新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

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汐見台3丁目

ママ・50代・神奈川県、男の子20歳

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汐見台3丁目さんの声

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ふつうだと思う レオニさん、ごめんなさい。  投稿日:2011/12/10
Frederick(フレデリック)
Frederick(フレデリック) 作・絵: レオ・レオニ
出版社: Alfred A. Knopf
レオニが自分が描いた作品の中でこの『Frederick(フレデリック)』を気に入って
いるような気がして、日本語訳を読んだ時にどうもその良さが分らないので、
『チコときんいろのつばさ』に続き、オリジナルの英語版を読んでみることにしました。

読んでみると、さすが! 谷川俊太郎さんの訳は本当にオリジナルにそったもので
あって、まずそこがとてもビックリしました。

でも、私がなんとなく読み終えた後にこの話が自分の物に出来なかったのは、フレデ
リックの詩のせいだろうと思っていたので、オリジナルを読むのを、ある意味、とて
も楽しみにしていましたが、正直なところ、読んでみても、その素晴らしさが残念ながら
よく分かりませんでした。同じように思っている方がいるかもしれないので抜粋します。

 Who scatters snowflakes? Who melts the ice?
 Who spoils the weather? Who makes it nice?
 Who grows the four-leaf clovers in June?
 Who dims the daylight? Who lights the moon?

 Four little field mice who live in the sky.
 Four little field mice... like you and I.

 One is the Springmouse who turns on the showers.
 Then comes the Summer who paints in the flowers.
 The Fallmouse is next with walnuts and wheat.
 And Winter is last... with little cold feet.

確かに出だしをWhoでそろえて、二行ずつ韻を踏んでいて、詩の前半で謎かけにして
あるのが面白いとは思うのですが、いやはや感動するか?と聞かれたら、微妙です..
それは、もしかしたら私がネイティブじゃないからなのかもしれませんし、もしかしたら
最初からねずみの数は本文では明言されてなく、レオニの絵だけから判断するしかないの
ですが、登場するねずみはフレデリックをいれると5匹。つまり働かないフレデリックを
ぬくと4匹になるのを、この詩に出てくる季節をつかさどる働くねずみにかけているから、
面白くて、少なくとも話に登場するねずみ達にとってはねぎらいになって、「フレデリッ
クって詩人〜!!」になったのかしら?

とにかく、翻訳版の時と同じように、フレデリックみたいな芸術家の必要性は分りました
が、やっぱり私にとっては、感動するほどの絵本ではありませんでした。
レオニさん、ごめんなさい!
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ふつうだと思う フレデリックの詩  投稿日:2011/12/10
はなにいろをぬるのはだれ?
はなにいろをぬるのはだれ? 作・絵: レオ・レオニ
訳: 谷川 俊太郎

出版社: 佑学社
『フレデリック』に出てくるフレデリックの詩の部分だけを、ボードブックにしたものです。
こちらの本では、空の上の4匹のねずみがちゃんと素敵な柄つきのねずみで登場します。
本の背表紙には、楽譜までついていました。図書館でレオニの本を検索していて発見し
ました。

題がまるで、謎々みたいになっていて、答えは本文にでてきます!
息子は4つのねずみの中で、なつねずみが一番好きだったそうです。
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ふつうだと思う 後半が好きです  投稿日:2011/12/08
えいごであそぼうよ
えいごであそぼうよ 作: レオ・レオニ
出版社: 好学社
レオ・レオニのいつものネズミ達が出てきます。
最初の数ページは、アルファベットがネズミといっしょに順番に並んで書かれている
だけですが、後半が、やっぱり、レオ・レオニってアートデザイナーなんだなぁと感じ
させられるページでした。私は特に、CAR と HAT、COAT、そしてSWANのページが
好きです。って、殆どか!(笑)

でも、ウチの息子のように全く英語を勉強したことのない子には、この面白さが分か
らないような気がします。却って、本の形態は赤ちゃん向けだけれど、英語を勉強し
始めてからのほうが、レオ・レオニのセンスのよさを実感できるかな?
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ふつうだと思う   投稿日:2011/12/08
どうするティリー?
どうするティリー? 作・絵: レオ・レオニ
訳: 谷川 俊太郎

出版社: あすなろ書房
この話を読み始めた時に、ベルリンの壁(年が知れてしまいますかね?)が
一番最初に思い浮かびました。そして、壁はないけれど、韓国と北朝鮮、イスラエルと
パレスチナの壁.... と次々と世界にある見える壁・見えない壁のことを思いました。

人々は段々と壁の存在に、最初はきっと意識的にでしょう、そして段々と意識もしないで
壁がそこにあるのが普通と思ってしまいます。そして、果てには壁の向こうのことなど
すっかり考えもしなくなってしまいます。慣れというものは怖いものです。月日の流れも
しかりです。

