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どんなにきみがすきだかあててごらん

どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥

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ぷっくり ぽっこり

ぷっくり ぽっこり(偕成社)

穴に指をいれて、ぷっくり〜ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!

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えっこ

ママ・40代・東京都、男13歳 女10歳 女6歳

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えっこさんの声

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自信を持っておすすめしたい おばけの正体は・・・  投稿日:2006/07/24
おばけむら
おばけむら 作: 南部 和也
絵: 田島 征三

出版社: 教育画劇
絵は日の出町のごみ処分場問題にとりくんでらっしゃる、田島征三さんです。ユーモラスでありながら、すごみのある「おばけ」を描いてらっしゃいます。

「おばけ」自体は悪いものではないというメッセージが込められているにかなとも思いました。おばけを怖いもの、厄介な物にしてしまっているのは、私達人間の器の小ささや、先入観なのではないでしょうか。

また、最初は善意からおばけを捨てさせれあげていた村長が、次第に貢ぎ物の魅力に悪徳村長になって行く様子が生々しく描かれています。欲に目がくらんでいるのに、「こまっているひとを助ける」という大義名分を掲げている。そして、裏山からおばけがあふれてきても、それに気がついた村人を、さらに自分をも酒でごまかしている。なんと愚かな恐ろしい、でも、私達も一歩間違えると踏み込んでしまいそうな悪循環。

大人には耳に痛い話でした。私は、日の出村のごみ処分場問題をリンクして考えてしまうのですが、田島さんと日の出村の関係をしらなければ、もっと違った読み取りができたのではとも思います。

何も知らない子供達は、おばけの姿におもしろがっていました。もう少し大きくなったら、この話の伝えるメッセージに気がついてくれるのではないでしょうか?
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なかなかよいと思う 素直な和み系の絵本でした  投稿日:2006/07/24
もりのみんなのおともだち
もりのみんなのおともだち 作・絵: 原 京子
出版社: ポプラ社
末娘が表紙の絵の楽しそうな様子(大きなバスケットにパンパンに詰まったサンドイッチと、フルーツのたっぷりのっかったケーキにかも)に惹かれて選んだ1冊です。

ストーリーはどこもひねったところがありません。寝る前の読み聞かせの最後の1冊に最適な、こころにすとんと落ちて、めでたしめでたしというものでした。最近出版される絵本に多い、一ひねりも二ひねりもあって、癖のあるイラストの絵本とは違っています。むしろ拍子抜けするくらいですが、この垢抜けない感じがレトロで絵本を読んだという満足感すら覚えます。

登場するのが、動物達とおばあさんが一人、というのがちと不思議でした。
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なかなかよいと思う くせになりそう  投稿日:2006/07/23
魔術師アブドゥル・ガサツィの庭園
魔術師アブドゥル・ガサツィの庭園 作・絵: クリス・ヴァン・オールズバーグ
訳: 村上 春樹

出版社: あすなろ書房
オールズバーグの作品ということで手にとりました。

細かく書き込まれた庭園の植物、それとは対照的に簡略化された人物、そしてその表情、白黒の絵、などなどが、ちょっと不気味な味をだしています。

ストーリーには特別こったところはなく、最後の落ちも予想できる物でした。でも、なんとなくもう一度読んでみたい気がする要因は、絵の作り出す雰囲気なのかもしれません。恐いもの見たさなのかしら。

でも、末娘には不評でした。落ちもわかってなかったようです。
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自信を持っておすすめしたい 保護か絶滅か?  投稿日:2006/07/23
タンチョウは悪代官か?
タンチョウは悪代官か? 作: 竹田津 実
絵: あべ 弘士

出版社: 偕成社
北海道の湿原を舞台に、人間が自然に手を加えて生態系のバランスを崩してしまったことの是非を問う1冊です。
タンチョウヅルをキーワードにして、裁判と言う形を借り、子どもにもわかるように説明したいという願いで書かれた絵本だと思います。

これを読んだ子供達はどんな反応を示すのでしょうか?内容的には、小学校高学年のものかなという気がします。絵本という形式はインパクトがありますが、絵本の年代の子どもには難しいないようです(第一、代官がわからない!)。

あべ弘士さんの絵はとてもダイナミックで、色彩も美しく。眺めていたい1冊でもあります。
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ふつうだと思う カメレオンにもいろいろ  投稿日:2006/07/18
ぼくはカメレオン
ぼくはカメレオン 作・絵: たしろ ちさと
出版社: ノルドズッド・ジャパン
カメレオンものは自分探し、アイデンティティの確立ものという先入観が自分にあったことに気がつかされました。自分の思い込みを反省させられる1冊でした。

