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ダウン症児の一年間の成長を追った写真絵本。
保育園の3歳児クラスに通い始めたしげちゃんは、ダウン症というハンディをもっています。ある日、同じ保育園に通う少女、あらちゃんと仲良しに…小さなドラマの始まりです。しげちゃんの1年間を見つめた写真絵本です。
2006年度読書感想文低学年の部課題図書
『あかちゃんてね』の作者による写真絵本シリーズの1冊。
ダウン症のしげき君の保育園での様子を、
近所のおねえちゃん、あらたちゃんの視線で語ります。
しげきくんのお母さんから
「おにいちゃんになるのに、時間がかかっちゃうんだ。」
と教えてもらったあらたちゃん。
でも、感じる心はみんなと一緒、と言われて
ホッとするあらたちゃん。
作者があえて「となりの」とタイトルをつけた想いに共感します。
小5の次男の学年は4クラスありますが、
各クラスにひとりずつ、いわゆる特殊学級と平行して学んでいるお友達がいます。
入学当時からですので、自然と当たり前になっているのでしょうか、
担任の先生が、「この学年はとても優しさを持っている。」と
評してくださいました。
実際授業参観などで見ていても、
彼らが少しみんなと違う行動をとっていても、
みんな全然動じません。
特別扱いでなく、自然と受け入れているんですね。
それだけに、心に響く作品でした。 (レイラさん 40代・ママ 男の子12歳、男の子10歳)
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