いっしょに いてほしいとき いつも そばにいてくれた
クマの親子のイラストがやさしく心を包み込む愛らしい絵本です。親子で読むのはもちろん、母の日やお誕生日など、大切な方への贈り物にもぴったりです。
《この本をお母さんに贈ります》 お母さんでいてくれて、ありがとう。お母さんがいつもつくりだしてくれる、かけがえのないものに感謝をこめて。どんなときも愛情と応援、やさしさで包んでくれることは、この世界すべてと同じか、それ以上の重みがあります。自分がここにいるのは、お母さんのおかげです。
この絵本は親の立場である私が読んで、凄く考えさせられた1冊です。というのも、子供に自分はこんな風に思ってもらわれているのかなあ。と不安になりました。おかあさんのおかげだよ、そんな風に子供に思ってもらえたら、どれだけ素敵な事か。
そんな風に思ってもらえる母親に私はなれていない、と思ってしまいました。子供が母親に一緒に居て欲しい時、私はいつも一緒に居てあげられているのかな?そう考えると、いつも忙しくてドタバタしてしまって子供の「今一緒に居て欲しい」と言う気持ちに応えられていなかった気がしました。今、と言う言葉は子供にとって本当に大切なんですよね、きっと。今すぐじゃないとダメ。私はその点失格だと思いました。でもこの本を読んで、子供が一番見てくれているのは母親なんだ。だから母親がしっかりと色々な事を教えてあげて、色々な想い、気持ちを受け止めてあげる事が大切なんだと思いました。
この絵本で色々な事を考えさせられた私ですが、その分自分の母親に対しての感謝の気持ちもこの絵本を通じて強くなりました。子どもだった自分が大人になり、親になり。親の大変さ、子育ての大変さを知りましたが、やっぱり100点満点の母親になるのは凄く難しいな、と思っています。
いつも「ママ、見て!」「ママじゃなきゃ嫌!」と言ってくれている時、私はこれから直ぐに駆けつけてあげよう、そう思いました。とても子供の気持ちをもっと大切にしてあげたいと思わせてくれる素敵な1冊でした。自分がここに居るのはお母さんのおかげだよ、なんてうちの子供に言って貰えるかどうかはわからないけれど、そうなれるように今日からもっともっと大切な子供達に寄り添ってあげよう、と思いました。
育児に悩んでいるママに、一生懸命頑張っているママに、自分の母親に、ぜひプレゼントしたい、読んでもらいたい1冊だと思いました。
とても素晴らしい1冊なのでとてもお勧めです。 (ピンクちゃんさん 40代・ママ 女の子11歳、男の子4歳)
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