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どんなにきみがすきだかあててごらん

どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

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はんぶん×ずっこ

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自信を持っておすすめしたい 次元を超えた発想にびっくり  投稿日:2003/05/26
ぞうのボタン─字のない絵本─
ぞうのボタン─字のない絵本─ 作・絵: うえののりこ
出版社: 冨山房
モノクロの絵のみで表現された絵本です。ぞうのおなかにボタンがついていることもびっくりだけど、なんとまぁそこから馬が出てくるではありませんか。馬からはライオン、ライオンからはあしかと、いろいろな動物が次から次へと登場します。
一見、おなかを裂いて出てくるような気がして、グロテスクだわと思ったのもつかの間、どんどん動物のしわしわになった抜け殻を見ているうちに、そんなことも忘れてしまいました。
しわしわになった抜け殻の動物たちの表情もいいけど、おなかから出てくる次の動物たちの表情が生き生きとして、またいい。
でも、出てきた後の動物たちの表情はなんとなく、うかない感じ。おなかの中で、次の動物たちが、「早く出たいよぉ」と叫んでいるのかな?
最後まで読み進んでいくと、なんとあの「ねずみくんシリーズ」のねずみくんがいるではありませんか。ねずみくんは、なんとおなかから自分の体の何倍もあるぞうを出してしまいます。これには、びっくり。次元を超えたこのオチに子どもならずとも大人も微笑んでしまうでしょう。

この絵本には文字が一切ありません。だけど絵だけですべてを表現してしまうんだから、素敵ですね。
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なかなかよいと思う 女の子におすすめの絵本です。  投稿日:2003/05/26
だっこして
だっこして 作・絵: 西巻 茅子
出版社: こぐま社
あたたかいイラストがとても印象的です。筆タッチのイラストに絵の具とクレヨンの色使い。
読んでいてとてもこころが暖かくなります。題材も母と子の一番のつながり、「だっこ」
子どもにとっては一番、身近な題材なのかもしれません。
最後のページでぴょんたをだっこしたまま、あたたかいお母さんの腕の中にだっこされるななこちゃん。「ゆうらり ゆらり ねんねんよ」お母さんの暖かい愛情がひしひしと伝わってきます。

娘もぬいぐるみを「ぎゅっ」とだっこするのが大好き。女の子だったらそういう感情ありますよね。
でもお母さんの暖かい腕でだっこされ、包まれるのはもっと好きな娘。
この絵本を読んであげる時は、必ず膝の上に乗ってくる娘を、思わず、私も「ぎゅっ」と抱きしめたくなるのでした。女の子には、是非読んでほしい1冊です。
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自信を持っておすすめしたい 小さな子どもに馴染みの深いものばかり。  投稿日:2003/05/26
みんなでね 改訂版
みんなでね 改訂版 作・絵: まつい のりこ
出版社: 偕成社
娘が大好きで、何度も何度も繰り返し、読んだ絵本です。
「みんなでね、○○したの。」という繰り返しの文章をとても好みました。
ぼくや仲良しのみんなが体験する1日の出来事は、娘の出来事と一緒なのです。ごはんも「まんま」と表現されていたり、ぶらんこも「ぶーらん」と表現されていたり、小さい子どもにわかりやすい言い回しを使っています。
また、お食事の風景も、娘にとっての楽しみの一つ。ぞうは、よだれかけをしてお行儀良くパンを食べています。(草じゃないけど)ぼくは、ミルクを自分で飲もうとしています。ねこは、コップに入ったミルクをこぼしてしまいました。ありは、大好きな甘いあめやビスケットを両手に持って、ご機嫌です。かたつむりは車にりんごをのっけて、かじっています。一番美味しそうなのは、ふうせんが食べているお子様ランチかな?
たくさんいるお友達の中でも娘が一番すきなのは、ぞうさん。「ぞうたん」と言える時になった時、この絵本のぞうを見つけては、指差して「ぞうたん」を連発していました。
まついさんの絵本は、必ず、最後のページに「おしまい またね」と書かれています。このページで、最後にバイバイをするのが,、娘の定番の最後のご挨拶になりました。
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自信を持っておすすめしたい ジャズのような音の響き  投稿日:2003/05/26
もけらもけら
もけらもけら 作: 山下 洋輔
絵: 元永 定正

出版社: 福音館書店
なんと、文章は、あのジャズピアニストの山下洋輔さんが書いていらっしゃるんですよね。。山下さんだけあって、文章も「しゃばた しゃばた しゃばた ぱたさ」なんて、ちょっとおしゃれ。まるでジャズのような音の響きを感じます。
この音に元永さんのイラスト・そして「まるまるまる」の中辻さんの構成が加わって、なんとも表現のしにくい、独特のアートの絵本が完成しました。
この絵本のイラストは、元永さんの絵本の中でも一番凝った、そして奇怪な図形かもしれません。元永さんがイラストを書いて、山下さんが文章をつけたのか、その逆なのかわかりませんが、また日常にあまりありふれていない、聞きなれない音に、独特のイラストがぴったり合わさって、不思議な世界をかもし出しました。

