桃太郎は性格サイアク! 鬼退治の本当の立役者は意外にも——!? 浦島太郎は漁師に変装していた!? 乙姫様が玉手箱をもたせた本当のわけとは。 金太郎はただの力持ち? いえいえ、じつは賢さも優しさも特別な能力もかね備えた、スーパー主人公だった!
だれもが知ってる昔話の主人公たち。 そんな彼らの活躍を、いつもとはすこしちがう角度から見てみると、どうなるでしょう?
桃太郎のイヌ、浦島太郎のカメ、金太郎のクマ。 「サブキャラ」である三匹の動物たちから見た、おなじみの物語。 しかし、それはわたしたちが知っているものと、ずいぶん印象がちがうようです——
著者は「ルドルフとイッパイアッテナ」シリーズ(講談社)など、たくさんの児童書を手がける斉藤洋さん。
「桃太郎の入ってた桃は、あちこち痛んで茶色くなっていたはずだ!」 「浦島太郎が助けた亀は、口調からしてオスのはず。産卵しないはずのオスが、なんで浜辺にいたんだ!?」
斉藤洋さん、「そこはまあそういうものだろう」、とは考えません。 疑問を解決するため、昔話のサブキャラたちを呼んで話をきいたというからおどろきです。 ネコの書いた原稿を代わりに本にした、斉藤洋さんならではの解決法!!
しかも、最後に斉藤洋さんのもとをたずねたクマは、なぜか自分のことを「金太郎」と名乗っていたというのですからナゾは深まるばかり……
有名なあらすじや、だれもが持っている物語へのイメージ。 ストーリーがそこからはずれるたびにナゾが生まれ、誘われるようにページをめくるうち、サブキャラたちの物語は思わぬ結末を迎えます。
斬新な切り口で、おなじみの物語からあらたな物語を引き出した一冊! さあ、あなたも、「むかしむかし」の裏舞台へ——
(堀井拓馬 小説家)
日本昔話には、たくさんの謎がかくれています。「浦島太郎のカメは、なぜ浜辺にあがったのか」「桃太郎の家来たちは、なぜ命がけの鬼退治に、きびだんごひとつでついてきたのか」「金太郎とクマは、ほんとうにすもうをとったのか」など……。 わたしは、浦島太郎のカメや桃太郎のイヌ、それから金太郎のクマに会って、じっさいに話を聞いてきました。おそらく、これを読めば、いくつもの謎がとけ、すっきりした気分になれると思います。
物語の脇役、サブキャラたちが語るうちあけ話を3編収録した短編集。
思っていたのとだいぶ違ったけど、これはこれで面白いです。
特に桃太郎。酷い(笑)
浦島太郎、凄く良かったんですよ。浦島太郎格好いい!!って思ったんです。
で、次の桃太郎もいい話と思いきや。息子と読みながら、桃太郎はだいぶ扱いひどかったね?(笑)と。まぁ、これはこれで面白いんですけどね。 (lunaさん 30代・ママ 男の子9歳)
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