「ぼく」の名前はロバート。ひとりっ子だ。父さんと母さんは音楽家。家ではいつもバイオリンやピアノの練習をしている。ぼくは、兄弟がほしかったけれど、母さんたちは、犬をいっぴきもらってくれた。エリーという名前をつけた。エリーは、ぼくの親友になった。今年の夏も母さんたちは、演奏旅行で忙しい。それで、ぼくは、おばあちゃんのマッディの家へ行くことになった…。そこで過ごした夏の日々を、マッディやその友人のお医者さんのヘンリー、エリーや森の動物たちを通して、「ぼく」がぼくのなかにある「ほんとうのこと」を見つけていくものがたりです。
私は、海外の本に苦手意識があったので、最初母にこの本を進められたとき、私にも楽しく読むことができるだろうかと正直不安でした。ちょっとわかりにくいところもあったけど、読んだ後、心がポカポカしました。私がこの本の中で1番素敵だなと思ったところは、エリーが沢山の動物に囲まれているところです。何よりも文章がとてもきれいでした。読んでいるだけで、自分もその場所にいるような感じがして、なんだかとてもうれしかったです。
私は、挿絵も大好きです。どの絵もとっても温かく、このお話に凄く合っていました。きっとどの世代の人でも楽しめる1冊だと思いました。
(14才の娘自身の感想です) (アイカさん 10代以下・その他の方 )
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