読み聞かせをしていると、思わず舌をかんじゃいそうな文章。これが意外にも娘には好評でした。
ただ「じょわらん じょわらん」のページは死を連想させるのか、ちょっと娘には怖かったみたいです。
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なかなかよいと思う なんだか体が痒くなっちゃうほど・・・。  投稿日:2003/05/26
新装版 もじゃもじゃしたもの なーに?
新装版 もじゃもじゃしたもの なーに? 作・絵: 長 新太
出版社: 講談社
この絵本には、文字が一つもありません。長さんの独特の鮮やかな色使いの絵があるのみです。絵本の巻頭には、こう書いてあります。

「この絵本をみるときは、『もじゃもじゃしたもの なーに?』と、言ってください。子どもたちは、絵の中から『もじゃもじゃしたもの』をさがし出すでしょう。」

長さんの意図からすると、子どもたちに考えさせるために、あえて文字を省いたのでしょう。
長さんの筆タッチで書かれた絵は、本当にもじゃもじゃ。黄色と緑色と赤色が効果的に使われ、さらにもじゃもじゃ感アップです。なんだかこの絵本を見ているうちに、体が痒くなってきたような・・・。
そのくらいもじゃもじゃがすごいのです。
海に浮かぶイソギンチャク?も好きですが、私と娘の一番のお気に入りは、もじゃもじゃのたてがみとしっぽを持ったライオン。赤いおひげが、天に向かって逆立っています。(これはなぜか直線)

「もじゃもじゃしたものなーに?」子どもたちと一緒にあてっこしながら読み進めていくと楽しそうですね。
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なかなかよいと思う 飛行機の黒い窓に注目!  投稿日:2003/05/26
るるるるる
るるるるる 作・絵: 五味 太郎
出版社: 偕成社
「る」という文字で飛行機の冒険を描いた絵本です。五味さんの音の絵本は、いろいろありますが、この絵本は、どちらかというと男の子向きでしょうか。娘の反応はイマイチ。
でもよーく見ると、大人が楽しめるしかけがいっぱいなのです。
「る」や「れ」で飛行機の音を表現しているわけですが、だんだんと飛行機が近づいてくると、「る」の文字が大きくなったり、白い雲に飛行機が入った時は、白くかすんだ「る」になったり。
飛行機が墜落しちゃった時は、なんと「る」の文字にひびが入って、壊れてしまいました。
次のページでは、「る」もちゃんと起き上がって、飛行機も無事に離陸できたからよかったけど。

それにここにも五味さんのユニークなしかけが・・・。
飛行機に黒い窓があるのですが、この窓が実は飛行機の表情を的確に表しているんですね。
黒い窓は、飛行機の目なのでしょうか。黒い雨雲の中を飛んでいる時の、細く不安そうな目(窓)。雨雲から抜け出た時の安心しきって丸く開いた目(窓)。墜落した時のぐちゃぐちゃにつぶれて泣きそうな目(窓)。なんだかこの窓を見ていると、飛行機にまるで心があって、生きているように思えてきます。五味マジックを感じさせられる絵本です。
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なかなかよいと思う クラッシックのメロディーを口ずさみながら  投稿日:2003/05/26
うたが みえる きこえるよ
うたが みえる きこえるよ 作・絵: エリック・カール
訳: もり ひさし

出版社: 偕成社
バイオリン奏者の最初のセリフ以外は、全く文字がない、イラストのみの絵本です。まさにエリック・カールのコラージュの傑作と言えるでしょう。そのコラージュの色使いと言ったら、エリック・カール氏のいくつもの絵本の中で、一番なのではないかと私は思います。

でも彼の絵本の中で、一番難解な絵本なのではないでしょうか。それは文字がないから。自由に想像してよいということは、人それぞれに違った視点で、読んで感じて読んでほしいと言うことです。案外、想像力をフル回転しないと、難しいことですよね。作者からのメッセージを読んでみると、ある人はこの絵本宇宙の創造だといい、ある人は、悲しい物語だと言ったそうです。

