その昔、臭くてネバネバしていると関西では嫌われものだったなっとう。関西の学校では、東京から転校してきた子の服になっとうがついていて大騒ぎ。東北の旅館では、朝ごはんになっとうがでてきて関西からきた人は大混乱。しかし近年、大豆となっとう菌の力によって栄養が増し、なっとうが体に良いということが明らかになると、関西のお母さんもなっとうを食卓にのせるようになった。食わず嫌いの家族は、ひと口食べてその美味しさにひかれていった……。お話を通してなっとうの魅力を紹介した知識絵本。
体に良い発酵食品として古くから親しまれているなっとうは、栄養豊富で、健康にも良く、さらには庶民の味方のお手ごろ価格。また今では、さまざまな料理にも使われるなっとうのすばらしさと、驚くべきパワーを紹介しています。
<なっとうまめちしき>では、「なっとうの起源」「食べ方いろいろ」「大豆食品」など、子どもの「食育」に役立つ情報が満載!
言われてみれば、私が子どもだったころ、「関西の人はあまり納豆を食べない」という話を聞いたことがありました。娘も息子も関東圏にしか住んだことがないため、このお話に書かれた内容は想像すらしたことがなかったそうで、興味深そうにお話を聞いてくれました。これを機に、我が家の子どもたちにも納豆をしっかりと食べてもらいたいと思います。 (さくらっこママさん 40代・ママ 女の子8歳、男の子6歳)
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