でも、いつもそれに疑問を持ち打破しようとするのが、若者で、そしてその情熱で打破
するのです。今年のアラブの春と呼ばれている出来事もそうでしょう。

そんなことを、この話を読んでいて思っていたのですが、ちょうどレオニのことを調べて
アメリカの出版社のHPを見ていたら、本当にベルリンの壁が崩壊させられる8ヶ月前に
出版した本であることを知り、勘があたったことにびっくりしてしまいました。

でも、実際には、そんな政治的なことだけではなくて、普通の日常の人間関係にも
壁ってありますよね。それらを含めての壁を、きっとレオニはさしているのだろうと思い
ます。
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ふつうだと思う 自叙伝?  投稿日:2011/12/08
マシューのゆめ
マシューのゆめ 作: レオ・レオニ
訳: 谷川 俊太郎

出版社: 好学社
読み終えた時に、これってレオ・レオニ自身の話ではないのかしら?と思いました。
つまり、自分の生涯を回顧した自叙伝かと。

親が子に望む職業と、子供がなりたい職業もしくは実際になった職業とが違ったり、
ギャップがあるのは多々あることですよね。
親ネズミが医者を望む理由が食べることに困らないで済む。とても現実的で、この話が
始まるのにうってつけな出だしだと思います。それに反して、親ネズミが医者になった
ところを想像している場面で、患者ネズミのお尻に聴診器をあてているレオニのユーモ
アがお茶目で、噴き出しそうになりました。

私には、残念ながら、絵画や芸術を見てマシューが食い入るように興味を覚え、今まで
見ていたものが違う物に見える瞬間という時は、私の人生にはやってこなかったけれど、
それが自分の内なるものに気付いた瞬間なんでしょうね。
きっと、芸術家として成功した人たちにとっては、よくあることなのかもしれません。

そして、マシューが見たような色鮮やかな夢は、起きた時に疲れていそうで、私は見た
くはありませんが、それだけ絵描きになることに対しての情熱があることの象徴なので
しょうか?

ニコレッタは、きっと、レオニの奥様のノーラのことかな? それだけ奥様を愛して
いらっしゃったんでしょうね。自分の選んだ人生に悔いないという感じなのでしょうか?
とても素敵な回顧録だと思いました。
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ふつうだと思う 笑い話  投稿日:2011/12/08
びっくりたまご
びっくりたまご 作: レオ・レオニ
訳: 谷川 俊太郎

出版社: 好学社
落語の小噺と思いました。

レオ・レオニの作品はメッセージが明確ではないけれど、沢山色々な角度から
詰められていて、全ては読者次第。読者の数だけ色々な視点があるという気がします。
そして、私の場合は、読み終わるたびに「う〜ん」と唸ってしまうことが多く...
でも、この話は、純粋に笑い話として読めるので安心して読み終えられました。
そこがとてもよかったです。

しかし思い込み?、いや、 知らないってことは強いなぁ。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う 生き延びるに足りる十分な知恵  投稿日:2011/12/08
ひとあし ひとあし
ひとあし ひとあし 作・絵: レオ・レオニ
訳: 谷川 俊太郎

出版社: 好学社
命を狙われて、とっさに出た言葉、
「ぼくいろんなものの ながさを はかるんだ」
しゃくとりむしが計ったのは、本当は相手の自尊心だったのかもしれませんね。

純粋にその計る場所が面白いのでページをめくる楽しさがありました。
そして、最後の大ピンチ、目に見えないものまでをはかった“しゃくとりむし”には
思わず、お見事!と言ってあげたくなります。
しゃくとりむし! 君には生き延びるに足りる知恵が十分にあるね! 

『スイミー』と同じくらい、低学年の読みきかせや、教科書にすら掲載して欲しいと
思ったレオニの作品でした。とてもお薦めです。
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なかなかよいと思う こんなおばあさんになりたいなぁ  投稿日:2011/12/08
だってだってのおばあさん 新装版
だってだってのおばあさん 新装版 作・絵: 佐野 洋子
出版社: フレーベル館
夏休みが終わって、息子が国語の教科書の下巻を貰って帰ってきました。
それから何日かして、「おかあさん、国語の教科書にね、『だってだってのおばあさ
ん』って言う話がのっていてるんだよ。」と、2・3日同じことを言うので、よほど
印象に残ったのかな?と思って、題名だけは聞いたことがあったのですが図書館
で見かけたので、借りて帰ってきました。

なるほど、初っ端の本文一ページ目から、文も絵もすごく先を知りたくなる魅力のある
描き方で、玄関のそばにいつもおいてある釣りざおと小さな長靴は、一体誰のなのだろ
う?と、とても気になり既に話にのめりこんでいました。

そして、98歳というものすごく高齢なおばあさんの登場がど肝を抜きました。
しかも、その相棒がネコとは!

ひょんなことから、5歳になったおばあさんがとても可愛らしいです。実際にこんな
おばあさんがいたら、すごいんですけれどね....