楽しそうに絵の具を作っているカメレオンの姿に心和んで読んでいたのですが、まるで、はやりのベンチャー企業のワンマン社長の成れの果てのような結末にちょっとがっかり。

結局、体の色が変わる自分の特徴に助けられて、他の動物から隠れて暮らしているのね。

娘もこの結末が物足りないようで、「これで終わり?」と言っていました。
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なかなかよいと思う 版画の味わい  投稿日:2006/07/18
そばやのまねきねこ
そばやのまねきねこ 作・絵: 村田 エミコ
出版社: 岩崎書店
版画がいい味を出していて、招き猫ともそばやや銭湯ともとてもあっていると思います。もう私達親の世代でも記憶の片隅にしかないような、昔懐かしい感じが蘇りました。

13歳の長男は、招き猫のとぼけたおかしさが気に入ったようでした。ただ、版画に関しては、「こんなに何ページも大変だよね。それにどうせ印刷しちゃうのに、無駄!」と、クールな反応。図工で木版画をやって苦労したのでしょうか?

商店街に行ったら、思わず招き猫を探してしまいそうです。
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自信を持っておすすめしたい 絵本版ピッピ、こんにちは  投稿日:2006/07/18
ピッピ、南の島で大かつやく
ピッピ、南の島で大かつやく 作: アストリッド・リンドグレーン
絵: イングリッド・ニイマン
訳: いしいとしこ

出版社: 徳間書店
この絵本の文章はリンドグレーンの児童向けの「ピッピ 南の島へ」(邦訳タイトル)を、彼の帆の娘のカーリン・ニイマンが抜粋してつくったものだそうです。

ピッピのお話は子供のころに大好きでした。ピッピの常識にとらわれない大胆な行動と発想。力持ちという誰からも文句のつけようのないわかり易い特長。

長女も3年生位の時に読んだので、私は2度ピッピを楽しんだことになります。そして、1年生の次女にはまだはやいよなあ。彼女はまだろくにカタカナも読めないし・・・と思っていたのですが、このシリーズのおかげで一足はやく読み聞かせてあげることができました。

馬をかついでしまったり、サメにパンチをする所は大受けでした。
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自信を持っておすすめしたい 大人向きの絵本かもしれません  投稿日:2006/07/16
いぬうえくんとくまざわくん(4) くまざわくんのたからもの
いぬうえくんとくまざわくん(4) くまざわくんのたからもの 作・絵: きたやま ようこ
出版社: あかね書房
きたやまさんの絵本に登場する主人公は、大人の私が自分の心の片隅に追いやってしまったほんの些細な気持ちを代弁してくれることが多いです。

この本では、宝物を貸したくはないんだけれど、成り行きで貸してしまった形になってしまった、くまざわくん。そして、返してほしくて遠回しにせまってみるけれど、肩すかしをくってしまうくまざわくん。最後に返してもらって、返してもらった宝物も嬉しいし、何よりも返してくれたいぬうえくんに悪意が全くなかったことがわかって嬉しいくまざわくん。こんな、くまざわくんの気持ち、子供のころに感じていたなあと、どこか懐かしく、そして、ほろ苦く思い出してしまいました。

シリーズ4作目だそうですが、最初に読みました。1、2、3もぜひ読みたいです。
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自信を持っておすすめしたい 全部作ってみたい!  投稿日:2006/07/05
リサとガスパールのデザートブック
リサとガスパールのデザートブック 作: アン・グットマン
絵: ゲオルグ・ハレンスレーベン
訳: 石津 ちひろ

出版社: ブロンズ新社
リサとガスパールのイラストはついているけれど、純粋にお菓子作りの本でした。二人のが登場するのはイラストだけで、それが少し物足りないのですが、材料を飛ばしながら泡立てていたり、二人で協力してレモンをすりおろしている所はなごめました。

デザートは子供にも作れるように、選ばれていて、お菓子作り初心者にももってこいです。

もうすぐ夏休み、娘と一緒に作ってみようと思います。
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自信を持っておすすめしたい 反省することしきり  投稿日:2006/07/05
エドワルド せかいで いちばん おぞましい おとこのこ
エドワルド せかいで いちばん おぞましい おとこのこ 作・絵: ジョン・バーニンガム
訳: 千葉 茂樹

出版社: ほるぷ出版
普通の男の子が、大人の不用意な一言で、だんだん世界で一番おぞましい男の子になって行く様子が、恐ろしいばかりに描かれています。そして、後半は一転して、すばらしい男の子に変わって様が。

子供はまわりの人の評価で、その発する言葉で、よくも悪くも変わって行くのですね。その理屈は理解していたつもりでしたが、わかってなかったなあと反省しました。

母が言っていたのです。「子供は、『いい子、いい子」と言って、頭をなでで育てなさい」と。
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