ゆうこがキャベツを一枚頭にのせると、キャベツぼうしになりました。動物たちもみんなおそろいのキャベツぼうしをかぶって、おにごっこが始まりました……。
ゆうこは畑でキャベツを1個もらいました。お日様が照ってきたのでキャベツを1枚頭にかぶりました。こぐまに会いました。「かぶる?」「うん」。こぶたとこぎつねとうさぎもかぶりました。遊んでいるとおおかみが来ました・・・ おおかみもキャベツぼうしをかぶって一緒に遊びました。「おなかすいた」「もうかえろう」。みんなはお家に帰ってキャベツを食べました。でもおおかみだけは食べずに大事にとっておきました。
キャベツを帽子にしてしまうなんて!とっても素敵な発想。確かにキャベツの葉は丈夫だし、きれいにはがれると帽子にちょうどいいですね(反対にしたらお皿かな)。子供たちも「キャベツぼうし!キャベツぼうし!」と喜んでいました。
最後、みんなはキャベツを食べてしまったけど、おおかみだけは食べずにとっておきます。みんなと一緒に遊べたことが楽しくて嬉しかったんだろうな。除け者にされがちのおおかみの心情が現れていたように思います。 (モペットさん 20代・ママ 女の子5歳、男の子4歳)
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