ホワイトクリスマス、それはクリスマス前日に雪が降り、積もること。 雪の少ない地域では、それだけでクリスマスがより特別に感じる日。
ある年、ある村の雪の一日。 ある家では、子どもたちがツリーを飾りつけし、家族で食卓を囲み、 静かな眠りにつきます。 ごく普通の冬の日の一場面、違うのはその日がホワイトクリスマスだということ。 夜更けになり、降り続く雪と共に夜空を駆け抜けるのはもちろんあの人……。
作者は19世紀後半に活躍したイギリスの小説家で “幼心の詩人”と呼ばれるウォルター・デ・ラ・メア。 本作では、文章はほとんどおさえられ、真っ白な雪の世界と、 ちょっと特別な日の家族の様子が静かな感動と共に描かれています。
鮮やかな色彩や、派手な演出はないけれど、 クリスマスを迎える子どもたちの幸せが、あたたかく伝わってくる作品。 クリスマスを心待ちにしている多くの人々にプレゼントしたい一冊です。
(木村春子 絵本ナビライター)
風はない、 日もでない―― だけど 白雪 しんしん ふってくる――
きょうはクリスマス・イヴ。 家族でクリスマスを迎える準備をしています。 折から降りだした雪は、次第にあたりを真っ白に…
冬の空には、プレゼントの降る魔法があります。
英国を代表する詩人・幻想文学作家ウォルター・デ・ラ・メアの詩「Snow」に、期待の新人画家カロリーナ・ラベイの美しく心あたたまる絵。 9月に刊行された『ハロウィーンの星めぐり 「夜に飛ぶものたち」』に次ぐ、W・デ・ラ・メアとラベイによる冬の絵本です。
このお話は、雪が降ったある雪の日の様子を描いたお話でした。ほとんど文字は書かれていなかったのですが、雪の日の風景や様子の絵だけでもとっても雪が降るのが楽しみになってくる絵本でした。うちの子はこの絵本を見ながら、今年の冬にやることを決めたそうです!! (イカリサンカクさん 30代・ママ 男の子8歳)
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