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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

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はんぶん×ずっこ

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はんぶん×ずっこさんの声

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ふつうだと思う クイズにしても楽しめそう。  投稿日:2003/04/28
くらべっこ
くらべっこ 作: もりやま みやこ
絵: ふくだ いわお

出版社: ポプラ社
いろいろなくらべっこをする絵本です。
大きさ、高さを2匹でくらべっこするのですが、もっと大きい、もっと高い動物が次のページに登場します。ねずみが「おおきいね」とやぎに言い、やぎが「ちいさいね」とねずみに言うので、「おおきい・ちいさい」という言葉を混乱させないためにも、小さい子どもには、最初は、主語をちゃんと付け加えて読み聞かせをしたほうがいいかもしれません。
最後に、ぞうとねずみが「でも いろは おんなじ。」といってくらべっこをします。でもぞうは、「きみも ぞういろ」と言い、ネズミは「きみも ねずみいろ」と言います。「みんな いろいろ。」で、ラストのページは締めくくられていますが、これは、みんないろいろな「大きさ・高さ・長さ・太さ・重さ・色」だねと言っているのでしょう。
この絵本で、「ねずみより重い動物はなんだ。」というようにクイズとして親子で楽しんでみたら面白いかもしれません。
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なかなかよいと思う ぼうしのいろいろな使い方  投稿日:2003/04/28
ぼうし
ぼうし 作・絵: 長 新太
出版社: 文化出版局
子どもが大好きなお馴染みの動物たちが、それぞれ毛糸のぼうしをかぶろうと、奮闘します。
でもなかなかうまくいきません。動物たちには、「ぼうしはかぶるもの」という先入観がないので、ぶたは、鼻の上にかぶせてみたり、ねこは、コタツのようにぼうしの下にもぐりこんで寝てしまったり、鳥は、自分の巣にしてしまったりと、みんながそれぞれいろんな使い方をしています。
でもぼうしの先入観がないのは、子どもだって一緒。きっと子どもたちも、ぼうしをいろんな使い方をしてくれるはず。子どもの想像力は無限で、ぼうしはその想像力の中でいろいろなものに変身することでしょう。「発想する力を失わないでほしい」この絵本を通じてそう、思いました。
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なかなかよいと思う 子どもが大好きな電話でのおしゃべり  投稿日:2003/04/28
もしもし
もしもし 作: 岸田 衿子
絵: 長 新太

出版社: ひかりのくに
子どもが大人の行動を見よう見まねで、大人と同じことを真似したがる、そのような時期にぴったりの絵本です。特に電話は、子どもにとってとても興味のある存在です。
娘も電話が大好き。言葉がまだ、思うように発せられない時期から、私の真似をして受話器を耳に当てて、「もしもし」をしていました。
この絵本の文章「もしもし はいはい うん」などの電話の受け答えは、子どもにとって最も身近な言葉です。絵本の中では、こぶちゃん、あるいはきりこさんになりきって、電話でのおしゃべりを疑似体験することができます。子どもが最初に話せるようになる言葉は、案外こういった身近な言葉なのかもしれません。
今では、珍しいダイアル式の電話が登場するのも魅力です。コードレスや携帯電話が主流を占めているこの現代で、子どもたちには、くるくるのコードがついた電話もちゃんと覚えていてほしいなぁと思います。
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ふつうだと思う りんごの声が聞こえてきそう。  投稿日:2003/04/28
りんごころころ
りんごころころ 作: 松谷 みよ子
絵: とよた かずひこ

出版社: 童心社
子どもが大好きなりんごのお話です。りんごの木が「おもたいよう」と泣いたり、りんごの実が「わたしをたべて」ところころ、はねあがって転がりだしたら・・・・。
りんごがおしゃべりしたり、感情を表したり、大人にはちょっと想像がつかない内容なのですが、もしかするときれいな心を持った子供たちには、このりんごの声が聞こえているのかもしれません。
ハナコちゃんに手伝ってもらって、下に落ちたりんごの実は、くまさんやうしさんに食べられたり、あかちゃんの離乳食になったり、おいしそうなアップルパイになったりします。
この絵本を見ていると、りんごは食べられることをとても喜んでいるようです。食べられてかわいそうと思いがちですか、りんごにとっては、「おいしい・おいしい」と食べられることは、案外幸せなのかもしれません。
「ころころ びゅーん ころころ びゅーん」「わたしをたべて! わたしをたべて!」
本当にりんごの声が聞こえてきそうな絵本です。
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なかなかよいと思う 国境を越えて、人種を越えて友達になろう  投稿日:2003/04/28
どこへいくの?ToSeeMyFriend
どこへいくの?ToSeeMyFriend 作: エリック・カール いわむら かずお
絵: エリック・カール いわむら かずお

