ふっくらやきたてをねらう。 いただくパンはひとつだけ。 いただくときはかんしゃをこめて。
それは、パンどろぼうの掟! パンどろぼうは、おいしいパンを探し求める、パンそっくり?!の、おおどろぼうなのです。
ある日、パンどろぼうが見つけた、一軒のパン屋。 看板には、「世界一おいしい森のパン屋」と書いてあります。
世界一おいしいとあっては、ほうっておくことなどできないのが、パンどろぼう! お店でパンを焼いているのは、食パンみたいな髪型の、やさしい笑顔のおじさん。 これは、いかにもおいしいパンを焼きそう!
パンどろぼう、パンにまぎれて忍び込み、めあてのパンをかすめとる!
「ああ、いとしい、いとしい、いとしのパン。つやつや、ふっくら、ほかほかパン」
盗み出したパンをだきしめ、ほおずりすらしてみせる、パンどろぼう。 期待に胸をふくらませ、おおきなお口でパクッっと一口! 果たして、パンのお味は……?
食パンのかぶりものから、正体まるわかりの鼻面と手足が生えているヴィジュアルが、なんともまぬけで愛らしいパンどろぼう。 隠れ家にはパンのテーブル、パンのティシュボックス、パン柄タオルに、謎のパン状観葉植物まで!? そして、パンを食べるときの幸せそうな表情! あまりにもパンを愛しすぎているパンどろぼう、どろぼうなのに、憎めません。
そんなパンどろぼうが、「世界でいちばんおいしいパン」を、どれほどたのしみにかじったことか…… 「世界でいちばんおいしいパン」を食べた後の、 パンどろぼうの表情がいちばんのみどころ!
おいしいパンの絵本は数あれど、あ〜んなパンがでてくるとは! おとなも子どもも思わず吹き出す、シュールでかわいい一冊です。
(堀井拓馬 小説家)
まちのパンやから サササッととびだす ひとつのかげ。 パンがパンをかついで にげていきます。 「おれはパンどろぼう。おいしいパンをさがしもとめる おおどろぼうさ」
パンに包まれた、その正体とは――!? お茶目で憎めないパンどろぼうが、今日も事件をまきおこす!
\パンどろぼうの魅力にハマる人続出!/ パンどろぼうくんの表情が最高です(笑)。子どもが絶対笑います。(年中クラスの保育士) 絵本でこんなに笑ったのははじめて! 親子でパンどろぼうのファンになりました。(3歳男の子のママ) おいしそうなパンがいっぱい。パン屋にしのびこむシーンでは、「ここにいた!」と娘と大盛り上がり!(4歳女の子のママ) 怒濤のシュールとインパクト、最後はほっこり。パンどろぼうくんの魅力にくぎづけです。(児童書売り場の書店員)
\受賞続々!/ 第11回リブロ絵本大賞 大賞 第1回TSUTAYAえほん大賞 第1位 第13回MOE絵本屋さん大賞2020 第2位 第7回沖縄書店大賞 絵本部門
小学校での読み聞かせ用に。低学年向けの絵本を探していて、表紙に惹かれて購入。
試しに自宅で10歳の子供に読んでみたら、意外にも大ウケでした。
まず表紙。ネズミか?モグラか?って感じでクスクス笑って、冒頭のパンがパンを盗むってところにもクスクス…(笑)
忍び込んだパン屋での『かくれみのじゅつ』、『はやあしのじゅつ』などシュールな技の連続。
やさしいパン屋のおじさんと意外に素直なパンどろぼう。
そして美味しそうなパン。
楽しくて最後はほっこりな結末でした。
全学年の読み聞かせに使えそうです。 (yanglunaさん 40代・ママ 女の子13歳、女の子10歳)
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