|
ひとふで描きでつながった世界を旅しよう!暑い国、氷の国、砂の国……今回、線は世界へ飛びたちます。そこに住むさまざまな生きものたちに会ううちに、それぞれが、かけがえのない命だと気づかされる1冊。
千をたどって世界一周をするので、小さなお子さんというよりは世界地図が見られて世界にいろいろな国があるとわかるような年代のお子さんの方がより深く理解できるように思います。
単にその国を訪ねるのではなくて、豆知識的に動物たちのこともわかるので、絵本を読む時に知識の方に興味がいくお子さんはこういう本が好きかもしれません。
これだけ文明が発達してくると経済だけでなく、世界はいろいろとつながっていますし、最後の方では、自分たちも地球に住む一員という思いがしてきそうです。
息子に「この本は一本の線がつながっています」と言うと、表紙のみを見て「こんなのぼくにだって書けるよ」と言ってましたが、表紙だけでなく、全体もつながっていることはわかってくれたのかな?
大勢に読み聞かせというよりは、家族でやりとりを楽しみながら少人数で読みたい本です。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子9歳)
|