出版社: 童心社
エリック・カール氏といわむらかずお氏の合作として、有名な絵本です。来日の際、トークショーで意気投合した2人は、一緒に絵本を作ることを約束し、それぞれ日本とアメリカで原稿をやりとりしながら絵本を完成させました。
エリック氏が描く男の子と動物たち、いわむら氏が描く女の子と動物たちが、真ん中のページで出会います。出会ってからは、みんなで混ざり合って、大好きな歌を歌いながら踊ります。真ん中のページはさらに開けるようになっていて、そこには、ちゃんと楽譜まであるのです。
日本語と英語が混ざり合った歌には、犬の鳴き声「ワンワンワン」と「Bow Wow Wow」
ねこの鳴き声「ニャオニャオニャオ」と「Meow Meow Meow」のように、日米それぞれ、二通りの鳴き声の歌を楽しむことができます。
「国境を越えて、人種を越えて、友達になろう!友達に会いに行こう!」と、この絵本が訴えているようです。実際にエリック氏といわむら氏は絵本を通じて、友達になれたわけですよね。
いつの日か、世界中の言語で翻訳された絵本ができたら。その1冊の絵本を通して、世界中の人たちが友達になれたら素敵なことだと思いました。この絵本は、その夢の掛け橋となった第一号だと思います。
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なかなかよいと思う きいろいオムレツが本当においしそう!  投稿日:2003/04/27
おおきなオムレツ
おおきなオムレツ 作: もりやま みやこ
絵: ふくだ いわお

出版社: ポプラ社
この絵本は、「いろいろえほん」というシリーズの「きいろいえほん」なんだそうです。確かに、表紙も裏表紙もきいろ、中をよくよくのぞいてみると、色が使われているのは、きいろだけ。あとは、みんなモノクロです。そうきいろは、オムレツの色なのですね。オムレツの焼けるにおいが、森中を流れていく様子もきいろい帯となって表現され、本当にオムレツの美味しそうなにおいが、視覚を通じて伝わってきます。オムレツを食べ終えたみんなの息まで、きいろなのです。本当においしそう・・・。
モノクロをベースに、オムレツの色という意味で、要所要所にきいろを用いているので、そのきいろいオムレツが、そしてオムレツのにおいが強調されています。
みんで一緒に分け合ってオムレツを食べたので、ほんのちょっぴりしかオムレツを食べることができなかったぞうさん。次の日の朝、みんなから届いたたくさんの卵とお礼の品で、もっともっと大きいオムレツを作ります。今度はたくさん食べれてよかったね。と思うのでした。
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なかなかよいと思う おほしさまになってしまった絵描き  投稿日:2003/04/27
おほしさまかいて!
おほしさまかいて! 作・絵: エリック・カール
訳: さの ようこ

