<祝>秋篠宮悠仁(ひさひと)さまご誕生 読売創作童話コンテスト大賞作品
ほら穴の中で眠れないでいたクマ。そこへ同じように眠れない動物たちが外からやってきては、クマに体を押しつけて眠っていきます。クマが細く目を開けてみると、そこにはキツネにタヌキも。いつのまにかにぎやかなほら穴にクマは嬉しくてしかたありませんでしたが、静かに眠ったふりをします。そして動物たちは深い冬眠に入るのです。
大きな目をギロッとあけたくまさんの顔が特徴的な表紙です。
いもとようこさんの描く優しいタッチで、なんだか自分もくまさんの暖かさに包まれているかのような、一緒にふゆごもりをしているかのようなそんな気持ちにさせてくれる1冊です。
動物たちがどんどん重なってきて・・くまさんは冷たーい!と声を出しそうになりながらもみんなを優しく受け入れてくれます。
みんながぼくをおふとんにしていたんだとわかると嬉しくなって安心して眠ってしまうくまさんと動物たち。
最後のみんなすやすや眠るページを見る頃には一緒に眠くなってしまいそうなそんな絵本です。 (Pocketさん 40代・ママ 女の子20歳、男の子16歳)
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