おつかいを頼まれたけど、おかあさんの書いた地図じゃ、さっぱりわかんない。みーちゃんのママが書き足してくれたら、すぐに目的地についた。うーん、地図ってすごいな。
地図があれば自分が今どこにいるかわかるし、どうすれば行きたいところにいけるのかがわかる。小さな地図から大きな地図、うちがわの地図もあるし、仕組みがわかる地図だってある。他にもいろんな地図がありそうだ。
誰かにとっては便利の地図でも、他の人にはわからない地図。自分のためだけの地図だってあってもいい。たとえば……。
地図にすると、わからなかったことも見えてくる!? 今年、絵本作家デビュー10周年を迎えるヨシタケシンスケさんによる「発想えほん」シリーズ第5作目のテーマは「地図」。自分がいるのは、今どこなの? 何をめざして進めばいいの? いや、わからないままだっていいんじゃない? 想像をふくらませながら、「地図」についてあらゆる視点から考察し、整理していくまったく新しい「地図絵本」。
地図を見るのが好きな人も、地図を書くのが下手な人も。さあ一緒にあたらしい地図を考えて、世界と自分をつかまえにいこう!
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
発想えほん第5弾!じぶんのことをちずにしてみると、わかることがたくさんある。いまどこにいるのか、このあとどうしたいのか、なにがだいじなのか・・・ちずって、おもしろい!ヨシタケシンスケ流、頭と心の整理整頓。
普通の地図にとどまらず、設計図や説明図、相関図も出てきて、なるほど言われてみればこれらも地図と呼んで差し支えないのかもと納得。
さらには時間の地図や気持ちの地図まで出てきて、「おつかいの地図」からここまで展開できるヨシタケシンスケさん凄い…と今回も驚かされました。
毎度ヨシタケさんの本はオチも楽しみにしているのですが、今回もなかなかフフッと笑ってしまう終わり方でした。 (たちばなさん 30代・ママ 女の子6歳)
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