出版社: 偕成社
エリック・カールが見た、流れ星の夢を題材にできたお話です。えかきが声に導かれながら、どんどん絵を描いていきます。初めにおほしさま、次におひさま、それから木、それから男と女。このあたりは、さながらアダムとイヴ、天地創造のようです。
えかきは、声に導かれながら絵を描いていくうちに、どんどん年をとってしまいます。まっくらやみのよるまんまるの月を描く頃には、白髪のおじいさんになってしまいました。
最後に星を描くと、えかきは、星と同じ衣を身にまとい、夜空をどこまでも飛んで、旅をしたのでした。絵描きは、天地創造を描き、そこで木がたわわに実をつけ、花が咲きほこり、人々や動物たちが、幸せに暮らしている様を描き、その幸せを垣間見ながら、何を考えたでしょうか。
最後に星と同じ衣を着て、星と一緒に永遠の旅に出る。そう、絵描きは、生命をまっとうして、星になったのでしょう。そんなはかないような、だけど意味のある人生を送った絵描きは、幸せだっただろうか。そんなことを考えてしまうのでした。
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自信を持っておすすめしたい 親子のふれあいが自然と生まれる絵本  投稿日:2003/04/26
ぎゅっ
ぎゅっ 作・絵: ジェズ・オールバラ
出版社: 徳間書店
いろんな動物の親子が「ぎゅっ」と抱きしめあっている様子が、ページいっぱいに描かれ、その動物たちの表情は本当に幸せそうで、見ているだけで暖かい気持ちになることができます。
ぞうのママの背中に乗り、みんなの「ぎゅっ」を見ているうちに、だんだんみんながうらやましくなり、ママが恋しくなってしまったジョジョは、ついに泣き出してしまいますが、ジョジョがママと再会できて、念願の「ぎゅっ」をしてもらった時の表情といったら・・・。
ジョジョが、ぞうのママにお礼を言うために、長い鼻に「ぎゅっ」とする様子もとても可愛いくて切ないです。
この絵本を読むと、「ぎゅっ」のところで、娘を「ぎゅっ」と言いながら抱きしめるのが習慣になりました。今では、自ら私の手を、自分の体に持っていって「ぎゅっ」をおねだりする娘。でもこの絵本を読んでいると、自然と娘を抱きしめたくなるのは、私だけじゃないはず。親子のふれあいが、自然と生まれる絵本です。
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自信を持っておすすめしたい シルエットの影絵が魅力的!  投稿日:2003/04/26
でてこい でてこい
でてこい でてこい 作・絵: 林 明子
出版社: 福音館書店
シンプルだけど、奥が深い絵本です。緑のはっぱからカエルが出てくると、そこがシルエットの影絵になっています。まるで、本当にカエルが緑のはっぱから抜き出たかのようです。単純なようですが、カエルの動きをここまで表現している絵本はそうないのではないでしょうか。
見開き2ページにわたって、ストーリーが展開していく様は、子どもの心をとらえて止まないでしょう。ストーリーがまだ、理解できない0歳代からでも、このイラストの連続性で、自然とストーリーを把握できるはず。
また「でてこい でてこい」というリズムがとても軽快で、娘はこのフレーズが大好きでした。「でてこい でてこい」のリズムにあわせて、絵本を「ぽんぽん」とリズム良く、たたきます。林明子さんの絵本と言えば、レトロで暖かみのあるイラストが印象的ですが、この絵本は、ちょっと違ったイラストとリズム、そして魅力を持った絵本です。
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自信を持っておすすめしたい ベストじゃなくチョッキなのがいい!  投稿日:2003/04/26
ねずみくんのチョッキ
ねずみくんのチョッキ 作: なかえ よしを
絵: 上野 紀子

出版社: ポプラ社
この絵本が初めてでした。絵本を読んで笑ったのは・・・。いろいろ調べてみると、この絵本は私がちょうど、1歳の頃に創刊された絵本なのです。覚えていないだけで、もしかすると幼い頃に出会っいた絵本かもしれません。ものすごいロングセラーで、続編もたくさん出ています。
まず、「ベスト」でなく「チョッキ」というところがいい。お母さんの手作りの本当に大事な大事なものということが伝わってきます。
その大事なチョッキが、いろんな動物に又貸しされてどんどん伸びていく様子、また、ねずみくんの小さなチョッキを「すこしきついがにあうかな?」といろんな動物たちが、目を見開いて、歯を食いしばって、無理やり着て、ポーズをとる様子がとてもユニークです。ねずみくんが、伸びたチョッキを引きずって歩く背中は、哀愁さえ感じます。
でも最後は、ぞうさんとブランコで遊ぶ様子を見て、なんだかほっとしてしまうのは、私だけじゃないはず。このラストがあるからこそ、この物語が、ロングセラーたるゆえんなのかもしれませんね。
文章も繰り返しのリズムが多用されているため、1歳代からでもすんなりと読み聞かせができました。娘がこのユーモアを理解できる日は、いつなのでしょうか。
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