私はこう感じました。バイオリン奏者の奏でた音は、やがて色となりはじけて、月と太陽が生まれました。月と太陽は海に溶けあって、様々な生物が生まれました。このあたりは、天地創造のようですね。深い海はやがて少女ととなり、少女の涙は、土に命の恵みを与え、そこから根が張り、芽が息吹きます。このあたりは、大地にいっぱいに根を張っている様などは、まるで人間のように描かれています。やがて芽は成長し、大きな花をつけて花から飛び散った花びらは、また色となり、バイオリン奏者の奏でる音となり、バイオリンに吸い込まれていくのでした。
モノクロで描かれたバイオリン奏者は、最後のページで様々な色を身にまとって一礼して退場します。バイオリン奏者が、演奏をしながら想像を広げ、空想の旅の中で、人生のすべてを経験します。読み手の私たちも同じ経験をすることが出来るのです。

さて、私はこのように感じたが、娘にはどうやって読み聞かせをしよう。
でも心配ありません。娘は娘なりに、想像力を発揮して、「いろとうたの旅」に出るのですから。
ただ、この絵本を読み聞かせをする時は必ず、私が知っているクラッシックのメロディーを口ずさんでいました。娘がすんなり旅に出れるように・・・
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自信を持っておすすめしたい 娘がなぜか、ゲラゲラと笑います。  投稿日:2003/05/26
ね、ぼくのともだちになって!
ね、ぼくのともだちになって! 作: エリック・カール
出版社: 偕成社
「ね、おともだちになって!」このセリフが、つぼにはまるのか、ゲラゲラ笑いながら聞いている娘のお気に入りの絵本です。娘が絵本の読み聞かせで、声をあげて笑ったのは、この絵本が初めて。娘にとっても、私にとってもとても思い出深い絵本です。

おともだちになって!」と一生懸命たずねているのに、無視されっぱなしのねずみくん。なんだか読んでいて、かわいそうになってきます。
これは、ねずみくんが尻尾に向かって話しかけているので、みんなは小さいねずみくんのこと、気付かないのかしら。尻尾に乗っかったり、ぶら下がろうとするだけじゃなくて、ちゃんとアピールしなきゃダメよ。なんていろいろ考えちゃったりして。
最後には、可愛いねずみのガールフレンドがちゃんとできるので、一安心ですが・・・。

問題は、ねずみくんを狙っているであろうヘビの存在。「早く気付いて!!」と思わず、ねずみくんのことを心配してしまいます。でもちゃんとガールフレンドと一緒に、木の穴の中に巣を作って入ってしまったので、これまた一安心です。しかしこのヘビは、とてつもなく長いですね。

また、最後のページの愛をささやいているだろう、2人の見つめあう姿がなんとも可愛いのです。
ねずみくん、お友達と恋人と一緒に手に入れることができて本当によかったね。
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自信を持っておすすめしたい おおげさに音を表現して読み聞かせしました  投稿日:2003/05/09
がちゃがちゃ どんどん
がちゃがちゃ どんどん 作: 元永 定正
出版社: 福音館書店
「がちゃがちゃ」や「どんどん」など身近な音がその音のイメージに合った図形と一緒に描かれています。対象年齢は2歳からとなっていますが、その鮮やかな色彩の絵は、0歳からでも十分楽しめそうです。
音とそのイメージの図形は、見事にぴったりあっています。「ぽんぽん」では、玉がはじけ飛ぶ絵だったり、「ぽきん」は何か長いものが折れる絵。「さらさら」はそよ風に吹かれている絵。
でもこの絵本の絵は、読む人、見る人によってもっともっと想像力を膨らませていくことでしょう。人それぞれの楽しみ方ができる絵本です。
また、読み聞かせをしながら音を大げさに表現したり、絵本の図形を指でなぞったりしながら娘とこの絵本を楽しみました。
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ふつうだと思う 子どもの目に優しい形  投稿日:2003/05/09
まる、しかく、さんかく
まる、しかく、さんかく 作・絵: ディック・ブルーナ
訳: まつおか きょうこ

出版社: 福音館書店
「まる・しかく・さんかく」を使って、「ボール」や「お皿」など、子どもにとって身近なものが色鮮やかに描かれています。文字がほとんど使われていない絵本ですが、その分イラストが強調され、「まる・しかく・さんかく」の図形を簡単に理解することができます。
この絵本では、どの図形もきちんと図られた図形ではありません。特に「しかく」や「さんかく」は、微妙に角が丸くなっていたり、直線でなかったり、図形を正確に表現するよりも、イラストそのものを重視しています。
例えば、「さんかく」の旗。、おなじ「さんかく」の旗なのに、風にたなびく様子で、いろいろな「さんかく」の形が生まれます。そのままを絵本で表現しています。だからこそ、子どもの目に優しく、純粋に絵本の絵を楽しむことができるのでしょう。
図形を理解するという点では、1歳〜2歳くらいの子どもにぴったりの絵本といえるでしょうが、純粋に絵本の絵を楽しむという点では、0歳から楽しむことができるでしょう。
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