靴の中に。そして、まためくると、草むらの
中に... と、ねずみがいる場所が違うのです。

2語文とかを話せるようになったお子さんと読むのに、とても適してい
るなと思いました。「ねずみさんはどこにいる?」と聞いて、答えさせ
るような。場所がどんどん、これまたなかなか素敵なところにいるので、
楽しいと思います。
また、逆に英語を習いたての子にも、同じように英語で使えると思います。
そして、更に、文を書けるようになった子の、文章を書く練習に使えそう
ですね。

絶版になってしまっているのかな? 勿体無いなぁと心から思いました。
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なかなかよいと思う 小さな魚の群の代名詞  投稿日:2011/12/12
スイミー 小さなかしこいさかなのはなし
スイミー 小さなかしこいさかなのはなし 作: レオ・レオニ
訳: 谷川 俊太郎

出版社: 好学社
私はタッチの差で?(笑)、この『スイミー』が教科書に出てきた世代ではないのですが、
いつごろからでしょうか、そしてどうやってでしょうか、もう全く覚えていないのですが、
この話を知っています。

そして、水族館で小さな魚たちが群れを成しておよいでいるのをみると、その魚の本当
の名前がなんであれ、「あ、スイミーだ」とつぶやいてしまう自分がいます。

また、息子にもこの小さな魚たちの話を読んであげたくて、オークションで美品と名を
打って出品されていたこの本を落札したところ、どこかの幼稚園の卒園記念の品物だった
みたいでした。

きっと、幼稚園はみんなで力をあわせれば何でもできるということをメッセージとして
卒園生たちに送りたかったのでしょうね。

あまりにもポピュラーすぎて、レオニの言いたいこととかは他の方がたくさんかかれて
いると思うので、私は自分の好きなページのことを書きます。

“うなぎ”のページが大好きです。うなぎの絵ももちろんですが、そこに添えられた言葉、
「かおをみるころには、しっぽをわすれてるほどながい」が、レオニらしいユーモアたっぷ
りだと思うし、また“いせえび”のページも、本当に小さなスイミーにとっては、ブルドー
ザーみたいに大きく見えたんだろうなと、その例えに妙に納得してしまいまいます。
やはり、海の中の生物に精通したレオニじゃないと描けなかった話だなとつくづくと感じ
ます。

ある一定の年齢にいった日本人なら殆どの人が知っている外国人が描いた話を、その
作品群に持っているレオニは、やはり偉大なのかもしれません。
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自信を持っておすすめしたい 可愛い子には旅をさせろ  投稿日:2011/12/12
Fish is Fish(さかなはさかな)
Fish is Fish(さかなはさかな) 作・絵: レオ・レオニ
出版社: Alfred A. Knopf
日本語版を読んだ後に読んでみました。日本語版で読んだ時に感じた物をより補って
くれた気がします。

日本語版では、かえるとさかなの関係を「とてもなかよし」というサラっとした言葉で
書いてありましたが、原本では、inseparable friends(離れることのできないくらい
仲の良い友達)と書いてあり、この言葉がこの話の大切なキーワードの1つだと思いました。

その離れることが出来ない友達だけに変化がおきて、そして、外の世界に行ってしまう..
これはものすごい衝撃と羨望と孤独をさかなにもたらしたことでしょう。そして、
世の常なのかもしれませんが、置いていかれたものの方が相手を思う気持ちが強く、
かえるが戻ってきた時のさかなの喜びは、はかりしれないものだったことでしょう。

その上、さかなの知らない生き物の話をしてくれるとは、羨ましくて羨ましくて
たまらないことだったでしょう。あいつに出来るのなら、僕にもできるはずと。
その意気込みが、尾っぽを一振りで草地にとびあがった(with mighty whack of
the tail he jumped clear out the water onto the bank)という表現に感じられ
ました。

なんだか、「可愛い子には旅をさせろ」ということわざが頭をよぎりました。
一度、経験をさせてみるのが一番だということでしょうか? 自分の居場所がある
ということ、そして、その居場所が素晴らしいと言うことを再認識させる話だと
思いました。

起承転結がしっかりしていて、笑いを誘う箇所も盛りこめられていて、とても楽しい
作品だと思います。お薦めです。
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なかなかよいと思う 小さな村民としてのデビュー  投稿日:2011/12/12
ユリアのクリスマス
ユリアのクリスマス 作: 南塚 直子
絵: 石井 睦美

出版社: 小学館
しんしんと降る雪の静けさが伝わってくる感じの話でした。
日本ではパーティで賑やかなクリスマスですが、この話はハンガリーの
小さな村の子ども達の伝統あるクリスマス・イブの過ごし方が描かれ
ていて、こんな過ごし方も素敵だなと思う話でした。

