前作、『パンどうぞ』で、こんがり焼けたおいしいパンを、 木版画という驚きの手法で刷り上げた、彦坂木版工房のお二人。 待望の第2弾も、おいしいケーキが次々と焼き上がりました。
今回、登場するのはチーズケーキに、バウムクーヘン、アップルパイ、 カステラ、そしてホットケーキ!
どれも子どもたちにとって身近で大好きなケーキばかり! 子どもの頃、まんまるのホールケーキをいつかひとりで食べてみたい!と 思った方も多いのではないでしょうか?
でも、やっぱりケーキはみんなで切り分けて、 幸せを分けあうのが一番! おいしく食べたら、声をそろえて「ごちそうさま。」 ケーキを囲んだときの、あたたかなひとときを思い出す、 とっても優しい1冊になりました。
それにしても、チーズケーキのしっとりとした質感や、 バウムクーヘンの重なった層が織りなす食感、 アップルパイのサックリ焼けたパイ生地、 カステラのふわふわ加減、 ホットケーキのふっくらとした焼き加減……。 木版画でどうしてこんなにもおいしそうなケーキが描けるのか、 大人はただただ不思議に思うばかりです。 そんな方に向けて、『ケーキやけました』ができるまでを追った、 小冊子が絵本にはさまれているのも、今回の絵本の嬉しい特典です。
(木村春子 絵本ナビライター)
チーズケーキ、バウムクーヘン、アップルパイ、カステラ、ホットケーキ。 木版画で摺られた、焼きたてのケーキたちは、どれもおいしそう。 「ケーキ やけました」「ひときれ あーん」の繰り返しで、 読めばおなかいっぱいになる、おいしいケーキの絵本です。
最新作(2017年) スープになりました を読んでから、
すっかり彦坂さんファンになった私です。
木版画でできたケーキたち。しっとり感やふんわり感がちゃんと伝わってきて、
こんがりきつね色に焼きあがった色合いが絶妙で、とても美味しそうでした。
ほんとに本物みたいなんですよ、そのリアルさにびっくりします。
そしてなんといっても、最後のホットケーキはすごい。
ホットケーキにはイチゴとアイスクリームがのっていて、
白い粉砂糖?みたいなものまで、ちゃんとかかっていて
まるでファミリーレストランのデザートメニューを見ているようで、
わくわくテンションがあがってしまいました。
スイーツが好きな方へ、とくにおススメしたいです。ぜひどうぞ。 (チチンプイのプイ♪さん 30代・ママ 男の子9歳)
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