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はなこちゃんがのはらをあるいていたら、エーンエーンと泣き声がした。大きなりんごの木が…!
やさしい女の子とりんごの木のお話です。
りんごの木が誰もとってくれないと泣き出したので、はなこちゃんは、りんごをとってあげました。
すると「ころころ びゅーん ころころ びゅーん」「わたしをたべて! わたしをたべて!」とリズムカルにりんごの実がころころ、はねあがって転がりだし、いろいろな人や動物のところに辿りつきます。
丸いりんごが、ジュースになったり、アップルパイになったり、離乳食になったり、といろいろな美味しいものに変身します。
このあたりも、小さい子には魅力なのでしょうね。
そして、突然今度ははなこちゃんが泣き出します。
りんごがみんないなくなっちゃったからです。
もちろん、最後はハッピーエンド。
りんごの木が泣いたり、はなこちゃんまで泣いたり、と子供にはハラハラドキドキのお話です。 (リリィティナさん 30代・ママ 男の子5歳)
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