実は、表紙の絵の女の子が息子の近所に住んでいるクラスメートの
お姉ちゃんにそっくりな顔をしていたので、思わず借りて帰ってきたので
すが、主人公のユリアの、村の家々をクリスマス劇をしながら尋ねま
わっていく、村の子供としての初めてのデビューのドキドキ感が、とても
伝わってきてよかったです。ユリアの成長物語といったところでしょうか。

たくさんクリスマスの本はありますが、私の中ではベスト5に入る本か
もしれません。おすすめです。
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なかなかよいと思う 離れてはじめて分る良さ。  投稿日:2011/12/12
さかなはさかな
さかなはさかな 作・絵: レオ・レオニ
訳: 谷川 俊太郎

出版社: 好学社
初めて読み終わった時は、「人には身の丈というものがある」という、ピシャリと冷水を
かけられたような感じのする話かと思いましたが、よく読んでみると、「離れてみて初め
て分る自分の居場所の素晴らしさ」の話なのかなと思いました。

最初に、かえるになりかかっている“おたまじゃくし”が言った「さかなはさかな」と
さかなが最後にいう「さかなはさかな」の深さの違いがすごいなと思いました。

さかなが想像する鳥やめうし、人間の挿絵が最高です!
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ふつうだと思う 物質的満足と精神的満足  投稿日:2011/12/10
フレデリック
フレデリック 作: レオ・レオニ
訳: 谷川 俊太郎

出版社: 好学社
私は勝手に、この『フレデリック』と『おんがくねずみ ジェラルディン』、
『マシューのゆめ』はレオニの芸術三部作だと思っています。
それは単に、質ではなくて内容が芸術に関するものを扱っているからです。

この本では、人が満足を感じるには、食欲や物欲などで満たされる物質的満足
と文化的なことに対する精神的な満足があるということを、レオニは言いたい
のではないかと思いました。時として、人は、その文化的な満足(精神的満足
にのみ癒されることがあると。

フレデリックが芸術肌であることは、とてもよく分かったのですが、どうも
読み手の私の想像力が足りないからでしょうか? 残念ながら、いまいち、
フレデリックが想像を促す太陽の光とか色とか、そして詩のすばらしさが
私自身には伝わらず、共感することが出来ませんでした。
特に詩がこの話のキーになっているような気がして、何度も読んで想像力を
働かせてみたのですが、駄目でした。

なので、レオニのメッセージは捉えられた気がしますが、共感を伴えなかった
ので、この評価にしました。
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なかなかよいと思う グリムの手紙が感動しました。  投稿日:2011/12/10
ミリー 天使にであった女の子の話
ミリー 天使にであった女の子の話 作: ヴィルヘルム・グリム
絵: モーリス・センダック
訳: 神宮 輝夫

出版社: ほるぷ出版
え? あの『かいじゅうたちのいるところ』のセンダックがグリム童話?と思って、図書館で
偶然見かけて借りて帰ってきました。

1816年にグリム兄弟の一人が母親を亡くしたミリーという少女に手紙を書き、その子の
為に書き下ろした話だそうです。

内容は、母一人子一人の親子が住む村に戦争が近づいてきて、母親は娘の命を守りたい
一心で娘一人を森の奥へ3日間逃げさせるという話です。そこで、娘はおじいさんに出会い、
無事に2日間を過ごし、3日目に家に戻ると、30年が経っていて、老いても待っていた母に会
うという話でした。

センダックの絵がとても見入ってしまうような絵で、話の濃厚さをより厚いものにしています。
本当に必見です!
でも、私の心に何よりも響いたのは、物語が始まる前に書かれたグリムの手紙の一節でした。

そこには、川に流された一輪の花と、夕日が落ちていく中、一羽でとんでいた鳥の話が例に
出され、私達が知らないところで、片割れに出会うことが書かれていて、その当時の人間
には、肉体としては、鳥や川を流れていく花のように川や森や山をへだてて片割れ(愛するも
のや仲間)に出会うことが出来ないけれど、人間の心は、なにものにもへだれられることがな
く届く、と手紙を書いた理由が書かれていました。

私のつたない言葉だと上手く説明できませんが、なんだかジーンとくるものがありました。
思いは、形を変えても伝わると信じたいものです。

余談ですが、とても真面目に描かれているセンダックの絵ですが、何箇所か、ん?と思う
ようなセンダックのいつものいたずら心?みたいなものが表れている箇所を発見して、
濃厚な話の中でクスとしてしまいました。

機会があったら是非、読んでみてください。
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