おばあさんとネコの会話がまるで、息子と私の母のような感じがするのも、とても
共感しました。是非、母にも98、99歳まで生きて欲しいし、私もおばあさんになる
のなら、だってだっての5歳のおばあさんみたいに、はつらつでいたいなと思いました。
そして、まったく話がそれますが、ネコが大泣きしている絵が、まるでウチの息子が
大泣きしている顔そっくりなところが、ひそかに気にいっています。

おばあさんとネコの会話が面白くて、小学校の教科書に載るのが頷けます。
是非、読んでみてください。お薦めです。
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自信を持っておすすめしたい うん、きっと伝わるよ! いや、伝わって欲しい!  投稿日:2011/12/07
マスク小学校サメマスク
マスク小学校サメマスク 作: 宇都木美帆
出版社: ペック工房
久し振りに本屋を徘徊していると、「あれ? これは息子の先生のお薦め本『チキン
マスク』の新しいやつじゃない?」と発見して、手に取りました。

チキンマスクは、何にも出来なくて自信喪失のぼくがマスクをかぶると色々出来る
ようになり、でも、こんなのぼくじゃない!と気付く話でしたが、こちらの話は、
自分を上手く表現できない、いわゆるコミュニケーションに問題のある子の話でした。

いつも悪たれ口をたたいてしまうサメマスク... でも、ようやくクラスメートに
仲間に入れてもらうことが出来たのに、わざとじゃないのに、そのボールを川に落と
してしまって、また悪たれ口をたたいてしまいます。でも、今回は、一生懸命、毎日
毎日、一人で失くしてしまったボールを捜します.... という話でした。

ストーリーとしては、よくある話です。でも、サメマスクの気持ちが読み手には
すごく伝わってくるので、“ああ! ボール、どうか見つかってくれ〜!”
とか、“ああ、カブトマスク、どうかサメマスクの気持ちを受けとめてやって!”
と、とにかく応援してしまっている自分がそこにいました。

とてもいい話だと思います。
蛇足ですが、作者の宇都木(現役の小学校の先生だそうです)さんは、このサメマスク
を先にこの世に出版させたかったそうです。きっと、すごく生徒によりそってくれる
先生なんだろうなぁ。是非、お会いしてみたいです。

小学生に是非、お薦めです。読んでみてください。
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なかなかよいと思う みんな中味は違っていい! different!  投稿日:2011/12/06
TICO and the golden wings
TICO and the golden wings 作・絵: レオ・レオニ
出版社:
レビューコンテストを機にレオ・レオニに作品を結構読みました。そして、なかでも、
この絵本の翻訳版『チコときんいろのつばさ』(あすなら書房)を読んだ時、最後の
チコ(TICO)の独白が全然意味が分らなくて、消化不良を数日おこしてしまい、
思い切って、ではオリジナルはどうなの?と思って、読んでみました。

単語と文法は中学の英語レベルで、関係代名詞程度が2・3回でてくる程度だったので、
とてもおすすめです。

逆に、こちのら英語バージョンでは、レオ・レオニが言いたいこと(話のキーワード)
が斜体になっているので、なんて分りやすいのだろう!と感動したほどです。
斜体になっているのは2箇所で、その言葉は ”different”と”all” でした。

そして、初めてチコが金色の羽根をカゴ作り職人にあげる結構重要な場面では、かなり
そのカゴ職人に関する説明が省かれてしまっていることを知り、残念に思いました。
また、チコが初めて空を飛んだ時に上空から見た風景の描写も、オリジナルはとても
素敵な表現をしていて、それを忠実に訳されていないのも、なんだかなと思いました。
でも却って、英語版を読むことで、それらを知ることが出来、レオ・レオニらしさを
体感出来てよかったかもしれません。

逆に紙の質が悪いので、あすなろ書房さんの日本語バージョンの方が断然絵が映えて
見え、絵を重視するなら日本語版をお薦めします。私の好きな“願いをかなえてくれ
る鳥”が出てくるページを見れば一目瞭然です。あの真珠のような色の輝きは、日本語
バージョンじゃないと分りません。


結局、最後の独白で、私が解釈したのは、
 たとえ見かけが同じであろうと、本来、自分と言うものは中味がみなと全く違うもの
 であり、それは全ての人に言えることである。と言うのも、自分の中にある思い出
 (his own memories:つまり経験してきた「過去」と私は解釈しました)と輝く希望
 や夢(his own invisible golden dreams:目に見ることはできない輝かしい「未来」
 と解釈しました)は、人それぞれ違うから。

こんな風に感じたので、レオ・レオニのメッセージが分った気がして、やっと、この話が
心の中にストンとおさまりました。よかった、よかった。

是非、他の方も日本語版でモヤモヤするようでしたらトライしてみて下さい。
お薦めです。
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